独自の振動療法で痛み・不調を改善する 外反母趾や関節痛、骨格矯正、小顔も

体を本来あるべき姿に戻す――。

そう聞くと、「よくある治療文句だな」「なんだか胡散臭い」と思うだろうか。

治療器具まで独自に開発し、完全オリジナルの治療法を用いている田無駅そば「印田整骨院」には、リアルな口コミ(人づての紹介)で、その治療術を頼る人が遠方からも来院している。新幹線や飛行機に乗って来る人も少なくないという。

独自の振動療法を行う印田隆一さん=西東京市田無町の印田整骨院で

振動で体のアンバランスを調整する

では、そこまで信頼されている治療法「振動療法」とはどのようなものなのだろうか?

「体で最も重要なのは骨格です。骨格があり、肉がつき、内臓が収まっている。つまり、骨格が歪んでしまうと、筋肉や靭帯もアンバランスとなり、内臓にも悪影響が生じかねないのです。ですから、その根本となる骨格を本来の姿に戻していこうというのが私の考え。そして、骨格の歪みを矯正するために、『振動』を活用しているのです」

と話すのは、同院院長の印田隆一さん。

具体的な治療としては、印田さん自身が開発した波動療法器で、骨にコンコンと振動を与えていく。軽い力で振動も小さいので、痛みを感じることはほとんどない。振動を与える際に、同時にツボも活用するため、むしろ心地よく感じる人も少なくないだろう。このようにして振動を与えることで、骨格は本来あるべき姿に自然と矯正されていくという。

「例えは良くないかもしれませんが、地球における地震と同じです。地震はプレートとプレートの重なりが、ある一定のところでズレて、力を解放するという現象です。骨格も似たようなもので、左右非対称な姿勢を継続していると、関節に不自然なズレが生じてします。そこに人為的に振動を加えることで、無理なく少しずつ、そのズレを解消していくのです」

印田さん自身が開発し、特許も取得している波動療法器

土台となる「かかと」から頭蓋骨へと順に施術

そのような考え方から、印田さんは、骨格の中でもとりわけ「足」――中でも「かかと」に着目をしている。人体を支えているのは、地面と設置するかかとであるため、「まずはかかとを矯正することが重要」と指摘する。最初にかかとに振動を与え、それから、足首のズレの矯正、スネから膝関節、恥骨、腰骨、背骨、首、頭蓋骨へと、骨格矯正の施術をする。この順番が逆では、何度施術しても根本治療にはならない、と主張する。

「それぞれの治療家の考え方がありますが、『肩こりがひどい』という症状に対して肩をもみほぐしても、それは対処療法でしかないと私は思います。患部を揉めば、血流が良くなるのだから一時的な鎮痛が得られるのは当然のこと。『こり』そのものを取ろうとするなら、やはり、歪みの根源となっている骨格を矯正するしかない。そして、その骨格を矯正するには、患部だけをやっても意味がない。ほかの場所で、新たな歪みを生んでしまうのですから。一見遠回りのようでも、やはり、人体を支える『足』から施術しないといけないのです」

波動療法器の「特許証」

取材時の体験から――副産物の「小顔」に驚き

実は取材に当たって振動療法を実際に受けたのだが、まず驚いたのは、足の指先が施術によって緩んだことだった。

仰向きに寝かされた記者の足を最初に診た印田さんは、「足の指が反り返っているね。本来の形は、指先がすっと地面を掴んでいるものだよ」と指摘。すぐさま、コツコツとかかとを振動器で叩き、足首や足の甲にも力を加えた。その間、わずか5分程度。

「どうかな?」

との印田さんの言葉で足を伸ばしてみると、確かに足の指先が自然な形で緩み、反り返りがなくなっていた。

「腰の骨が、少し出ているね」

さらに体全体を診てくれた印田さんは、特に腰骨に着目。「ここがズレている」と部位を指摘し、今度はうつ伏せにして、背骨や首まで施術してくれた。

最後は、座った状態で、首や頭蓋骨も施術。約30分の――特に深刻な痛みがあるわけではないので、あくまで体験の施術だったが、終わったときには、体が軽くなり、頭の芯がすっきりとしているのを感じた。

驚いたのは、周囲にいたスタッフの反応。

「あれ、小顔になってますよ、本当に」

自分では分からなかったが、骨格が矯正されることで小顔効果があるのだという。蛇足ながら、印田さんのご長女はダンサーで、公演前などには小顔を求めて施術していくそうだ。

骨に波動を送り込む施術

「外反母趾」治療がきっかけ

印田さんが、この治療法に行きついたのは、20年ほど前のこと。拓殖大学特設柔道整復科を卒業し、柔道整復師として父が経営していた整骨院を継いだ印田さんだったが、あるとき患者から外反母趾の相談を受け、骨格自体が変わってしまう症状の治療に思い悩んだ。手術をせずに改善する方法がないか――その考えを突き詰めた結果、導き出されたのが振動療法だったという。

以来、療法を進化させ、独自に開発した波動療法器で特許取得をするなどしてきた。

その治療で外反母趾が改善したという女性からは、以下のような手紙も届いている(院内で紹介されている)。

「まるで靴の修理でもするように足裏をトントン、カチカチします。これで効果があるのか? と思いましたが、痛くないので通うことにして数回。あるとき気が付きました。『足のむくみがなくなっている! 毎日マッサージが必要だったのに。そして、第2指に乗っていた親指が並んでいるようになり、歩いても痛みがない!』。同時進行で背骨の曲がりも治療してもらい、8割方、正しい位置に戻りました。あまり人には教えたくない医院です。混むと大変だから」(清瀬市在住の主婦)

なお、印田さん自身は中医師、日本スポーツドクターズ協会認定医、中国衛生部認定気功医、医学博士などで、波動療法においては、ドクター・中松(中松義郎)さんの主宰で知られる「世界天才会議」で受賞もしている。

世界天才会議からの賞状

隣接する「整体院」と間違えないように

多くの症状に効果が期待できる治療法だが、特に、外反母趾、側彎症、関節痛、肩こり・腰痛などでお悩みなら相談してみると良いだろう。患者の中にはパーキンソン病の症状が止まったという人もいるそうだが、これは医学的には真偽が判然としないので、あくまで伝聞として記載しておく。

印田整骨院はリヴィン田無店すぐで、国指定文化財の「下田家住宅主屋」前のマンションの一室にあるが、隣接して親族が経営する「印田整体院」があるので、間違えないようにご注意を。

初診料は自費診療のみで、外反母趾は8,000円、その他の症状は6,000円。

予約制。下記からご予約を。

[印田整骨院]

TEL:050-1869-6464

住所:西東京市田無町2-12-10 グレイス本町101号室

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