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みんな同じ給食にして! 東久留米で署名約3000筆

2021-11-30

「弁当併用スクールランチ」方式での中学校給食が実施されている東久留米市で、全員が同じ温かい給食を食べられるように求める署名運動が展開されている。活動約2カ月で3000筆ほどが集まり、12月議会(2021年)に、アンケート調査などの実施を求める請願も出されている。

スクールランチは、事前注文で、弁当タイプの給食を支給してもらえるもの。献立は主菜1品と副菜3品の日替わりで、牛乳も付く。都の指針に沿って市の栄養士がメニューを作成しており、1食320円。

注文は選択制で、生徒は自宅から弁当を持参することもできる。スクールランチの喫食率は約5割。日にもよるが、半数の生徒が弁当を持参していることになる。

スクールランチの一例(東久留米市ホームページから転載)

9月に「実現をめざす会」が発足

この状況に対して市民から、全員が同じ給食を食べられる方式への転換を求める声が上がっている。9月には、保護者も交えた「東久留米市のあたたかい中学校給食の実現をめざす会」が発足。署名運動では、「ずっと疑問に思っていた」「絶対実現してほしい」など、応援の声が多数寄せられたという。

こうした反応を受け、同会は「この方式を続けているのは都内では他に東村山と国分寺の2市があるだけ。食育が推進されている中、他市区と同じ教育が受けられていないのではないかという疑問もある」と指摘する。

実は同じ訴えはこれまでも議会に請願されてきたが、「財政的に厳しい」「給食センターを作る用地がない」などと退けられてきた。市は、「学校給食法に基づく学校給食として実施している」との見解でいる。

これに対して保護者からは「子ども中心に考えてほしい」の声が上がる。今月末に市長選挙があることもあり、「市政に変化が起これば」と期待を寄せる意見も出ている。

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コロナ禍負けず大会へ 西東京いこいの森公園拠点のスケート部会

2021-11-17

コロナ禍に負けず、大会目指して猛練習中――西東京いこいの森公園のスケート広場を拠点にする「西東京いこいの森公園を育てる会・スケート部会」の子どもたちが、11月23日(2021年)に練馬区で開催の「区民大会ローラースケート競技会」に向けて気持ちを高めている。

ローラースケートの練習の様子=西東京いこいの森公園で

優勝者多数輩出の強豪チーム

いこいの森公園には都内でも数少ないスケートパークがあることから、毎月第4日曜日に「インラインスケート初心者教室」が開かれてきたが、今年はコロナ禍のため1回も開催されていない。そんななかで以前から所属する子どもたちにフラストレーションがたまっていたが、9月に大会の実施が確定し、にわかに熱気を帯びた。

74回の歴史を持つ同大会には2年前から参加しており、昨年は幼児から一般の部まで6部門で優勝、2部門で準優勝者を出すなど、優秀な成績を収めている。

「目標を持つことで、子どもたちはどんどんうまくなりますね」と指導する中尾龍彦さん。今回は9人がエントリーしている。

ちなみに、インラインスケートは距離を取りながらできるスポーツとして、コロナ禍で注目されているとか。

「親子で楽しめるし、ダイエット効果もありますよ(笑)」と中尾さんは話す。

コロナ禍が落ち着けば初心者教室を再開する予定。詳細はホームページ参照を(https://ikoinomori.funskates.com)。

【リンク】

◎西東京いこいの森公園

西東京市長選への異議棄却 市民ら、公正訴える「絵本」作成へ

2021-11-16

2月実施の西東京市長選挙でまかれた法定ビラは違法なものだとして、同市の選挙人が選挙の無効を求めた裁判で、11月11日(2021年)、東京高等裁判所は原告の請求を棄却した。

判決後の記者会見。左から2人目が原告の山口あずささん

ビラの違法性を認めつつ「選挙人の自由な判断による投票が妨げられたとは認められない」との判断に、原告の山口あずささんは「違法なビラの使用を許すという判決で非常に遺憾」と話した。上告を検討するという。

こうしたなか、公正な選挙を訴えたいと、市民による「私たちの一票を守るためのプロジェクト」が発足している。選挙のあり方を問う「どうぶつ村のせんきょ」と題した絵本を制作予定で、資金をクラウドファンディングで募っている。

詳細はウェブ(https://readyfor.jp/projects/gotovote)で。

(取材・三好圭子)

