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【文化の日・特別対談】 こもれびホール×アースデイネット 文化の力で世界は変わる コロナ禍で踏み出すSDGs

2021-11-02

持続可能な社会のために文化の力が必要だ――「文化の日」に合わせ、本紙では、文化を切り口に環境問題やSDGsに取り組む地元の2者の対談を行った。

多くの環境団体が参加する「アースデイネット連絡協議会」からは代表の川地素睿さんと事務局長の田中敏久さん、西東京市の文化ホール「保谷こもれびホール」からは事業担当の芦田文さんにご参加いただき、「文化を通して地球や自然の素晴らしさを実感し、他者とつながれる」などと語り合った。 (以下、敬称略)

左からアースデイネット連絡協議会事務局長の田中敏久さん、同代表の川地素睿さん、保谷こもれびホール事業担当の芦田文さん

コロナ禍で意識が大きく変わった

川地「アースデイネットは、音楽や紙芝居、動画の配信など文化の力を活かして、コロナ禍でもつながりを持ち続けようと活動しています。

発足のきっかけは、この地域で約30年続いた市民主導のアースデイイベント(※1)がコロナ禍で中止になったこと。

そんな私たちの活動に芦田さんが関心を寄せてくださり、保谷こもれびホールとのつながりができました」

芦田「私自身、コロナ禍がきっかけで意識が大きく変わりました。人間社会と関係なく咲き誇る花々を見て、環境やSDGsへの関心が高まりました。

自然を、動物を、そして自分や周りの人を大切にして、心豊かな日々を過ごせるように願いを込めたコンサートを企画しました。東京交響楽団の弦楽四重奏団の演奏と、ナビゲーター・飯田有抄さんのお話をお楽しみいただける『クリスマスコンサート』を12月19日に開きます。(※イベントは終了している)

その舞台は、流通に出回らなかったお花(ロスフラワー)で飾ります。また、環境に優しいレシピの紹介や、アースデイネットの皆さまによるSDGsの展示コーナーを設けます。

このように環境をテーマにしたコンサートですが、『環境問題』と難しくせず、楽しい音楽を聴きながら自然環境について感じてもらえたらと考えています。ぜひ、感じたことを持ち帰っていただきたいです」

芦田文さん

身近なところで続けることが大事

田中「『持ち帰る』というのは、とても有意義なコンセプトですね。身近なところで続ける、というのが大事ですから。

実はアースデイネットでは、今年夏の『情報紙』で『おうちSDGs』という提案をしました。例えば、庭やプランターで植物を育てて、そこに来る生き物を観察しよう、といった身近にできる提案です。

やってみると、小さなプランターでの栽培でも、ちゃんと実がなり、花が咲き、虫が来るなど、発見・感動があるのですね。

私たちは今、谷戸町にある商業施設『フレスポひばりが丘』の屋上をお借りして子どもたちと野菜を育てているのですが、作業を嫌がる子なんていません。みんな楽しそうに植物の世話をしています。
そうやって実際に生き物の世話をし、その命を感じることが大切なのだと思います」

田中敏久さん

自然を賛美する芸術作品は多い SDGsの精神は昔からあった

川地「今回のコンサートですが、曲目もいいですね。ヴィヴァルディの『四季』(冬)やハイドンの『弦楽四重奏曲《ひばり》』など自然に関するものです」

芦田「お子さまからご年配の方まで楽しめるように、自然がテーマの親しみやすい曲を集めました」

川地「音楽でも絵画でも、古典といわれるものは自然を賛美しているものが多いですよね。改めて考えると、SDGsは別に今始まったことではなくて、同じ精神で昔から人々の活動はあったのだと思います」

川地素睿さん

パートナーシップを大事に

田中「私は学校教員だった頃から、『環境問題教育が環境教育の全てではない』と言っていました。公害などの環境の問題を取り上げがちなのですが、問題から入るとネガティブに捉えてしまう。そうではなく、自然や地球の生態系の素晴らしさ、命の尊さを実感し、それを守るために環境の問題に向き合うのがあるべき姿と思います。

そうするときに、文化の持つ力は絶大です。私たちはジョン・レノンの『イマジン』に独自の詞を付けたアースデイソングを作っているのですが、『地球を守りたい』と歌うたびに、思いを深くしますし、皆さんと共感していきたいと思います。

