隣接市全てが利用可能に 小平が小金井・東大和と協定 

小平市が東大和市と図書館相互利用の協定を結び、小平市民は5月24日(2023年)から、東大和市の図書館で利用カードの登録ができるようになる。すでに近隣の7市での登録も可能なため、同市民は全ての隣接市の図書館で本を借りられるようになる。

図書館相互利用の協定書を交わす小平市の青木由美子教育長(左)と東大和市の岡田博史教育長

地域のにぎわい創出の一面も

これまで、小平市民が図書館利用の登録ができる他市は、西東京・東久留米・東村山・清瀬・国分寺・立川・小金井の7市があり、唯一、隣接市では東大和市が抜けていた。

他市の図書館利用については、特に市境に住んでいる人には便利なため、隣接自治体同士が協定を結ぶなどして、両市の相互利用を可能にするケースは多い。

他市の人の利用が増えると地元市民の利用に不利益が生じるという見方もあるが、一方には、人の往来が増え、地域のにぎわい創出につながるという面もある。

ちなみに、小平市も西東京市などの隣接市の市民の利用登録を受け付けているが、その利用率は総貸出冊数のうち6~7%だという。

北多摩5市は相互利用が可能 市により蔵書の特色も

なお、小平市・西東京市・東久留米市・清瀬市・東村山市の5市は広域行政圏として、圏域内の住民であればどの市の図書館でも登録ができる。

小平市中央図書館にある、近代彫刻の巨匠・平櫛田中の蔵書などを紹介する「平櫛田中文庫」や、東村山市中央および秋津図書館にある「ハンセン病を知る本コーナー」など、各市で蔵書の特色もあるので、利用登録できる図書館が増えるのは基本的には歓迎されそうだ。

なお、西東京市民と東久留米市民は、全ての隣接自治体で利用登録できる。

詳しくは、各市の図書館へ。

【リンク】

小平市図書館

西東京市図書館

東久留米市図書館

東村山市図書館

清瀬市図書館

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