公立中学校ではスクールランチ方式の給食を提供している東久留米市で、市民グループ「東久留米市のあたたかい中学校給食の実現をめざす会」が昨年、在学生や保護者らを対象にアンケートを実施したところ、429件の回答のうち、89%が「小学校同様に全員制の給食が良い」と答えていたことが分かった。
自由意見では「注文を忘れた子は何も食べず(中略)、食べている子どもたちも気まずい気持ちになる」といった声もあった。

同市の公立中学校では、「みんな同じ給食」ではなく、「弁当タイプの”給食”を事前注文する」か「家から弁当を持参するか」が選べる方式を採用している。
同様のランチ方式を行うのは都内では3市のみ。
市は「学校給食法に基づく学校給食として実施している」との見解で、昨年12月の市議会では、中学校給食改善に向けた検討に市民の声を反映してほしいとの請願も不採択となった。
こうした市の動向に対し、同会事務局の角田直子さんは「当事者の願いや教育の立場からの議論ではなく、主に財政的な問題が先行していて残念」と話している。
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