保谷こもれびホールは地域の文化拠点ですから、これからの企画に期待していますし、今後もご一緒できればと思っています」

川地「コロナ禍をきっかけに世界が変わろうとしています。それがどう変わるのかが大事です。

その手がかりになるのがSDGsです。

SDGsの17番目はパートナーシップなのですが、やはり人と人とのつながりの中でで取り組むことが大事です。そのときに、人々を結びつける『文化』の力は、本当に大きいですよね」


(※1)アースデイは地球について世界で考える日で、世界各所の多くの場では4月22日にイベント等が行われる。1970年から実施。西東京市の地域では90年から主に5月に市民主導で開かれてきた

※アースデイ西東京への問い合わせはメール(EDNET20@outlook.jp)で。

【リンク】

◎西東京市保谷こもれびホール

地元の切り絵作家・井上知子さん 明日から6年ぶり個展

2021-11-01

西東京市在住の切り絵作家・井上知子さんの個展「きりえの絵本展」が、11月4日から11月9日まで、西武柳沢駅そばのギャラリー「スペースコウ」(同市柳沢6の1の11)で開かれる。

井上さんは世界最古ともいわれる「ル・サロン展」(フランス芸術家協会主催)での入賞や「おおしま国際手づくり絵本コンクール」銅賞などの受賞歴がある作家。

おおしま国際手づくり絵本コンクール銅賞作品「リリーさんのようひんてん」

今回は自身6年ぶりの個展を、絵本の世界をテーマに地元で開催する。

午前11時から午後6時(9日は5時)まで。鑑賞無料。詳しくは同ギャラリー(090・4718・8558)へ。

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

【リンク】

◎【この町この人】井上知子さん

ウィーン在住ピアニストが作曲家ゆかりの地を動画で紹介 こもれびホールとコラボ

2021-10-21

西東京市の文化施設「こもれびホール」の「オーストリア音楽散歩」が注目を集めている。

これは、こもれびホール公式YouTubeチャンネルで視聴無料で鑑賞できるオンラインコンサート。

オーストリア在住のピアニスト山口友由実さんの演奏を聴きながら、音楽の都ウィーンの街をめぐる音楽散歩で、今年8月から配信が開始された「第一弾・夏 ウィーン国立歌劇場〜シューベルトの生家へ」は、ウィーン国立歌劇場からシューベルトの生家までの道のりを、ウイーン市立公園、ブルク公園など音楽にゆかりのある各所を巡りながら紹介している。

シューベルトの美しい曲とともに美しいウィーンの景色を見ていると、あたかも海外旅行に行っているようなわくわくとした気持ちが味わえる。

また、15分の番組後半には、山口さんのピアノと高大善さんのチェロの演奏も収められた贅沢な内容となっている。

オペラ座

コロナ禍の影響受け、新しい取り組み

同ホールと山口さんは、2013年7月にロビーコンサートに出演されてからの縁。当初は、今年7月に来日しての生コンサートを予定していたが、「コロナ」の影響により来日が叶わず、12月のオンラインコンサートに変更した。

山口さんは、日頃から曲の背景や作曲家のエピソードなどを伝えながら演奏をするレクチャーコンサートを開催されている。そこで、そのノウハウを生かし、オンラインコンサートに向けての「オーストリア音楽散歩」が生まれた。よりオンラインコンサートを楽しんでもらうと同時に、「コロナ」で沈みがちな人たちの気持ちが、少しでも明るくなればという思いが込められている。

動画の制作は山口さん自身が行ない、同ホールが配信を担当した。生配信も考えたが、時差等の関係で現在の形に落ち着いたという。

山口さんからは、「世界中が『コロナ禍』の中、旅行やコンサートに行くこと、日常だったことが難しい日々が続いています。オンラインコンサートではウィーンの雰囲気たっぷりに音楽をお届けし、事前講座ではウィーンの街を歩き、音楽家の軌跡を辿りながら、少しでも旅行気分を味わっていただけたらと思っております。音楽で世界がつながりますように」というメッセージが届けられている。

山口友由実さん(©Sho Yamada)