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デイサービス「おとなりさん。」で 地場野菜などの「マーケット」

2021-11-16

利用者が店番を務める

小金井公園近くにあるデイサービス「おとなりさん。小金井公園」(西東京市新町6の11の16)では、21日午後1時から3時まで、地元のとれたて野菜や焼きたてパンなどを販売するマーケットを開く。子ども向けのゲームコーナーもある。


ユニークなのは、利用者が店番をする点。「多世代が楽しく交流し、介護を知ってもらうきっかけにもなれば」と同所管理者の犬飼優美さん。

日頃から地域交流を意識する同所では、手作りマスクやポーチを近隣小学校や子ども食堂に寄付する活動なども行っている。

マーケットでも販売予定で、利用者たちは精力的に製作を進めているところだ=写真。

詳しくは同所(0422・27・8465)へ。

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

【リンク】

◎デイサービス「おとなりさん。」

小平の子どもたちにブルーベリージュース1万5000本

2021-11-16

JA東京むさし小平地区はこのほど食育活動表彰で農林水産大臣賞(教育関係者・事業者部門)を受賞し、その記念として、同市の公立小中学校・全27校の児童・生徒に小平市産ブルーベリージュース180ミリリットルをプレゼントした。

小林洋子市長(中央)に農林水産大臣賞の報告をするJA東京むさし小平地区筆頭理事の中村正男さん(右)。左は同市の古川正之教育長

特別サイズで製造したもので、その数は約1万5000本に上る。

同JAと同市公立小中学校は日頃から連携を深めており、給食での地場産導入率は31・4%に上っている。生産者による出張授業や、各校の体験学習なども行っている。

そうした活動が評価された受賞で、8日には、同JAの小平地区筆頭理事で同市都市農政推進協議会の会長も務める中村正男さんが、小林洋子市長に報告を行った。

なお、同市ではブルーベリー栽培発祥の地として、ブルーベリーを使ったさまざまな加工品が開発・販売されている。

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西東京市の小学校で郷土かるた大会

2021-11-02

西東京市民による「西東京市かるた製作委員会」が作成した「西東京市かるた」を使用した授業「西東京市カルタで遊ぼう」が、10月13日(2021年)、西東京市立碧山小学校で行われた。

A4サイズの大ぶりなカルタを取り合う子どもたち

学校出前講座として実施

今回の授業は「学校出前講座」として行われたもの。

「西東京市かるた」は、小学校低学年でも楽しみながら西東京市のことを理解できる点が着目され、当日は「西東京市かるた製作委員会」発起人で代表の富沢木実さんが講師を務めた。

授業を行ったのは3年1組と2組。体育館を会場にして、クラス毎の2時間授業。前半は富沢さんが「西東京市かるたの説明」や市の歴史などを説明し、後半に、同じく制作委員のメンバーである徳丸由利子さんが読み手となって、かるた遊びを行なう構成となった。

絵札は、今回の授業用に、A4サイズの用紙にプリントしたものを段ボールに貼って用意をした。また、読み札と授業終了後に配布される解説文には、3年生の配当漢字以外はすべてルビを振り、児童に分かりやすいよう配慮をした。

1クラスを5グループに分け、1グループの人数は3、4人程度。まずは楽しんで興味を持ってもらうことを大切にし、できるだけ多くの児童がかるたに触れられるように考えたという。

かるた取りのルールを説明する富沢木実さん

読み札にある難しい言葉については、かるた遊びをしつつ、その都度説明をしていった。碧山の地名にちなんだ『碧山の夏を彩るカブトムシ』のかるたを読んだときには、碧山森緑地保全地域は、夏にカブトムシが取れることで有名だと説明をし、富沢さんから「夏にカブトムシを取りましたか?」と児童に問いかけて手を上げてもらうなどして、児童の興味関心を喚起していた。

たっぷりとかるた遊びに講じた子供たちは、「自分の知っている場所の絵札が取れた」「友達と遊びながら、西東京市のことが分かってうれしい」「もっと西東京市のことが知りたくなった」と満足げ。単に勝ち負けだけではなく、新しい知識を得たことへの喜びを感じ取ったようだ。

