今月40周年を迎える西東京中央総合病院。その医療方針などを種子田斎院長に聞きました。(以下、談)
地域と共に歩んできた病院です
今月27日で、病院開設丸40年を迎えます。
かつて「田無第一病院」と名乗った時期もありましたが、2001年の西東京市発足に合わせ、当院も現在の名称に変更しました。文字通り、地域と歩んできた病院です。
診療科目は、内科・外科・循環器科・神経内科など多岐にわたります。全部で16科です。
地域連携などを進めています
いわゆる「一般型」と呼ばれる、急性期への治療をメーンにした病院ですが、4人に1人が高齢者という超高齢社会のなかで、地域の病院として、医療面からそれを支えていく役割が求められているのを実感しています。実際、少しでも地域の役に立てればと、2000年に「地域医療連携室」を設置し、地域の開業医との連携を深めてきました。
特に、登録いただいた開業医なら当院の設備を利用できるという「開放型病院登録医」の制度や、訪問看護ステーションは、これからますますニーズの高まる在宅介護を視野に入れたとき、病院・福祉の連携やすみ分けという点で重要な機能を持つものと確信しています。
急性期治療の病院として最先端医療も取り入れつつ、地域密着の病院として、機能回復や介護の手助けもしているというのが、今の当院です。
この両輪を大事に、理念である「愛し愛される病院」を目指し続けています。
市民公開講座も開いています
なお、こうした「開かれた病院」の活動の一つとして、定期的に市民公開講座を開いています。
8月20日には、私が講師を務めます。テーマは妊産婦の骨粗しょう症です。
あまり知られていないのですが、妊産婦の中にはカルシウムなどが不足し、骨が弱くなって骨折しがちな方がいます。
整形外科の専門医として、その啓発ができればと思っています。
毎月の講座はどなたでも無料でご参加いただけるものです。ぜひ、お気軽にいらしてください。
◆講座「「知っておいたほうがよい妊産婦骨粗しょう症、乳幼児の発育不全」は、20日午後2時から3時まで同院で。この講座に限り、予約制。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)
詳しくは同院(042・464・1511=総務課)へ。