コロナ禍こそ、音楽にできることがある

「オーストリア音楽散歩」の企画にあたり、同ホール事業課の芦田さんは、「『コロナ』で気持ちが沈みがちですが、とにかくできることを考えようと前向きに取り組みました。この時期だからこそ音楽にできることがあると信じています」と話す。

ご自身も大のクラシック音楽好きという芦田さん。

「音楽が身近にあるということを思い出してほしいです。不要不急の観点から音楽を控えてしまう人がまだまだ多いですが、音楽は人を元気にしてくれます。明るい曲、悲しい曲、楽しい曲、どんなものでも力をくれ、歌詞などの言葉がない分、その時々の心の状況に寄り添ってくれます。15分の『音楽散歩』をきっかけにして、たくさんの人たちが前向きな気持ちになってくれることを願っています。旅行気分を味わいながら、ぜひ音楽に触れる時間を作ってください」

街歩きマップも配信

「オーストリア音楽散歩」は「街歩きマップ」を見ながら視聴を楽しめるので、いっそう旅行気分が味わえる内容になっている。(ダウンロードはこちら )なお、ダウンロードが難しい方は、同ホールでマップを配布している。                                                                                                                                                                                                                    「第二弾・秋 セセッション〜シューマン縁の場所へ」は10月21日に公開予定。

◎保谷こもれびホール

◆山口友由実(やまぐち ゆうみ)

東京音楽大学大学院修了、ウィーン国立音楽大学大学院ピアノ室内楽科を満場一致の最優秀で修了。
テレビ朝日「題名のない音楽会」に独奏で出演。
2011年第18回ブラームス国際コンクールピアノ部門第3位を機に、ウィーン楽友協会でのリサイタルをはじめコンツェルトハウス、シューベルト生家、オーストリア国会議事堂、ペーター教会など、ウィーンを中心に各地で幅広く活動。
2016~2018年日本女子大学、和洋女子大学等で後進の指導にあたる。
2016年発売のデビューCD「謝肉祭~音列の風景たち~」はレコード芸術誌上で準特選盤
http://www.yuumi-yamaguchi.com/

(取材記者・三好圭子)

【リンク】

◎西東京市保谷こもれびホール

【文化の日・特別対談】 こもれびホール×アースデイネット 文化の力で世界は変わる コロナ禍で踏み出すSDGs

89歳男性が生涯初の書展 11月3日からフレスポで

2021-10-19

西東京市在住の野口忠さん(89)が、11月3日から10日まで、フレスポひばりが丘(谷戸町2の3の7)で書の個展「書で観る歴史と文化の個展」を開く。

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

野口さんは成人してから好きで書に親しむようになり、独学で今日までさまざまな作品を書いてきた。
気になった言葉を書くのが野口さんのスタイルで、訪ねた寺院のパンフレットや偉人の言葉、経典など、作品は多彩。

個展を開く野口忠さん

商店街のイベントや政治活動などで頼まれて看板の文字を書くことも多く、今回の衆議院議員選挙に向けても、証書を書くなど現役で参加している。

個展を開くのは初のことで、野口さんは「独学の書ですが、書きためてきたものを皆さんに鑑賞していただけたなら光栄です」と話している。

午前10時から午後5時まで。入場無料。

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

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    2021-10-19

田無神社で切り絵展「平家物語」~地元作家・小出蒐さん作品31点

2021-10-19

西東京市在住の切り絵作家、小出蒐さんの作品展「平家物語絵巻 ~小出蒐 切り絵の世界~田無神社展」が、田無神社おみくじ処で、令和3年10月9日(土)から開催されている。

小出さんの「平家物語絵巻」は2017年に刊行された画集。2013年から4年の月日をかけて制作され、平家一門の栄枯盛衰を描いた軍記物語「平家物語」の代表的な場面72点を切り絵で描いている。

今回は『敦盛』や『宇治川先陣』『足摺り』等、よく知られている場面を描いた31点が、おみくじ処の壁面・天井に解説文とともに展示されている。

深い親交から生まれた企画展

田無神社と小出さんの親交は深い。「スサノオ」「一楽萬開(五龍神)」「婀魔毘依(アマビエ)」等が奉納されているほか、田無神社J:COM絵馬デザインコンテストの審査員を第1回から務めている。今回の展示は、小出さんへの感謝とともに、素晴らしい作品の数々を地域の人たちに届けたいという田無神社賀陽宮司の願いから生まれた。

