西東京市が6月13日(2023年)、生涯現役応援サイト「meets(ミーツ)」を開設した。社会参加を促す、いわば「出会いの場」で、4月には高齢者支援課にリアルの窓口を設けている。

フレイル予防目指し、窓口&サイトで
「meets」はその名の通り出会いを作る場で、「地域で活動をしたいシニア」と「活動の担い手を求める団体などの情報」をマッチングする。
活動としてはボランティアや仕事、趣味・サークル活動などがあり、興味のあるところに応募し、募集団体との合意の上で始めていく。50歳以上の市民が登録できる。
同市では、高齢者支援課に実際の窓口を設けており、今回の特設サイトは、さらに情報にアクセスしやすくするもの。
市がこのタイミングで開設した背景には、東京大学との連携で取り組んできたフレイル予防の結果がある。西東京市は全国平均に比べて「社会性」に課題があることが判明しており、例えば「支え合い」では14ポイントのネガティブな結果となっている。
虚弱状態を意味する「フレイル」
フレイルは、健康と要介護の中間のいわば「虚弱」の状態で、ここで対処することで健康を長く維持できる。
フレイルになる最初のきっかけは「社会性の低下」だと分かっており、社会とのつながりを持ち続けることが重要となる。ただ、全国データではコロナ禍によって社会参加が減少していることも判明しており、今後の課題となっている。サイトはhttps://meets-city-nishitokyo.jp/。
詳しくは同市高齢者支援課(☎042・420・2812)へ。
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