(編集部注 この記事では業者を紹介します)
「小学生で因数分解が解ける子を育てたい」
学力をつける習い事として人気の「公文式」。
「計算力などの基礎学力をつけさせたい」と子どもを通わせる保護者が多いが、実は公文式の学習目標は「できるだけ早い時期に、『自学自習で高校教材』を学習すること」。基礎学力に留まらず、長く通うことが理想的だ。
そこで紹介したいのが、東久留米市にある「公文式 下里教室」。
「この教室からも、小学生で因数分解が解ける子を育ていたいですね」
と代表の新開智子さんが話す同教室では、長く通えるための工夫がさまざまに凝らされている。

「ちょうど」の進み方を最重視
工夫の第一点は、宿題の量だ。
公文式というと「たくさん宿題が出る」「毎日勉強させられる」というイメージを持つ人もいるが、同教室では、無理な量の宿題は出さないようにしている。
「もちろん、できる子にはジャンジャン出します。でも、できない子には無理をさせません。勉強が嫌いになるくらいなら、週に2回ここに通って勉強をする時間を持ち続けるほうがいい。それに、ある段階からは、宿題をたくさんやったからといって、進みが早くなるわけでもないのです」
と新開さん。
その説明によると、例えば、単純な加減乗法の計算などはたくさんの量をこなし、何度も反復練習することが有効だが、考えて問題を解くレベルになってくると、一定の量をこなせば着実に定着するという。例えばグラフを描くような問題を、時間をかけて何十問も解く必要はないとのことだ。
もともと公文式は、一人ひとりの「ちょうど」の進み方を重視しており、「学年」に縛られない。進みが早い子は1年生でも3年や4年生の勉強をするし、ゆっくりなら、学校の勉強を後追いするペースでも気にすることはない。「公文式下里教室」はその理念に忠実に、早く進むための勉強ではなく、しっかり理解しながら教材をレベルアップしていく指導を行っている。

回答のプロセスが大事
「ちょうど」の進み方を見極めるために、特に大事にしているのが回答のプロセスだ。
典型的なのが初歩の英単語。音声を読み上げる専用の「E-Pencil」を使って1ページ目から順に(仮に)10ページ目まで英単語を読み上げていくのだが、子どもによっては、間のページを飛ばして、最初と最後のページだけを読んで、やった気分になっているケースも。
そこで、きちんと暗唱させ、定着度をチェックしていくことが重要になる。
「特に注意しているのは、国語の読解問題です。要領の良い子だと、本文を読まずに、問題文から文字探しで答えを出してしまいます。問題が簡単なうちは、それでもすいすい進めてしまう。
でも、簡単な問題のうちから、しっかり本文を読んでいく子は、それを次々に続けていくうちに、驚くほどの読解力を身に付けていきます。そして、読解力のある子は、ほかの科目でも着実に成績を伸ばしていきます。
とにかく、簡単な問題のうちから、面倒がらずに丁寧に1ページ1ページ進めていくことが大事です。日々の教室では、その積み重ねをしっかりやれているかどうかを、注意して見るように心がけています」

タブレット学習で、在宅での「公文教室」を実現
さらに同教室では、タブレット端末を用いた学習(KUMON CONNECT=くもんコネクト)も導入している。
回答結果だけでなく、解き方のプロセスまでオンラインで確認できる学習システムで、採点も即座にできる。
ちなみに、新開さんは元SE(システム・エンジニア)。パソコン操作が得意なため、ZOOMでのオンライン学習も使い、在宅での「公文式教室」を実現している。LINE、電話を使っての在宅学習も可能だ。

中学生・高校生も
このような「公文式 下里教室」には長く通う子が多く、中学生、高校生の姿も見える。
「高校2年生まで通っていた子は、英語の長文なら、英字新聞レベルをすらすら読んでいました。毎日こつこつ続けて高校生にまでなれば、そのくらいの学力は身に付きます。
公文式は受験のための勉強ではないので、どうしても受験期に子どもたちは離れてしまうのですが、この教室では、一定数が受験後に戻ってきてくれます。そしてまたこつこつと、まるで趣味のようにして、自分の勉強を進めていきます。公文式は『自分で学ぶ』という学習システムなので、学習自体が楽しくなるのです。
私自身、公文式は年少者の基礎学力のための学習法というイメージを払しょくしたいと思っています。『小学生から長く通える教室』がモットーです」
と新開さん。

科目の月額料金と無料体験 入会金はなし
国語・数学・英語の科目学習においては、公文式の料金設定は一律。東京都の場合は一教科あたり月額で、
- 幼児・小学生:7,700円
- 中学生:8,800円
- 高校生以上:9,900円
となっている(教材費込・税込)。
入会金なし。英語を学習する場合のみ、専用リスニング機器の「E-Pencil」6,600円を購入する必要がある。
無料学習体験ができるので、気軽に下記からご予約を。
書写教室も開講 毛筆・えんぴつ・ペン習字
なお、同教室では、書写教室も開いている。
毛筆・かきかた(えんぴつ)・ペン習字の3つのコースがあり、子どもの間で人気なのは毛筆。いわゆる習字だ。
自身、年少児から中学生まで毛筆を習っていたという新開さんは、さらに「公文書写」の講師養成の講座に1年通い、指導のスキルを培った。
書写も、公文式の学習と同じで、簡単なレベルから始まり、反復練習を繰り返しながら少しずつ無理なくレベルアップしていく。長く続ける人が多いそうで、他の教室の事例ながら、40年以上通っている人もいるという。
「普段の学習指導のときから、数学でも文字・数字の書き方を丁寧に指導しています。書写は、文字への関心を高め、自ら字を丁寧に書くようになるので、お薦めです。文字は一生書き続けるものなので、一度は習ってみてほしいです」
書写コースは、小学生以下の場合、一コースあたり月額3,630円(中学生以上は4840円)。
毛筆とペン習字など2コースの場合の月額は、小学生以下5,445円、中学生以上7,260円。

[公文式 下里教室]
TEL:050-1869-6467
メール
KUMON下里教室 メールフォーム
東久留米市下里3-11-19 ホワイトシャトレー101号室