賀陽宮司は、「西東京市に在住されている小出さんの素晴らしい作品を、たくさんの地域の人に届けるお手伝いができることは、神社としての喜びです」と感謝を口にしたうえで、「平家物語絵巻」の魅力について、「どれ一つとして、同じ構図がないのです。そして、作品に登場する主人公一人一人もまったく違う。それぞれの個性が見事に描き分けらていて、見れば見るほどに深い味わいがあります」と話す。

作品展の構想はずっと抱えていたものの、神社での展示をどうすれば良いのかが課題だったという。今回、西東京市「ヤギサワベース」店主中村晋也さんがおみくじ処での展示を提案したことによって実現された。

中村さんは作品展のプロデュースにあたり、おみくじ処のもつ厳かで新鮮な雰囲気を存分に生かすことに注力したという。その言葉通り、白を基調とした清らかな空間を彩る小出さんの切り絵は、どこまでも美しい。また、広い天井には、これも小出さんの手によるモビールが飾られており、いっそう見る者の目を楽しませてくれる。

作品を紹介する小出蒐さん

「平家物語の人物たちが、コロナ禍にある私たちに勇気を与えてくれる」

テストの成績が95点を下ったことがないというほど、大の歴史好きだった小出さんと平家物語の出会いは高校のときだそうだ。長い年月を重ねても一向に色褪せない、その魅力を自分なりの表現で世に伝えたいと考えたとき、

「自分にできることは切り絵しかない」

との思いに行き着いたという。構図はいちばん時間をかけて考え、髪の毛の繊細な質感を表現することも、気を遣ったことの一つだそうだ。

「『平家物語』の戦国の時代も、現代も、人が生きていくという意味では全く同じだと思います。人々の葛藤や苦しみ、喜び、そんな普遍的な感情の数々を『平家物語絵巻』からぜひ感じ取ってください。『コロナ』禍にある私たちに、勇気を与えてくれるはずです」

と、小出さんは力を込める。

展示期間は来年8月31日までと長期に及ぶ。耐久性を考慮して展示作品はフィルムにプリントしたものとなっている。6色印刷をしたことで、原画のもつ微妙な色彩も忠実に表現できたという。

(取材記者・三好圭子)

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

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シンポジウム 「市民と考える東大農場・演習林の活かし方」 10月30日、オンラインで

2021-10-05

10月30日(2021年)、オンラインシンポジウム「市民と考える東大農場・演習林の活かし方~みんなで考えよう!  広大な農と樹木の研究拠点~」が開催される。

主催は東大生態調和農学機構社会連携協議会(以下、社会連携協議会)で、社会連携協議会のこれまでの活動と、西東京市にある東大生態調和農学機構の地域資源としての価値を広く市民に伝えると同時に、これからの南キャンパスの持続可能な社会連携について議論するもの。

市民も参加することで豊かな街づくりに反映していくことを目的としている。

シンポジウムは2部構成となり、第1部は主に、主催の社会連携協議会の活動を振り返る。第2部は東大生態調和農学機構・市民・行政による「これからの10年でできることは?」と題したパネルディスカッションが行われる。

現在の南キャンパスの公開エリア

町中にある30ヘクタール超の農場・演習林

西東京市のほぼ中央に位置する「東大生態調和農学機構」(以下、機構)の正式名称は「東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構」で、西東京市民には「東大農場」の名称で親しまれてきた。

機構は田無演習林を含めて30ヘクタール以上の敷地で、耕地・林地・温室・見本園などが配置され、東京大学大学院農学生命科学研究科・東京大学農学部の教育・研究の場となっている。生態系と調和できる新しい農林業を実現し、安全な農林産物の持続的供給に貢献することを目的としている。

同時に、社会連携や地域貢献の理念を掲げており、2013年に機構・市民・行政で構成される社会連携協議会が発足。以後、農と食の体験塾「大豆編」、東京大学生態調和農学機構公開セミナー「薪ストーブを生かそう」、東大田無演習林自然観察会等、市民を対象とした数々のイベントを企画してきた。

農と食の体験塾「大豆編」 (写真提供:西東京市民)

