昇り亀がいなくなる

小平市から寂しいニュースが入ってきた。小川駅東口にあった「昇り亀のサクラ」の木が伐採されることになったという(この記事が出るときすでに伐採済みの可能性もある)。

このサクラの木には亀の形をしたコブがあり、頭が上を向いているように見えることから「昇り亀」と命名されて、縁起の良い木と親しまれてきた。「こだいら名木百選」にも指定されている。

が、根株の腐朽率が50%を超え、倒木の恐れがあることから、今月、伐採されることとなった。

この木には、個人的に深い思い入れがある。というのも、このコブについての記事を、本紙の創刊号に掲載したからだ。

小平市のある職員がこのコブを発見し、紹介してくれたのが2008年秋のこと。そのときちょうど本紙創刊を用意していたことから、思いを重ねて「こいつは縁起がいいや!」との見出しを付けた。そのご利益があってかどうか、なんとか今日まで続けてこられた。

伐採の寂しさはあるが、感謝の思いは消えない。今一度、創刊号に掲載した写真をここに紹介したい。

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谷 隆一

「タウン通信」代表。多摩北部にて、2008年から「タウン通信」を発行。
著書に、『中高生からの選挙入門』(ぺりかん社)、『議会は踊る、されど進む~民主主義の崩壊と再生』(ころから)ほか。
当コラムは、地域情報紙「タウン通信」で掲載した原稿を転載したもの。

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