「地域に興味も持ってほしい」の願いが伝わった

学校での使用が目標の一つだったという富沢さん。授業が終わった後は、

「感無量です。西東京市に興味をもってもらいたいという願いが伝わって、とてもうれしいです」

と笑顔を見せた。

「西東京市かるたは3年かけて作りましたが、完成した直後に『コロナ』が広まってしまって。ようやく大会が開けました。高齢の方にも評判が良いので、これからも、もっといろいろな人たちに使ってもらいたいです。かるたは気軽に、安全に遊べますから。なかなか外出しずらい今にぴったりですよね。たくさんの人に愛着をもってもらいたいと思います」

と話してくれた。

地域と学校をつなげることを狙いに

「学校出前講座」とは、今年4月より実施を開始した市内6つの公民館・図書館・社会教育課(教育機関)が連携して取り組んでいる事業で、市内で活動している個人や市民が講師として学校で授業を行うものになる。地域と学校をつなげることを目的としている。

「学校出前講座」田無公民館担当職員 國府方秀喜さんは、

「子供たちには、自分たちが育った西東京市のことを大人になってもずっと心に留めていってほしいと願っています。『学校出前講座』は、先生方にも改めて西東京市を知ってもらう機会であり、講師を通じて児童たちを見るという、新たな視点を得るきっかけになるのではないでしょうか」

と、話す。

また、西東京市教育部 公民館長 高田敦子さんは、

「地域で活動している人たちが講師になる『学校出前講座』は、子供たちが地域の人と繋がる場であり、個人の学びの成果を生かす場所でもあります。それは、自分のもっている知識や学びを還元できるというその人自身のやりがいや生きがいにも繋がるはずです。社会教育が必要とされている今、地域との連携の在り方が重要になります。

『学校出前講座』で学校、市民、公民館との連携がより濃くなり、いろいろな可能性が未来に向かって広がっていくと思います」

と期待を寄せる。

「西東京市かるた」の「学校出前講座」は、来年1月にも3校の小学校で実施が予定されている。楽しく遊びながら、自分たちの住む西東京市を知ることで、児童たちは地域への思いを深め、地域を大切に思う気持ちを育んでいくだろう。

(取材記者・三好圭子)

【関連動画】

【文化の日・特別対談】 こもれびホール×アースデイネット 文化の力で世界は変わる コロナ禍で踏み出すSDGs

2021-11-02

持続可能な社会のために文化の力が必要だ――「文化の日」に合わせ、本紙では、文化を切り口に環境問題やSDGsに取り組む地元の2者の対談を行った。

多くの環境団体が参加する「アースデイネット連絡協議会」からは代表の川地素睿さんと事務局長の田中敏久さん、西東京市の文化ホール「保谷こもれびホール」からは事業担当の芦田文さんにご参加いただき、「文化を通して地球や自然の素晴らしさを実感し、他者とつながれる」などと語り合った。 (以下、敬称略)

左からアースデイネット連絡協議会事務局長の田中敏久さん、同代表の川地素睿さん、保谷こもれびホール事業担当の芦田文さん

コロナ禍で意識が大きく変わった

川地「アースデイネットは、音楽や紙芝居、動画の配信など文化の力を活かして、コロナ禍でもつながりを持ち続けようと活動しています。

発足のきっかけは、この地域で約30年続いた市民主導のアースデイイベント(※1)がコロナ禍で中止になったこと。

そんな私たちの活動に芦田さんが関心を寄せてくださり、保谷こもれびホールとのつながりができました」

芦田「私自身、コロナ禍がきっかけで意識が大きく変わりました。人間社会と関係なく咲き誇る花々を見て、環境やSDGsへの関心が高まりました。

自然を、動物を、そして自分や周りの人を大切にして、心豊かな日々を過ごせるように願いを込めたコンサートを企画しました。東京交響楽団の弦楽四重奏団の演奏と、ナビゲーター・飯田有抄さんのお話をお楽しみいただける『クリスマスコンサート』を12月19日に開きます。(※イベントは終了している)

その舞台は、流通に出回らなかったお花(ロスフラワー)で飾ります。また、環境に優しいレシピの紹介や、アースデイネットの皆さまによるSDGsの展示コーナーを設けます。

このように環境をテーマにしたコンサートですが、『環境問題』と難しくせず、楽しい音楽を聴きながら自然環境について感じてもらえたらと考えています。ぜひ、感じたことを持ち帰っていただきたいです」