地域連携が期待される南キャンパスエリア

現在の機構は、8月2日に開通した都道、保谷東村山線によって敷地内が2分されている。北側と南側に2つのキャンパスがあり、北キャンパスは教育研究活動に専念する施設となっている。

シンポジウムのテーマとなる南キャンパスは、これまでも「ひまわり迷路」や「観桜会」、200種もの種類を誇る「ハス見本園」など一般公開され、多くの人たちに親しまれてきた。今後も、大学の研究の場としてだけでなく、セミナーや体験学習等、環境教育や社会連携の場としての活用が考えられている。

シンポジウムでは、機構のもつ研究施設、地域資源の両面に焦点を当て、その価値と意義を参加者に周知するとともに、南キャンパスの有効的な活用のあり方について議論を深めることを狙いとしている。

機構と連携協力し、シンポジウムに登壇予定である多摩六都科学館 統括マネージャー 廣澤公太郎さんは、機構で行なっている研究をもっと市民に知ってほしいと願う。

「命をつなぐ食物だけではなく、花や虫、紅葉や新緑など、人の心を癒す豊かな自然等もすべて、生態系によるものです。でも農業そのものが、生態系を破壊している事実もあります。機構では、生態系と調和した新しい農学のあり方を追究しているのです。そのような施設が西東京市にあることに価値を感じてほしい。宝物と思ってほしい。そして、この価値ある地域資源をどう活かしていくか、ぜひ一緒に考えていただきたいと思います」

と話す。

都道が開通し、南北にキャンパスが分かれた(写真提供 東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構、転載厳禁)

社会連携協議会メンバー、シンポジウム実行委員会 委員長の高嶋弘明さんは、

「農は地域や暮らしに関わりが多く、学ぶことで私たちができることが増えてくるでしょう。シンポジウムは機構の研究の内容を知る貴重な機会です。身近なものとしてとらえてもらうきっかけになると思います。多くの皆さんに、ぜひ参加していただきたいです」

と呼びかける。

全国で農場を持っている大学は54校あるが、西東京市のように市内の真ん中に位置するところは少なく、利便性の良さも群を抜いているとのこと。大学・市民・行政が定常的に連携していることも珍しく、シンポジウムには他の大学からも申し込みが来ている。

オンラインで80人まで

シンポジウムは、10月30日(土)13:30~16:20、オンライン(ZOOM)にて開催される。参加費は無料で先着80人となっている。

申し込みはウエブにて、10月25日まで。

なお、機構の現在の公開エリアは北原交差点近くの正門すぐの広場のみとなっている。奥の立ち入り禁止エリアには絶対に入らないよう厳守してほしい。(見学等についての詳細はhttps://www.isas.a.u-tokyo.ac.jp/index.shtml)

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

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原発避難者ら相馬盆唄など 「西東京けやきの会」の指導受け、23日披露

2021-10-05

郷土舞踊などに取り組む「西東京けやきの会」と、原発避難者らでつくる「みちのく・まほろば会」が、23日(土)正午から、西東京市コール田無で相馬盆唄や東京音頭の踊りを披露する。
西東京市民文化祭の一演目。

「まほろば会」は、西東京市に避難してきた人たちと支援者らによる団体で、交流の場となっている。現在は会津木綿を使ったマフラーやスカーフなどの制作・販売活動も行っている。

「みちのく・まほろばの会」メンバーは、西東京市福島県人会のオレンジの法被を着て踊る予定。写真中央の黒い服の女性が、踊りを指導する上野さん

両者の出会いは、「けやきの会」で踊りを指導する上野八重さんが、「盆踊りを通して支援ができないか」と働きかけたのがきっかけ。同市福島県人会を通してつながった。

「まほろば会」代表の後藤恭子さんは「何も分からずここに来たが、本当にいい人たちに囲まれて10年を過ごせた。感謝を込めて踊ります」と話している。

なお、「まほろば会」は、25日にも、午前10時から午後3時まで、田無アスタ・センターコートで出店を予定している。

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

パラ・有安諒平選手が母校・自由学園で講演  東京終え、北京も目指す

2021-10-05

東久留米市にある自由学園出身で、パラリンピック東京大会のボート競技に出場した有安諒平選手(東急イーライフデザイン、杏林大学医学部)が、先月25日(2021年9月)、同学園の高校生・最高学部生(大学生)に向け、多様性をテーマに講演した。

