地域で「ポイ活」 西東京・小平・東久留米・東村山・清瀬でできる簡単ポイント集め

(記事の一部でプロモーションを含みます)

カードやアプリなどを介してポイントを集める「ポイ活」が盛んだが、地域にもさまざまなポイント事業があるのをご存知だろうか?

「タウン通信」がメインエリアとする西東京市・小平市・東久留米市・東村山市・清瀬市の北多摩5市でできるお得なポイントを探ってみた。

簡単に導入できるものも多いので、ぜひ上手なポイント集めに生かしてみてほしい。

まずは持っておきたい「東京ポイント」

東京都民なら、まずは持っておきたいのが「東京ポイント」だ。

行政サービスにアクセスしやすいアプリで、実は東京都民以外でも利用はできるのだが、やはり都民にとっては利便性が高い。

東京都が行う「キャンペーン」があり、そこに参加することでポイントを貯められる。例えば、2025年8月のイベントでは、イオンモール東久留米でパラスポーツを体験するだけで200ポイントをゲットできた(8月14日・15日に開催済み)。

そのほか、8月時点で、下記のようなキャンペーンがリストアップされている。

  • 9/1開催の「観光産業の魅力発見フェアTOKYO2025」に参加し、アンケートに回答(200ポイント)
  • シニア健康スポーツフェスティバルに参加(200ポイント)
  • 東京消防庁災害時支援ボランティアに登録し、活動に参加(500ポイント)
  • 自転車安全学習アプリ「輪トレ」のオンライン視聴、合格証を取得(100ポイント)
  • 高齢者向けスマートフォン教室への参加(500ポイント)

東京ポイントは2025年2月に登場したばかりで、今後、キャンペーンはより充実していくものと予想される。体験やアンケートへの回答でポイントが貯まるのは魅力的だ。

なお、2025年秋には、マイナンバーカードとの連携で本人確認機能が実装される予定で、その際には7000ポイントの獲得チャンスがあるとのこと。詳細は、この秋に発表される予定だ。

東京ポイントは東京都によるポイント事業だが、入手したポイントは、しっかり買い物などで使用できる。

今後、使用できるサービスを拡大していく予定とのことだが、現状では「au PAY残高」「dポイント」、自治体施設で使えるチケットとの交換、が可能。

なお、東京ポイントはスマートフォンでの利用を前提としている。

いずれにせよ、この秋のマイナンバーカード連携による7000ポイント獲得チャンスは、東京ポイント導入を真剣に考えるタイミングだろう。

持っておくのに費用は掛からないので、スマホの片隅にアプリを導入しておいて損はない。

なお、東京都はほかにも多種のポイント事業を実施している。下記でご紹介するので、ぜひ記事の最後まで目を通してみて。

東京ポイントの詳細は、下記の公式サイトご参照を。

東京都公式アプリ 東京アプリ(東京ポイント)

エリア唯一のデジタル地域ポイント「アインPay」

いわゆる「ポイント」としてなじみのある「電子決済システム」。それを自治体レベルで導入しているのが、東村山市だ。

東村山市では2023年12月にデジタル地域ポイント「アインPay」をスタートしている。PayPayなどと同様に、1ポイント=1円として決済に利用できるサービスで、東村山市内の加盟店で利用できる。スーパーマーケットやセブンイレブンなども含み、現在、500店以上で使える。

チャージするたびに常に1%分のポイントを付与してもらえるのがうれしい。さらに、期間限定で、ポイント付与のキャンペーンも実施されている。例えば、6月の菖蒲まつりの期間中に近くの商店街「野口町新和会」でアインPayにて買い物・飲食をすると、500円ごとに50ポイントが付与される企画などがあった。

アインPayは東村山市民以外でも導入・利用ができるので、東村山市の店舗を利用する機会がある人は、アプリを入手しておくと便利だ。

なお、アインPayは前述の東京ポイント同様に行政サービスとの連携に利用されており、助成金をポイントで付与するような取り組みも行われている(行政ポイント)。

一例として現在(2025年8月時点)では、家庭で使用している電力を再生可能エネルギー電力に切り替えた場合、アインPayを介してポイント2万円分が付与されている(2026年2月13日の申請分まで。予算上限に達した時点で終了=詳細記事はこちら)。

