昔の写真、捨てないで! 市民が発掘・保存活動 7日から展示会も

西東京市写真発掘隊

市で、市民が持っている昔の写真を発掘し、デジタルアーカイブ化する活動が昨年6月から続けられている。

郷土史に詳しい滝島俊さんと写真家の濱口太さんが取り組むもので、プロジェクト名は「西東京市写真発掘隊」。昭和40年代・50年代の写真を中心に100枚以上がアーカイブ化されている。

ごみ集積所に写真アルバムが…

取り組みのきっかけは、濱口さんがごみ集積所に写真アルバムが捨てられているのを見かけたこと。

「皆、古い写真をどうするのだろう?」と気になって知人に聞いて回ったところ、「捨てちゃうよ」の返答が圧倒的多数だったのに衝撃。「これは何とかせねば」と旧家などを訪ねて回り、地域の風景が分かる写真を撮影して、デジタル保存していった。色あせた写真などは画像修正して、復元もしている。

「町の風景が写っている写真は意外に少なくて貴重です。過去に学び、未来につなぐための活動だと思っています」

と濱口さん。

写真はフェイスブック(https://www.facebook.com/groups/hakkutsu)で公開し、市民からの投稿も受け付けている。1枚の写真を巡って交流が盛り上がることも多い。

7日㈪から13日㈰には、フレスポひばりが丘(谷戸町2の3の7)で写真展も開く。

イベントを補佐する田中敏久さんは「写真の中に土地の記録があり、記録を呼び起こすことで土地の記憶が未来につながっていく。ぜひ多くの人に参加してほしいです」と話している。

※編集部注 展示のイベントは終了していますが、会の活動は続いており、地域情報として掲載を継続しています。

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