芦田文さん

身近なところで続けることが大事

田中「『持ち帰る』というのは、とても有意義なコンセプトですね。身近なところで続ける、というのが大事ですから。

実はアースデイネットでは、今年夏の『情報紙』で『おうちSDGs』という提案をしました。例えば、庭やプランターで植物を育てて、そこに来る生き物を観察しよう、といった身近にできる提案です。

やってみると、小さなプランターでの栽培でも、ちゃんと実がなり、花が咲き、虫が来るなど、発見・感動があるのですね。

私たちは今、谷戸町にある商業施設『フレスポひばりが丘』の屋上をお借りして子どもたちと野菜を育てているのですが、作業を嫌がる子なんていません。みんな楽しそうに植物の世話をしています。
そうやって実際に生き物の世話をし、その命を感じることが大切なのだと思います」

田中敏久さん

自然を賛美する芸術作品は多い SDGsの精神は昔からあった

川地「今回のコンサートですが、曲目もいいですね。ヴィヴァルディの『四季』(冬)やハイドンの『弦楽四重奏曲《ひばり》』など自然に関するものです」

芦田「お子さまからご年配の方まで楽しめるように、自然がテーマの親しみやすい曲を集めました」

川地「音楽でも絵画でも、古典といわれるものは自然を賛美しているものが多いですよね。改めて考えると、SDGsは別に今始まったことではなくて、同じ精神で昔から人々の活動はあったのだと思います」

川地素睿さん

パートナーシップを大事に

田中「私は学校教員だった頃から、『環境問題教育が環境教育の全てではない』と言っていました。公害などの環境の問題を取り上げがちなのですが、問題から入るとネガティブに捉えてしまう。そうではなく、自然や地球の生態系の素晴らしさ、命の尊さを実感し、それを守るために環境の問題に向き合うのがあるべき姿と思います。

そうするときに、文化の持つ力は絶大です。私たちはジョン・レノンの『イマジン』に独自の詞を付けたアースデイソングを作っているのですが、『地球を守りたい』と歌うたびに、思いを深くしますし、皆さんと共感していきたいと思います。

保谷こもれびホールは地域の文化拠点ですから、これからの企画に期待していますし、今後もご一緒できればと思っています」

川地「コロナ禍をきっかけに世界が変わろうとしています。それがどう変わるのかが大事です。

その手がかりになるのがSDGsです。

SDGsの17番目はパートナーシップなのですが、やはり人と人とのつながりの中でで取り組むことが大事です。そのときに、人々を結びつける『文化』の力は、本当に大きいですよね」


(※1)アースデイは地球について世界で考える日で、世界各所の多くの場では4月22日にイベント等が行われる。1970年から実施。西東京市の地域では90年から主に5月に市民主導で開かれてきた

※アースデイ西東京への問い合わせはメール(EDNET20@outlook.jp)で。

【リンク】

◎西東京市保谷こもれびホール

地元の切り絵作家・井上知子さん 明日から6年ぶり個展

2021-11-01

西東京市在住の切り絵作家・井上知子さんの個展「きりえの絵本展」が、11月4日から11月9日まで、西武柳沢駅そばのギャラリー「スペースコウ」(同市柳沢6の1の11)で開かれる。

井上さんは世界最古ともいわれる「ル・サロン展」(フランス芸術家協会主催)での入賞や「おおしま国際手づくり絵本コンクール」銅賞などの受賞歴がある作家。

おおしま国際手づくり絵本コンクール銅賞作品「リリーさんのようひんてん」

今回は自身6年ぶりの個展を、絵本の世界をテーマに地元で開催する。

午前11時から午後6時(9日は5時)まで。鑑賞無料。詳しくは同ギャラリー(090・4718・8558)へ。

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

【リンク】

◎【この町この人】井上知子さん

ウィーン在住ピアニストが作曲家ゆかりの地を動画で紹介 こもれびホールとコラボ

2021-10-21

西東京市の文化施設「こもれびホール」の「オーストリア音楽散歩」が注目を集めている。

これは、こもれびホール公式YouTubeチャンネルで視聴無料で鑑賞できるオンラインコンサート。

オーストリア在住のピアニスト山口友由実さんの演奏を聴きながら、音楽の都ウィーンの街をめぐる音楽散歩で、今年8月から配信が開始された「第一弾・夏 ウィーン国立歌劇場〜シューベルトの生家へ」は、ウィーン国立歌劇場からシューベルトの生家までの道のりを、ウイーン市立公園、ブルク公園など音楽にゆかりのある各所を巡りながら紹介している。

