多摩北部を活動拠点にインクルーシブ(共生社会)実現に取り組む一般社団法人にじメディアが、「障害者・保護者ら」と、「障害者の雇用を考えている企業や福祉作業所」や「障害者の学び・遊び・表現の活動をしている団体」などとをつなげるプラットフォームを作りたいと、クラウドファンディングでの支援を求めている。
100万円を目標金額に実施するもので、プラットフォーム構築にかかる設備や、プラットフォームを広めるためのイベント開催費用に充てたいという。

➡READY FOR【にじメディア】障害のある方の多様な人生を一緒に作っていきたい!
障害者が地域で知人を増やせるプラットフォームを
「にじメディア」はその名の通り、インクルーシブをテーマに活動するメディアで、知的障害者や自閉症の人たちが出演するショートムービーやドキュメンタリーなどを制作してきている。また、トーク番組やイベントなどを通し、障害者と市民との交流の場を作ってきている。
これまでは2020年から任意団体として活動したが、今年2025年に一般社団法人となり、さらに活動を加速させていく計画でいる。拠点とする東京・北多摩エリアのほか、関東に偏りがちだった取り組みも、今後は全国規模に発展させることを視野に入れている。
障害者と市民の出会いの場となるプラットフォーム作りはその活動の根幹となるもので、これまでの映像を通したインクルーシブへの道筋づくりから、さらに一歩踏み出し、顔の見える関係づくりに取り組んでいく。代表の齋藤一男さんは「障害のある人たちが地域のさまざまな場で活動し、知人を増やしていける環境を整えることで、より包容力のある成熟した社会づくりにつながると思います」とプロジェクトの意義を話す。
そのための具体的な展開としては、
- 主に知的・発達の障害がある人たちがアートや音楽、ダンスなどを自由に表現できる場を提供していく
- 障害者雇用を検討している企業や福祉事業所などに「にじメディアスポンサー」となってもらい、その広報を「にじメディア」が行っていく
というものを計画している。

➡READY FOR【にじメディア】障害のある方の多様な人生を一緒に作っていきたい!
全国展開も視野に、まずは北多摩でイベントを企画
この実現には「にじメディア」の認知度向上も求められることから、「にじメディア」では、まずは北多摩エリアで、これまでの作品の上映や出演者らの一芸披露などを行うイベントを開く意向でいる。来年3月に実施の予定。
こうした活動のために費用が必要となっており、今回のクラウドファンディングで目標とする100万円を、▼イベント運営費、▼にじメディアホームページ・リニューアル費、▼にじメディア映像機材費、などに充てたいという。
さらに、目標金額を超えることができた場合は、スタッフの募集も行いたいとしている。
なお、クラウドファンディングは「All-or-Nothing方式」で、目標額に達しなかった場合は1円も受け取れない。支援金の募集は9月30日(火)まで。
支援金は3,000円からで、以降、5,000円、1万円、2万円、3万円、5万円、10万円、15万円となっている。
3,000円の場合の返礼品は、特典メールおよびニュースレター。1万円の場合はTシャツ、エコバッグ等を予定するオリジナルグッズと「にじメディア」映像全作品の視聴権利など。
さらに、2万円の場合は齋藤さんのトークショー、3万円の場合は映画上映会、などと用意されている。
詳細・支援はクラウドファンディング専門サイト「READY FOR」の該当ページへ。
◎【にじメディア】障害のある方の多様な人生を一緒に作っていきたい!
【リンク】