昆虫食、実食レポート 多摩六都科学館で

2019年7月22日

科学館の「大昆虫展」と連動した食の企画

多摩六都科学館内にあるカフェ「六都なおきち」が、期間限定で、昆虫食メニューを2品提供しています。

一品は、「昆虫クルトンのヴィシソワーズ」(500円)。

もう一品は「コオロギパフェ」(880円)です。

同館では企画展「ロクト大昆虫展2019」を開催しており、それに連動したメニュー提供です。1日10食限定で、9月1日までの予定です。

(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)

 

撮影だけで済むはずがなく……。腹をくくって実食

さて、そんなユニークな企画となれば、取材しないわけにいきません。

たまたま、当サイトの代表者が多摩六都科学館で打ち合わせをしていたところ、「六都なおきち」の店主・佐藤うららさんと遭遇。トントンと話が進み、そのまま撮影となりました。

実際の提供メニューをご用意くださり、無事に撮影終了。となると……。

やはり、食べないわけにいきません。

「ぜひ召し上がってください」

佐藤店主の声に押され、せっかくなので、(そんなキャラではないですが)代表者の谷隆一自身が実食レポートを撮りました。

まずは、「ヴィシソワーズ」から。

何が入っているかなどは、佐藤店主に細かくご紹介いただいたので、動画でご確認ください。少々長めですが、10分ほどの動画に編集しています。

なお、代表・谷は、虫は苦手です。昆虫食の経験はなく、ポーカーフェイスを装いましたが、内心バクバクの実食でした。

編集部注 虫が苦手な方はご覧にならないほうが良いかもしれません)

10分4秒

 

昆虫はあくまでトッピング!

実際に食べてよく分かったのは、メニュー名の通り、昆虫たちはあくまでも「トッピング」だということ(存在感ありすぎですが)。

主役は夏にぴったりの冷たいヴィシソワーズのほうで、動画内で佐藤店主がおっしゃっているように、スープを味わいつつ、昆虫たちのサクサクした食感を楽しむのが、この料理への正しい向き合い方だといえます。

 

昆虫食が初めてなら、「パフェ」からがお勧め

続いていただいたのが、「コオロギパフェ」。

ソフトクリームに乗ったコオロギ、バッタ、オケラが印象的ですが、上のヴィシソワーズ同様、これらはあくまでトッピング。

このパフェの重要ポイントは、コオロギを感じさせない下の部分です。ミルクアイスやチョコレートブラウニーには、コオロギの粉が配合されています。

佐藤店主の味へのこだわりが、動画で語られているので、ぜひご覧ください。「話題作りではなく、『未来の食事』と注目されている昆虫食を『美味しい料理』として提供しています」という「六都なおきち」の思いが伝わるはずです。

こちらの動画もスペシャル版。約6分の編集で掲載しています。

動画(5分45秒)

 

「大勢でつついてみて」

昆虫たちの味は何とも表現しにくいですが、姿が残るものは油で揚げているものが多く、見た目からイメージするようなゲテモノ感は(ほとんど)ないです。ほどよく苦みがあり、お酒のアテにも良いかもしれません。

ヴィシソワーズもパフェも夏らしいメニュー。期間限定にふさわしい2品です。

佐藤店主は「大勢でつつくのも楽しいと思います」と話しています。

六都なおきち

多摩六都科学館

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