シューベルトの美しい曲とともに美しいウィーンの景色を見ていると、あたかも海外旅行に行っているようなわくわくとした気持ちが味わえる。

また、15分の番組後半には、山口さんのピアノと高大善さんのチェロの演奏も収められた贅沢な内容となっている。

オペラ座

コロナ禍の影響受け、新しい取り組み

同ホールと山口さんは、2013年7月にロビーコンサートに出演されてからの縁。当初は、今年7月に来日しての生コンサートを予定していたが、「コロナ」の影響により来日が叶わず、12月のオンラインコンサートに変更した。

山口さんは、日頃から曲の背景や作曲家のエピソードなどを伝えながら演奏をするレクチャーコンサートを開催されている。そこで、そのノウハウを生かし、オンラインコンサートに向けての「オーストリア音楽散歩」が生まれた。よりオンラインコンサートを楽しんでもらうと同時に、「コロナ」で沈みがちな人たちの気持ちが、少しでも明るくなればという思いが込められている。

動画の制作は山口さん自身が行ない、同ホールが配信を担当した。生配信も考えたが、時差等の関係で現在の形に落ち着いたという。

山口さんからは、「世界中が『コロナ禍』の中、旅行やコンサートに行くこと、日常だったことが難しい日々が続いています。オンラインコンサートではウィーンの雰囲気たっぷりに音楽をお届けし、事前講座ではウィーンの街を歩き、音楽家の軌跡を辿りながら、少しでも旅行気分を味わっていただけたらと思っております。音楽で世界がつながりますように」というメッセージが届けられている。

山口友由実さん(©Sho Yamada)

コロナ禍こそ、音楽にできることがある

「オーストリア音楽散歩」の企画にあたり、同ホール事業課の芦田さんは、「『コロナ』で気持ちが沈みがちですが、とにかくできることを考えようと前向きに取り組みました。この時期だからこそ音楽にできることがあると信じています」と話す。

ご自身も大のクラシック音楽好きという芦田さん。

「音楽が身近にあるということを思い出してほしいです。不要不急の観点から音楽を控えてしまう人がまだまだ多いですが、音楽は人を元気にしてくれます。明るい曲、悲しい曲、楽しい曲、どんなものでも力をくれ、歌詞などの言葉がない分、その時々の心の状況に寄り添ってくれます。15分の『音楽散歩』をきっかけにして、たくさんの人たちが前向きな気持ちになってくれることを願っています。旅行気分を味わいながら、ぜひ音楽に触れる時間を作ってください」

街歩きマップも配信

「オーストリア音楽散歩」は「街歩きマップ」を見ながら視聴を楽しめるので、いっそう旅行気分が味わえる内容になっている。(ダウンロードはこちら )なお、ダウンロードが難しい方は、同ホールでマップを配布している。                                                                                                                                                                                                                    「第二弾・秋 セセッション〜シューマン縁の場所へ」は10月21日に公開予定。

◎保谷こもれびホール

◆山口友由実(やまぐち ゆうみ)

東京音楽大学大学院修了、ウィーン国立音楽大学大学院ピアノ室内楽科を満場一致の最優秀で修了。
テレビ朝日「題名のない音楽会」に独奏で出演。
2011年第18回ブラームス国際コンクールピアノ部門第3位を機に、ウィーン楽友協会でのリサイタルをはじめコンツェルトハウス、シューベルト生家、オーストリア国会議事堂、ペーター教会など、ウィーンを中心に各地で幅広く活動。
2016~2018年日本女子大学、和洋女子大学等で後進の指導にあたる。
2016年発売のデビューCD「謝肉祭~音列の風景たち~」はレコード芸術誌上で準特選盤
http://www.yuumi-yamaguchi.com/

(取材記者・三好圭子)

【リンク】

◎西東京市保谷こもれびホール

【文化の日・特別対談】 こもれびホール×アースデイネット 文化の力で世界は変わる コロナ禍で踏み出すSDGs

89歳男性が生涯初の書展 11月3日からフレスポで

2021-10-19

西東京市在住の野口忠さん(89)が、11月3日から10日まで、フレスポひばりが丘(谷戸町2の3の7)で書の個展「書で観る歴史と文化の個展」を開く。

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

野口さんは成人してから好きで書に親しむようになり、独学で今日までさまざまな作品を書いてきた。
気になった言葉を書くのが野口さんのスタイルで、訪ねた寺院のパンフレットや偉人の言葉、経典など、作品は多彩。