 ➡東村山市の地域ポイントで、再エネ加速 東京ガスが市と連携

今後さらにアインPayを活用したキャンペーンや助成事業が加速しそうなので、東村山市民なら、「ポイ活」に欠かせないアプリといえそうだ。

 ➡東村山市「アインPay」

誰でも楽に小遣い稼ぎができるアンケートモニター

より確実に、簡単にポイントを集めていきたいなら、アンケートモニターになるのがオススメ。空いた時間にアンケートに答えるだけで一定のポイントが入手でき、Amazonギフト券などや現金に交換できる。毎日の習慣にしてしまえば、苦もなく、コツコツと小遣いを増やしていける。

長らく西東京市に本社があり(現在は千代田区)、今も、同市や東久留米市に事業所がある東証プライム上場企業「インテージ」では、「キューモニター」というモニター会員システムを運営している。

マーケティングリサーチ会社としてアジアでナンバーワンの実績を誇る同社では、より精度の高い情報収集・分析を行うため、全国に150万人以上のモニター会員を確保しており、今もなお、会員を募集し続けている。

会員になると、アンケートが送付されてくるのでそれに回答していくと、ポイントが付与される。ポイント数は、アンケートの内容等によって2ポイント程度から数百ポイントまでさまざま。1ポイント=1円相当で、Amazon、nanaco(ナナコ)、dポイント、Gポイントなどに交換できる。

簡単に登録できるので、まずは試してみると良いだろう。もちろん会員登録は無料だ。

アンケートはスマホからも簡単に答えられるので、会員になれば、空いた時間でかなり有効なポイ活ができそうだ。

 ➡業界国内最大手】アンケートモニター募集



清瀬で活動する人にオススメの「ニンニンポイント」

上記で東村山市のアインPayを紹介したが、行政ポイントの部分に特化したアプリを清瀬市が実施している。「ニンニンポイント」だ。

サービス内容としては最初に紹介した東京ポイントに類似している。現金をチャージすることはできないが、市が行うキャンペーンでクーポンなどを獲得でき、市内の登録店舗で決済に利用できる。直近では、清瀬ひまわりフェスティバル期間中に利用できるクーポンの配信や、「20歳のつどい」にあわせて二十歳の市民にクーポンを配るなどしている。

また、アプリを活用してのスタンプラリーの実施や、歩数計と連動したクーポン配信なども行ってきている。今年(2025年)9月からもウォーキングのスタンプラリーを実施予定で、スタンプラリー・毎日の目標歩数達成・イベント終了後にアンケート回答の全てを達成すると、最大で1205ポイントを獲得できる。市内加盟店で1205円分の買い物(飲食)ができるので、この機会にご参加を。来年2月28日までの開催予定だが、予算上限に達した場合は早期終了となる。

なお、ニンニンポイントのアプリは、子育て世帯への「きよせ・チルドレンファーストチケット」(2025年度は児童1人につき1万円分付与)の申請元・配信先にもなっているので、清瀬市で子育てする保護者には必須アプリともいえる。

蛇足ながら、「ニンニンポイント」の名称は、収穫量が都内一となるニンジンにちなんだもので、もともと清瀬商工会のキャラクターだった「ニンニンくんⓇ」が2010年から市のマスコットキャラクターに採用されている。

 ➡清瀬ニンニンポイント

ニンニンポイントのイメージ(清瀬市ホームページより抜粋)

東京都の多彩なポイント事業 交通・エコ・木材利用等

東京都では、前述の東京ポイントのほか、さまざまなポイント事業を実施している。

まず着目したいのは、都営交通を利用するたびにポイントが貯まる「ToKoPo」。記名式のPASMOにポイントが貯まるもので、もちろんPASMOを介して買い物にも利用できる。大江戸線などの都営地下鉄、都営バスなど1回の利用ごとに2ポイントが付与(平日は1乗車ごと。土日・祝日は1日ごと。乗り継ぎには1日10ポイントのサービスポイントあり)。

もちろん、入会費・年会費など無料。都営の交通機関をよく使う人なら、登録しておきたいポイントサービスだ。

 ➡都営交通のポイントサービス「ToKoPo」

冷蔵庫、エアコン、給湯器、LED照明を「省エネタイプ」に交換する予定なら、「東京ゼロエミポイント」が見逃せない。

省エネ製品の普及のため東京都が独自に行うポイント制度で、都民が対象。製品の種類やサイズによりポイント付与分は異なるが、例えば、省エネ基準達成率105%以上の大型冷蔵庫(501L以上)なら、8万円分ものポイントを受け取れる。

