水木しげるの戦争体験を描いたプラネタリウム番組――多摩六都科学館で戦後80年特別プログラム

ラバウルに出征し、爆撃で左腕を失ったことが広く知られる漫画家・水木しげるさんの戦争体験を再現するオリジナルのプラネタリウム作品「水木サンのみた暗闇――ぬりかべに遭った夜―」が、多摩六都科学館で投影される。

イラストや手記を投影 語りは人気声優の古川登志夫さん

代表作「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの水木さんは、ニューブリテン島のラバウルで過ごした過酷な戦争の日々を多数の作品で残している。

戦後80年となる今年、株式会社水木プロダクションの協力のもと、水木さんの作品から絵や言葉を抽出・再構成し、その戦争体験を再現するプラネタリウム番組を制作した。

プラネタリウムならではの完全な暗闇と、1億4000万個の星を映し出す光学式プラネタリウム投影機、ドーム各所に設置するスピーカーによる6chサラウンド音響により、特別な没入感がある作品となっている。

作中では、水木さんが見たであろうニューブリテン島の星空や、水木さんのイラスト、手記などをプラネタリウムドームに投影する。語りは、人気声優の古川登志夫さんが担当している。

なお、作品では、暗闇や大きな音、戦闘の様子などの演出があるため、小学4年生以上で、趣旨を理解したうえでの鑑賞を推奨している(3歳以下入場不可)。

投影は7月26日㈯、8月6日㈬~9日㈯と、11月16日㈰・22日㈯・24日㈪㈷の全8回。いずれも午後5時20分から約60分。

料金2200円。

チケットは下記から。

https://teket.jp/13401/52217

詳細は同館(☎042・469・6100、https://www.tamarokuto.or.jp/)へ。

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