戦後80年に合わせ「平和映画祭」 西東京市で「ひめゆり」「母と暮せば」を無料上映

例年、秋に開かれている「西東京市民映画祭」。今年はその一部が「平和映画祭」となる。

戦後80年にちなんだ特別企画で、西東京市との共催により、鑑賞料が無料に。上映作品は「ひめゆり」と「母と暮せば」の2作だ。

映画祭のポスター

9月14日と15日に、保谷こもれびホールで

「平和映画祭」開催は9月14日㈰と15日㈪㈷。

14日は、沖縄戦で看護活動に従事した「ひめゆり学徒隊」の生存者の証言を集めたドキュメンタリー「ひめゆり」を上映。柴田昌平監督のトークショーもある。また、西東京市が広島に派遣する「平和大使事業」の中高生の参加者による報告会も行われる。

15日は山田洋次監督作品「母と暮せば」を上映。井上ひさしの戯曲「父と暮せば」の対になる物語を、吉永小百合、二宮和也のW主演で映画化。

さらに、同市の戦跡などを追ったドキュメンタリー「忘れてはいけない記憶―西東京市にもあった戦争・アニメ原爆の記」の上映もある。旧田無市の初代市長・指田吾一さんの軍医時代の体験をアニメ化した作品。さらに、大須賀ひでき「平和祈念コンサート」も。

両日とも鑑賞無料。

実行委員会の山本恵司さんは「山田監督はじめ、市民映画祭で多くの映画監督にご登場いただいてきたが、皆口をそろえて『平和のために映画を撮っている』とおっしゃっていた。ぜひ多くの市民に映画会にご来場いただきたいです」と話す。

ひめゆりの塔

9月13日は「雪の花」上映 小泉堯史監督トークショーも

なお、前日の13日㈯にも映画上映がある。作品は吉村昭原作の「雪の花―ともに在りて」。江戸時代末期に実在した、疫病から人々を救おうと奮闘する町医者を描いた作品で、主演は松坂桃李。小泉堯史監督のトークショーもある。

こちらは有料で、1000円(前売り800円)、65歳以上900円(同800円)、高校生以下800円(同600円)。

いずれも会場は西東京市保谷こもれびホール。

平和映画祭は無料だが、入場整理券が必要。事前申込を。

有料チケットは同ホールなどで販売。詳細は同ホールのホームページ参照を。

無料の入場整理券のみ下のフォームから入手可能。

https://req.qubo.jp/m19501227/form/sg3C0equ

【リンク】

西東京市民映画祭2025

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