2025年の運勢は? 九星気学で鑑定

明けましておめでとうございます。


2025年は十二支でいえば巳年、九星でいえば二黒土星年となります。


コロナ禍で右往左往しているうちにジワジワと始まった物価上昇は、新年になっても止まらず続くもよう。物価高を上回る所得増とはなかなかいかず、年金も相変わらず目減り感が強そうです。


うれしい話ではありませんが、そもそも日本はその国相(国の形)からいって、巳年は弱い、と見ます。首都を中心として見た場合、巳の方角(南南東)に領土をもたないからです。これは、いかんともしがたいマイナス要素といえるでしょう。


とはいえ、個人の運勢となると、また別です。家の巳の方に張りだし(でっぱり)があったりすれば、そこに住んでいる人は良縁に恵まれ、商売繁盛にもつながります。


巳の方は辰の方と合わせて南東方位となり、家相としては、よい評判の広がる箇所となります。つまり、世間からの「信用」を保証してくれる箇所なのです。


古来、巳(蛇)には、お金や生命力に結びついた信仰があって、巳の年は、そんな「巳さまパワー」もいただけそうです。これは、巳年の大きなプラス要素ですね!


脱皮を繰り返しながら成長していく蛇は、多くの国で再生のシンボルと考えられています。その証拠には、世界医師会や日本医師会のロゴマークには蛇がデザインされています。蛇が医療の象徴なのです。

日本医師会のロゴ


蛇の抜け殻をもっていると健康とお金に恵まれるという、ありがたいご利益もあるそうですよ。


また、蛇は弁財天のお使いでもあります。初詣を氏神さまでスタートしたら、今年は井の頭弁財天に詣でるのもよさそうです。弁財天さまは芸能の神さまですから、芸事上達にもはずみがつくでしょう。


そして、今年は九星では二黒土星年。この星は地味ながら、働き者の星。大地を表す、大いに頼りになる星です。ただし、地の働きにかかわるだけに土星(二黒以外では五黄、八白)が九星盤の中央にめぐる年は地震、嵐など、自然災害には要注意となります。


ころばぬ先の杖で、防災グッズの点検、準備も抜かりなく。


* * *


今月はどの本命星の方も、足、腰など関節を痛めないように。階段、床の荷物は片付け、特に家の北東方位の清潔を保つようにすることです。

一白水星:1927年、36年、45年、54年、63年、72年、81年、90年、99年、2008年、2017年


二黒土星:1926年、35年、44年、53年、62年、71年、80年、89年、98年、2007年、2016年


三碧木星:1925年、34年、43年、52年、61年、70年、79年、88年、97年、2006年、2015年、2024年


四緑木星:1924年、33年、42年、51年、60年、69年、78年、87年、96年、2005年、2014年、2023年


五黄土星:1923年、32年、41年、50年、59年、68年、77年、86年、95年、2004年、2013年、2022年


六白金星:1922年、31年、40年、49年、58年、67年、76年、85年、94年、2003年、2012年、2021年


七赤金星:1921年、30年、39年、48年、57年、66年、75年、84年、93年、2002年、2011年、2020年


八白土星:1920年、29年、38年、47年、56年、65年、74年、83年、92年、2001年、2010年、2019年


九紫火星:1919年、28年、37年、46年、55年、64年、73年、82年、91年、2000年、2009年、2018年


(※上記の生年表は西暦で記載しています。2桁のところは1900年代です。なお、九星気学の鑑定では「節分」が節目です。1月1日から2月3日までの間の生まれの方は、前年が本命星となります。例えば、1993年1月29日生まれの方は七赤金星ではなく、前年1992年の八白土星が本命星となります)

【年運】

一白水星

飛躍の年ながらスタートは今イチ。まずは異性問題に要注意。


気分は前のめり。うまい話にとびつかないで。最初につまずくとせっかくのいい年も台なしに。持ち前の冷静な判断力を働かせて。

二黒土星

運気は満開。思いは叶いやすいが、最強ゆえに守りも大切。


各種研究や作品を発表するのに有利な年だが、新規開業、事業拡大などは慎重に。これまで順調にやってきた人ほど、蓄財を考えて。

三碧木星

実力の過信は禁物。言動を慎み、低姿勢に徹して。投資は不可。


元気者の三碧のチャレンジ精神が裏目に出やすい年。大きい態度で敵をつくると運気は急降下。立場をわきまえ分相応の生活をして。

四緑木星

仕事よりは遊びにつられ、散財も。特技を生かして活路あり。


賑やかで楽しいことが多い反面、気力、集中力は不足気味。年配者のリタイアにはよい年回り。特技が副収入につながることもある。

五黄土星

敗者復活戦も有利。一身上の変化をチャンスにつなげたい。


これまで順調にきた人は、あまり欲張らず、足下の小さな改革改善に取り組んで。身内関係は良好。婚活は進みやすく、再婚も吉。

六白金星

過去の努力が花開く一方で、旧悪もバレる。官公庁関係注意。


昇進や受賞もあり華やいだ年ながら、内実ははたで見るほど楽ではなさそう。精神的にやや不安定。人によっては訴訟絡みの悩みも。

七赤金星

行動より思索の年。新規着手は地味に始めて、長つづきする。


本命星が北に回って、季節でいうなら冬だけれど、同時に「一陽来復」。特技獲得のため、けいこ事など密かに始めてモノになる。

八白土星

好運期の始まり。周囲の状況をよく見て。うまい話にご用心。


誕生日をすぎると、ジワリ運気は上昇。来年以降の盛運期に向けての準備年。借金、異性問題などある人は、今年中に始末をつけて。

九紫火星

ツイてきたな、と実感できる盛運期。仕事も婚活も積極策で。


従来の仕事の拡張や新規開業も吉。ただし、人によっては税務署の調査にビクビク!?善悪にかかわらず、過去の事柄が表面化する。


鑑定士:野村徳子/九星研究家。著書に『よくわかる気学(東洋占星術)入門』(弘文出版)、『よい名前のつけ方』(同)、『寺院参拝』(国際情報社)、『はすの花 共時性と予兆の秘密』(新風舎文庫)ほか

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