有安選手は、来年の北京冬季パラリンピックにパラノルディックスキー競技で出場することを目指しており、合宿中の青森県からオンラインで話した。

パラリンピック・ボート(PR3)に出場した有安諒平選手(写真は練習の様子。©S.AKAGI)

中学に入学の頃から弱視が…

有安選手には網膜黄斑ジストロフィーという目の難病による弱視の障がいがあるが、弱視が気になり出したのは学園に入った中学1年生頃からという。高校1年のときに障害認定されたが、その後も最高学部まで学園に通い(転学のため中退)、同級生と一緒に学び、活動した。

講演では、そうした学生時代を振り返りつつ、パラ東京大会の競技についてや選手村での交流などを写真を交えて語った。

学生たちへのメッセージとしては、「多様性を包摂する社会においては、『そもそも互いの前提が違う』という認識を持つことが大事。共感の意味で『エンパシー』が重要だと言われるが、ぼくはその言葉を『相手の立場をどれだけ理解できるか』という意味で捉えている」などと話した。

有安選手はパラノルディックスキー日本チームの強化指定選手になっており、北京大会への出場権がかかる12月の世界大会に向けて練習を積んでいる。

なお、講演は動画で公開されている(https://youtu.be/q_zTCu8TwKc、下記にも掲載)。

自由学園在校時の有安選手。植物の観察実習で

有安選手への一問一答インタビュー

「タウン通信」では、講演終了後に、有安選手に個別でインタビューを行った。以下、一問一答。

——有安選手が出場したパラリンピック・ボートの「PR3クラス」は、視覚障がいがある男性1人・女性1人、肢体不自由のある男性1人・女性1人、障がいの有無を問わない舵手1人の5人編成と紹介がありました。

まさに多様性の競技ですが、その魅力や難しさを教えてください。

「ボートはバランスやリズムが重要です。同じ体格や筋力のメンバーが揃えば、動きを同調させることが比較的やりやすくなりますが、パラボートでは、男女混合で、障がいも違うので、同じ動きということが難しいですし、そもそも同じ動きをすれば良いというものでもない。

チームとして最もパフォーマンスが出るように、それぞれの特性が生かしながら、同時に歩み寄ることが大事になります」

障がい・性別の異なる5人でチームを組む  (©S.AKAGI)

——まさに、講演で話した「エンパシー」ですね。

「お互いを本当の意味でどれだけ理解しているか、というのが問われてきます。そのためには、日頃のコミュニケーションが重要です」

——東京大会の成績をどう受け止めていますか?

「12チーム中12位の成績だったのですが、もともと出場できるかどうかも実力的にはぎりぎりでした。もちろん悔しさはありますが、日本チームとして、初めてPR3(混合舵手つきフォア)でパラリンピックという大きな大会に出られたことは、スタートラインに立ったという意味では良かったかな、と思っています」

——その大会を終えて、すぐに冬季パラリンピックを目指しています。なぜパラノルディックスキーに?

「ボートとノルディックスキーは使う筋力やトレーニング内容などで親和性が高く、オリンピック選手でも、両競技に取り組む人が多いです。

ぼくも両競技を並行していて、北京を目指すのは以前から決めていたことでした。

東京大会の1年延期の影響で、北京まで時間がないのですが、ガイド選手を始め、協力してくれる方々がたくさんいるので、全力で挑戦しようと思っています」

パラノルディックスキーを練習する有安選手 

―—ところで、自由学園に通っていた頃についてお聞かせください。有安選手は、入学後に弱視が分かり、症状が進んだわけですが、中学・高校・最高学部と、同級生と同じように過ごしています。不自由などは感じなかったのですか。

「いま会うと、先生方から『当時は配慮が足りなかった』とよくおっしゃっていただくのですが、ぼく自身はそんなに困っていた記憶はありません。

細かなことで困る場面は確かにあったのですが、だから学校側に配慮がなかった、とは思いません。

当時を振り返ると、ぼくの側にも『障がいを受け入れたくない』という思いがあり、無理をしていたというか、普通を装うところがありました。

もし『困っている』と声を上げていたら、自由学園は絶対にすぐに対応してくれたと思います。

その経験から思うのは、共生社会においては、サポートしてもらう側もちゃんと声を上げることが必要ということです」

——今も学園とかかわりがあるのですか?

