健康・長寿に卓球がいいよ!――西東京市で活動する「シニア健康ラージボールクラブ」から、今年、都内最年長のプレーヤーが誕生した。
約1850人が参加した夏の「シニア健康スポーツフェスティバルTOKYO」において、サッカー、弓道、テニス、マラソン、ゲートボールなど10種目の参加者中、同クラブの福本幸子さんが98歳で最年長プレーヤーとなったもの。大会では「最高齢者賞」が贈られた。
同クラブではほかに、近藤保則さん(91)、浅田秀光さん(90)、鈴木幸助さん(90)の3人の90歳以上のプレーヤーもおり、彼らには「長寿賞」が贈られた。

プレーしやすい「ラージボール」
4人が取り組むラージボール卓球は、通常の卓球で使う40ミリ球よりも4ミリほど大きく、かつ軽いボールを用いる卓球競技。球速が出にくくラリーが続きやすいなど、シニアや初心者も楽しみやすい特徴がある。
70歳を過ぎてから卓球を始めたという福本さんは「特に健康を意識しているわけではなく、楽しく続けています」と話す。
取材時に居合わせた、この日初めて来たという79歳の女性は「この年からのスタートだけど、ワクワクする」と笑みを浮かべていた。
同クラブは市のミニデイ事業として主に同市田無総合福祉センターで週1回ペースで活動している。同市の65歳以上なら無料で参加できる。
同クラブ代表の北澤博憲さん(75)は「室内競技でもあり、とっつきやすいのが卓球の魅力。ぜひ一緒にやりましょう」と呼びかけている。
詳しくは北澤さん(TEL:080・5441・4194)へ。