ポイントとはいうが、実質は購入時に値引きという形が取られる。このポイントは販売店が事務局に申請する仕組みで、購入者にはポイントを受けるための手間はない(身分証明書の提示などは必要)。

通常買い換えなら2027年3月末まで、新規購入なら2026年3月末までの購入分が対象(予算が上限に達した場合、早期に終了となる)。

一つ注意したいのは、対象となる店舗が決まっていること。このポイントを利用(獲得)したいなら、購入前に該当店舗かどうかのチェックをお忘れなく。購入後にポイントの存在に気づいても後の祭りだ。付与されるポイント数などについては、公式ページご参照を。

 ➡東京ゼロエミポイント

東京都のポイント事業では、変わり種も幾つかある。2025年8月時点では完売となっているが、離島で使える「しまぽ通貨」なるものも。

 ➡電子しまぽ

また、住宅の新築・リフォームに多摩産の木材を使用した場合、東京の農林水産物や伝統工芸品などと交換できるポイント付与「木材利用ポイント事業」といったものもある。すぐに飛びついて利用できるポイント事業ではないが、地域資源をPRするうえでもユニークな取り組みだ。

 ➡木材利用ポイント事業

さらに、「ポイ活」という観点からは少しそれるが、東京都および各市区町村では、妊婦や出産家庭へのギフトをポイントという形で贈っている。妊娠・子どもの年齢等によりさまざまな支援金が用意されており、例えば出産すぐの「赤ちゃんファーストギフト」では10万円相当のポイントになるので、これらは申請を絶対にお忘れなく。

 ➡東京都出産・子育て応援事業 ~赤ちゃんファースト~

二重にうれしい、健康づくりでポイント獲得

ニンニンポイントの紹介で、スタンプラリーや歩数計との連動について触れたが、健康づくりと連動したポイント事業は、複数の自治体で実施されている。費用も掛からず、健康になり、ポイントでお得な思いもできるなら、二重、三重にうれしい企画だ。

東久留米市が導入しているのは、健康づくり応援アプリ「るるめナビ」。東久留米市内のウォーキングコースのほか、地場産野菜直売所、公園、イベント情報、医療機関マップ、オンデマンド交通(くるぶー)の乗降所などが紹介されるアプリで、1日の歩数計によってポイントが獲得できる仕組みになっている。1000~2999歩なら2ポイント、8000歩以上なら15ポイントといった具合で、500ポイントを一口として、年2回開催のアプリ上の抽選会に参加ができる。当たれば、東久留米市の特産品などがもらえる。

3000~4999歩で6ポイントもらえるので、これを2日に1回こなし、半年続ければ500ポイントを超えられる計算。スマホを持ち歩くだけなので、通勤・通学などで歩く時間の多い人にもオススメだ。

なお、アプリは誰でも入手できるが、抽選会に応募できるのは東久留米市在住者のみなのでご注意を。

 ➡東久留米健康づくり応援アプリ「るるめナビ」

同種のウォーキング企画は西東京市でも実施されている。

こちらは「あるこ」というアプリによるもので、ウォーキングだけではなく、アプリを起動(10ポイント)、体重記録(10ポイント)、エクササイズ動画再生(10ポイント)など、手軽にポイントを獲得できるメニューが用意されている。

こちらも抽選形式で、月1000ポイント以上貯まったら自動的に応募される仕組み。当選者には、AmazonギフトカードやPayPayマネーライト、QUOカードPayのいずれかで、500円分がプレゼントされる。知らないうちに当選していて、後で気づいたけど交換期限を過ぎていた……ということがあり得るので、一度登録した後は、時折チェックをお忘れなく。なお、対象となるのは18歳以上の登録者のみだ。

不定期に「あるチャレ」(あるこでチャレンジ)という企画も実施されており、市内の特産品や協賛品が当たる。

アプリ内では、地域別の歩数ランキングなども表示され、やる気にさせられる。ただし、抽選は毎月1回で、当月の獲得したポイントは月末でリセットされる。

このアプリの取り組みは、2023年に、「第12回健康寿命をのばそう!アワード」スポーツ庁長官賞を受賞している。

 ➡西東京市 健康ポイントアプリ「あるこ」

ポイントを用いた健康促進の取り組みは小平市でも実施されている。

小平市の特徴は、スマホを利用するほかに、活動量計を借りる方法があることで、スマホが苦手という人も取り組みやすい。20歳以上の小平市在住者が対象。

ポイント取得の方法はウォーキング以外にも血圧測定や健診受診などさまざまあるが、4月スタートの年度単位で実施しているので、今(8月)から始めるならかなり一生懸命「ポイ活」する必要がある。最大で1500円分の商品券をプレゼントしてもらえる。東京都と連携しているのも小平市の特徴だ。

 ➡小平市「こだいら健康ポイント事業」

なお、清瀬市でも、9月からウォーキングのスタンプラリーが行われる(上記「ニンニンポイント」のところで既出)。

 ➡きよせWalking Mapデジタルウォーキングラリー

エコへの取り組みでもポイントゲット!