個展を開く野口忠さん

商店街のイベントや政治活動などで頼まれて看板の文字を書くことも多く、今回の衆議院議員選挙に向けても、証書を書くなど現役で参加している。

個展を開くのは初のことで、野口さんは「独学の書ですが、書きためてきたものを皆さんに鑑賞していただけたなら光栄です」と話している。

午前10時から午後5時まで。入場無料。

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

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    2021-10-19

田無神社で切り絵展「平家物語」~地元作家・小出蒐さん作品31点

2021-10-19

西東京市在住の切り絵作家、小出蒐さんの作品展「平家物語絵巻 ~小出蒐 切り絵の世界~田無神社展」が、田無神社おみくじ処で、令和3年10月9日(土)から開催されている。

小出さんの「平家物語絵巻」は2017年に刊行された画集。2013年から4年の月日をかけて制作され、平家一門の栄枯盛衰を描いた軍記物語「平家物語」の代表的な場面72点を切り絵で描いている。

今回は『敦盛』や『宇治川先陣』『足摺り』等、よく知られている場面を描いた31点が、おみくじ処の壁面・天井に解説文とともに展示されている。

深い親交から生まれた企画展

田無神社と小出さんの親交は深い。「スサノオ」「一楽萬開(五龍神)」「婀魔毘依(アマビエ)」等が奉納されているほか、田無神社J:COM絵馬デザインコンテストの審査員を第1回から務めている。今回の展示は、小出さんへの感謝とともに、素晴らしい作品の数々を地域の人たちに届けたいという田無神社賀陽宮司の願いから生まれた。

賀陽宮司は、「西東京市に在住されている小出さんの素晴らしい作品を、たくさんの地域の人に届けるお手伝いができることは、神社としての喜びです」と感謝を口にしたうえで、「平家物語絵巻」の魅力について、「どれ一つとして、同じ構図がないのです。そして、作品に登場する主人公一人一人もまったく違う。それぞれの個性が見事に描き分けらていて、見れば見るほどに深い味わいがあります」と話す。

作品展の構想はずっと抱えていたものの、神社での展示をどうすれば良いのかが課題だったという。今回、西東京市「ヤギサワベース」店主中村晋也さんがおみくじ処での展示を提案したことによって実現された。

中村さんは作品展のプロデュースにあたり、おみくじ処のもつ厳かで新鮮な雰囲気を存分に生かすことに注力したという。その言葉通り、白を基調とした清らかな空間を彩る小出さんの切り絵は、どこまでも美しい。また、広い天井には、これも小出さんの手によるモビールが飾られており、いっそう見る者の目を楽しませてくれる。

作品を紹介する小出蒐さん

「平家物語の人物たちが、コロナ禍にある私たちに勇気を与えてくれる」

テストの成績が95点を下ったことがないというほど、大の歴史好きだった小出さんと平家物語の出会いは高校のときだそうだ。長い年月を重ねても一向に色褪せない、その魅力を自分なりの表現で世に伝えたいと考えたとき、

「自分にできることは切り絵しかない」

との思いに行き着いたという。構図はいちばん時間をかけて考え、髪の毛の繊細な質感を表現することも、気を遣ったことの一つだそうだ。

「『平家物語』の戦国の時代も、現代も、人が生きていくという意味では全く同じだと思います。人々の葛藤や苦しみ、喜び、そんな普遍的な感情の数々を『平家物語絵巻』からぜひ感じ取ってください。『コロナ』禍にある私たちに、勇気を与えてくれるはずです」

と、小出さんは力を込める。

展示期間は来年8月31日までと長期に及ぶ。耐久性を考慮して展示作品はフィルムにプリントしたものとなっている。6色印刷をしたことで、原画のもつ微妙な色彩も忠実に表現できたという。

(取材記者・三好圭子)

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

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シンポジウム 「市民と考える東大農場・演習林の活かし方」 10月30日、オンラインで

2021-10-05

10月30日(2021年)、オンラインシンポジウム「市民と考える東大農場・演習林の活かし方~みんなで考えよう!  広大な農と樹木の研究拠点~」が開催される。

主催は東大生態調和農学機構社会連携協議会(以下、社会連携協議会)で、社会連携協議会のこれまでの活動と、西東京市にある東大生態調和農学機構の地域資源としての価値を広く市民に伝えると同時に、これからの南キャンパスの持続可能な社会連携について議論するもの。

