小平市にある職業能力開発総合大学校が、7月28日(月)から8月29日(金)までの平日(10時~16時)、中学生・高校生を対象に、図書館を一般開放する。
大学の雰囲気を体感できる機会でもあり、同学では「受験勉強や夏休みの自由研究などにぜひご利用を」と呼びかけている。

フリーWi-Fi、多目的学習室も利用可
図書館は2号館の6階・7階にあり、約16万冊の蔵書がある。
工学系の専攻が充実する同学だけあり、特に工学関係や自然科学の専門書が揃っている。その分野に関心がある中高生にとっては、覗いてみるまたとない機会だ。知的好奇心や受験への意欲が掻き立てられることだろう。
図書館では、図書の閲覧はもちろん、自習もできる。Free Wi-Fiなのでインターネットを活用した調べものなども可能だ。ポータブルバッテリーなどがある多目的学習室も利用できる。なお、図書の貸し出しは行わない。
利用には、入館時に生徒証を提示し、申込書に記入するという手続きがある。
開放は平日のみ。午前10時から午後4時まで。加えて、8月12日(火)から15日(金)は休館する。

リーズナブルな学生食堂も
図書館・多目的学習室のほか、学生食堂も利用できる。こちらも、大学の学食を体験する絶好の機会だ。
学食では、日替わりランチ(530円)や日替わり麺(350円)、カツカレー(500円)などが提供されている。

国内唯一の生産技術の学士を授ける職業大
「職業大」の略称で親しまれる職業能力開発総合大学校(PTU)は、「ものづくり分野の職業訓練指導員の養成・研修等を使命」とする省庁大学校。
機械工学、電気工学、電子情報工学、建築工学の4つの専攻があり、所定科目の履修により、卒業と同時に「職業訓練指導員」の免許を取得できる。
また、一般の大学工学部が授ける学士号は「学士(工学)」がほとんどであるのに対し、国内で唯一、「学士(生産技術)」を授与している。
同学は1961年に小平で設立された後、一時期、神奈川県相模原市に拠点を移していたが、2012年の小平キャンパス新設を経て、2015年には全機能を小平に集約している。地域のイベントへの参加なども積極的で、小平市にある大学でつくる「小平市大学連携協議会」(こだいらブルーベリーリーグ)にも所属している。
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