西東京市では、エコの取り組みでポイントを獲得できる「にしとうきょう環境チャレンジ」も実施している。

こちらは12月31日までの期間で、さまざまな活動を通してポイントを獲得していける。省エネ型製品の購入(テレビ、エアコン、冷蔵庫など。40~200ポイント)や緑のカーテンの育成(80ポイント)などややハードルの高い項目もあるが、レジ袋の受取辞退(10ポイント)、ごみ拾い活動(80ポイント)、エコ川柳(40ポイント)、打ち水の実施(80ポイント)など、気軽に取り組める活動も多い。

参加は、西東京市の公式LINEを友だち追加して、「にしとうきょう環境チャレンジ」から参加登録をするだけ。ちなみに、この登録だけで20ポイントもらえる。

期間中に230ポイント以上を貯めると、抽選に申込ができる。

賞品は折りたたみ自転車(520ポイント以上で応募可)、スマートウォッチ(同)、モバイルソーラー充電器(400ポイント)、充電式カイロ(340ポイント)、サーモボトル(同)、コンポストバッグ(280ポイント)、宅配ボックス(同)、市内産野菜の詰め合わせ(260ポイント)、シリコーン容器(230ポイント)などと選択肢豊富。

どんな活動でポイントを獲得できるのか、まずはチェックしてみてほしい。全部で41項目あり、300~400ポイントぐらいなら簡単に集められそうな気もしてくる。

 ➡にしとうきょう環境チャレンジ

介護支援ボランティアでポイント獲得も

最後に、ボランティア活動でポイントが貯まる制度が西東京市、小平市、清瀬市で導入されているので、触れておこう。

「介護予防ボランティアポイント」と呼ばれるもので、全国の多くの自治体で実施されている。やや古いデータだが、2018年時点で全国の34%の自治体で導入されている。現在はもっと増えていることだろう。

このポイントの注意点は、ポイントを獲得できる対象者が高齢である点。西東京市では60歳以上、清瀬市では65歳以上など、高齢者の社会参加が一つの目的となっている(小平市は40歳から対象となる)。

制度もまちまちだが、例えば西東京市の場合は、年間60ポイントを上限として、翌年度に換金ができる(1ポイント=100円換算)。ポイントは、定期的な訪問などの見守り(ささえあい訪問協力員)で見守り先1件につき月1ポイントなど。

元気で地域貢献したいというシニアには、一つの励みとなりそうだ。詳細は各市のホームページご参照を。

 ➡西東京市介護支援ボランティアポイント制度

 ➡きよせ介護サポーター事業

 ➡小平市介護予防ボランティアポイントについて

期間限定のものを含めれば、地域の中で、お得にポイントを獲得できる事業が各分野で折々行われている。こう言っては何だが、上記で紹介したものの大半は税金で実施されている事業。他人が得するのを横目で見ているだけではもったいない。どんどん参加・活用していこう!

【リンク一覧】

東京都公式アプリ 東京アプリ(東京ポイント)

東村山「アインPay」 地域のみんなで共に育む地域通貨アプリ

東村山市の地域ポイントで、再エネ加速 東京ガスが市と連携

【業界国内最大手】アンケートモニター募集



清瀬ニンニンポイント

都営交通のポイントサービス「ToKoPo」

東京ゼロエミポイント

電子しまぽ

木材利用ポイント事業

東京都出産・子育て応援事業 ~赤ちゃんファースト~

東久留米健康づくり応援アプリ「るるめナビ」

西東京市 健康ポイントアプリ「あるこ」

小平市「こだいら健康ポイント事業」

きよせWalking Mapデジタルウォーキングラリー

にしとうきょう環境チャレンジ

西東京市介護支援ボランティアポイント制度

きよせ介護サポーター事業

小平市介護予防ボランティアポイントについて

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