市民も参加することで豊かな街づくりに反映していくことを目的としている。

シンポジウムは2部構成となり、第1部は主に、主催の社会連携協議会の活動を振り返る。第2部は東大生態調和農学機構・市民・行政による「これからの10年でできることは?」と題したパネルディスカッションが行われる。

現在の南キャンパスの公開エリア

町中にある30ヘクタール超の農場・演習林

西東京市のほぼ中央に位置する「東大生態調和農学機構」(以下、機構)の正式名称は「東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構」で、西東京市民には「東大農場」の名称で親しまれてきた。

機構は田無演習林を含めて30ヘクタール以上の敷地で、耕地・林地・温室・見本園などが配置され、東京大学大学院農学生命科学研究科・東京大学農学部の教育・研究の場となっている。生態系と調和できる新しい農林業を実現し、安全な農林産物の持続的供給に貢献することを目的としている。

同時に、社会連携や地域貢献の理念を掲げており、2013年に機構・市民・行政で構成される社会連携協議会が発足。以後、農と食の体験塾「大豆編」、東京大学生態調和農学機構公開セミナー「薪ストーブを生かそう」、東大田無演習林自然観察会等、市民を対象とした数々のイベントを企画してきた。

農と食の体験塾「大豆編」 (写真提供:西東京市民)

地域連携が期待される南キャンパスエリア

現在の機構は、8月2日に開通した都道、保谷東村山線によって敷地内が2分されている。北側と南側に2つのキャンパスがあり、北キャンパスは教育研究活動に専念する施設となっている。

シンポジウムのテーマとなる南キャンパスは、これまでも「ひまわり迷路」や「観桜会」、200種もの種類を誇る「ハス見本園」など一般公開され、多くの人たちに親しまれてきた。今後も、大学の研究の場としてだけでなく、セミナーや体験学習等、環境教育や社会連携の場としての活用が考えられている。

シンポジウムでは、機構のもつ研究施設、地域資源の両面に焦点を当て、その価値と意義を参加者に周知するとともに、南キャンパスの有効的な活用のあり方について議論を深めることを狙いとしている。

機構と連携協力し、シンポジウムに登壇予定である多摩六都科学館 統括マネージャー 廣澤公太郎さんは、機構で行なっている研究をもっと市民に知ってほしいと願う。

「命をつなぐ食物だけではなく、花や虫、紅葉や新緑など、人の心を癒す豊かな自然等もすべて、生態系によるものです。でも農業そのものが、生態系を破壊している事実もあります。機構では、生態系と調和した新しい農学のあり方を追究しているのです。そのような施設が西東京市にあることに価値を感じてほしい。宝物と思ってほしい。そして、この価値ある地域資源をどう活かしていくか、ぜひ一緒に考えていただきたいと思います」

と話す。

都道が開通し、南北にキャンパスが分かれた(写真提供 東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構、転載厳禁)

社会連携協議会メンバー、シンポジウム実行委員会 委員長の高嶋弘明さんは、

「農は地域や暮らしに関わりが多く、学ぶことで私たちができることが増えてくるでしょう。シンポジウムは機構の研究の内容を知る貴重な機会です。身近なものとしてとらえてもらうきっかけになると思います。多くの皆さんに、ぜひ参加していただきたいです」

と呼びかける。

全国で農場を持っている大学は54校あるが、西東京市のように市内の真ん中に位置するところは少なく、利便性の良さも群を抜いているとのこと。大学・市民・行政が定常的に連携していることも珍しく、シンポジウムには他の大学からも申し込みが来ている。

オンラインで80人まで

シンポジウムは、10月30日(土)13:30~16:20、オンライン(ZOOM)にて開催される。参加費は無料で先着80人となっている。

申し込みはウエブにて、10月25日まで。

なお、機構の現在の公開エリアは北原交差点近くの正門すぐの広場のみとなっている。奥の立ち入り禁止エリアには絶対に入らないよう厳守してほしい。(見学等についての詳細はhttps://www.isas.a.u-tokyo.ac.jp/index.shtml)

※編集部注:このイベントは終了していますが、地域のアーカイブ情報として公開しています

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