「この数年、最高学部で『スポーツと生きがい』をテーマに講演の機会をいただいています。年に1度だけですが、キャンパスに行くと、やっぱり懐かしいですね」

——最後に、読者にメッセージをいただけますか。

「今回の東京大会によって、パラスポーツへの関心がとても高まったのを肌で感じています。SNSなどにも、多くの方から反応をいただけるようになりました。

これからもぜひ関心を持ってもらって、パラスポーツを競技として楽しんでほしいなと思います。

それと、東久留米市や西東京市の人たちに対しては、何かのときにはぜひ交流させてほしいな、という思いを持っています。

やはりひばりが丘周辺は、ぼく自身、青春時代に通った愛着のある地域ですから」

◆有安諒平さん
1987年2月生まれ、アメリカ・サンフランシスコで生まれ、幼少時に帰国。中学から自由学園に通い、最高学部在籍時に筑波技術大学に転学、理学療法士の資格を取得。研究職、病院勤務などを経て、現在、株式会社東急イーライフデザインに所属。理学療法士の資格を生かした仕事をしながら、パラボート、パラノルディックスキーの競技選手として活動する。同時に、杏林大学医学部統合生理学教室にも大学院生として籍を置く。

【自由学園での講演の動画】

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下野谷縄文遺跡に寄付474万

2021-08-31

 西東京市教育委員会が昨年度に実施した、下野谷遺跡の保存・整備に対するクラウドファンディング型ふるさと納税で、目標の200万円を上回る474万145円が集まったことが公表された。

同地では来年度までの予定で、縄文時代の風景を再現するような里山作りが進められている。

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ひばりが丘中、新校舎へ  市内初、自校式給食も

2021-08-29

西東京市立ひばりが丘中学校が、2学期から、ひばりが丘3丁目の新校舎に移転する。旧校舎の老朽化や学区域の調整のため。

新校舎は、中原小学校の建て替えに伴う仮校舎としての約2年の使用を経て、いよいよ同中学校としてスタートする。公立中学校では市内初となる自校式給食も始まる。

なお、同校は今年、創立60周年を迎えている。

自宅療養者に食料品配付 西東京市・小平市が緊急スタート

2021-08-29

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、自宅療養者が増えるなか、小平市と西東京市が、食料品などを届ける支援を始めた。

自宅療養者に対しては、東京都の「自宅療養者フォローアップセンター」が1週間分の食品などを届ける事業を行っているが、配送されるのは依頼から2日後であるうえ、数日待たされることもあることから、隙間を埋めるサポートとして各市が着手したもの。

西東京市は防災備蓄品を食料支援品として配布する(写真は西東京市提供)

両市とも、配付するのはレトルト食品やトイレットペーパーなどで、おおむね3日分。西東京市では、防災備蓄品を充てる。

小平市では、新規に物品を買いそろえており、レトルト食品のほか、ゼリー、缶詰、野菜ジュース、マスクなどと充実した内容。濃厚接触者と認定された一人暮らしの人も対象としている。

両市とも、申込制。申込時に感染等についてのヒアリングがあり、認定されてからの配付となる。配付は「フォローアップセンター」からの配付が受けられていない人が対象。

小平では1日10~15箱

小平市では、先月21日から緊急施策として実施。26日までの約1週間の状況では、1日当たり概ね10~15箱の配付が行われたという。

西東京市では26日から始まっている。

東久留米市では、8月27日現在では、実施されていない。

なお、自宅療養者数は、日によって変動はあるが、西東京市で400人程度、小平市で300人程度となっている。

小平・鈴木遺跡の火をパラに

2021-08-18

8月24日(2021年)開幕の「東京2020パラリンピック」の聖火リレーに関し、今年国指定史跡となった小平市の鈴木遺跡で採火が行われることになった。

パラリンピックの聖火リレーの火は各地で採火されており、鈴木遺跡では、鈴木小学校の6年生が舞切り式という古来の方法で火を起こす。

20日に実施されるが、見学の募集は終了している。

なお、都内での聖火リレー自体は、公道の走行が見送られている。

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「聴くタウン通信」11/4配信、紙面567号のトピック紹介など

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