ケーブルテレビ放送などを行う株式会社ジェイコム東京の従業員・下山響子さんに対し、4月14日、振り込め詐欺被害を未然に防ぐ貢献をしたとして、小平警察署から感謝状が贈られた。

事件があったのは1月28日のこと。下山さんは当日は休みだったが、小平市内のATMで携帯電話で会話しながら操作している住民を目撃し、違和感を持った。そこで声を掛け、まずは通話を中断させた。そのうえで、一緒に警察署まで出向いた。
こうした一連の行動が詐欺防止に役立ったとして、今回の感謝状贈呈となった。
同社では一昨年から「警視庁特殊詐欺被害防止アドバイザー」を受嘱している。また、番組や営業活動を通して、特殊詐欺被害防止を呼びかけている。今年3月には、警視庁と「ストップ!詐欺」運動に賛同、取り組むことを宣言した。
小平市では還付金詐欺の被害が多発
なお、同署によると、小平市は還付金詐欺の被害が多い特徴があるという。
また、国際電話を使ったアポ電が多数掛かっているため、国際電話の利用停止などの対策を取っているという。
今回、貢献のあった下山さんは「地域の皆さまの大切な暮らしの一部を守ることができ光栄。今後も安心安全な街づくりに貢献する一員でありたい」とコメントしている。
【リンク】