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「ほくほくラジオ」1周年 小平・清瀬の市職員が発信 FMひがしくるめで

2021-02-26

コミュニティラジオ放送局「FMひがしくるめ」(85.4MHz)で、小平市の職員・神山伸一さんと清瀬市の職員・植田貴俊さんがパーソナリティーを務める番組「ほくほくラジオ」が、2月12日(金)、1周年を迎えた(2021年)。

市職員がラジオパーソナリティーを務めるのは全国的にも珍しく、特に2市の職員が一緒に番組を持つのは異例のこと。

「両市の情報を発信することで、多摩地域の連携や人の動きを活性化できれば」と、二人はさらなる情報発信に意欲を燃やしている。

第2金曜・午後8時から1時間の生放送

番組は毎月第2金曜日の午後8時から8時55分までの生放送。二人がメインパーソナリティーを務め、小平市・清瀬市からそれぞれ1人ずつゲストを招いてトークを繰り広げる。

ゲストはこれまでに、

  • 小平観光大使でサッカーJ1「清水エスパルス」に所属した吉本一謙さん(現在は引退)
  • 清瀬市で育った世界的映画監督の是枝裕和さん
  • 清瀬市出身のタレント・村野武範さん

のほか、市民活動を続ける市民や、両市の職員など多彩な面々を招いてきた。その数は1年で、延べ52人に上る。

定期配信の番組のほか、第5金曜日や正月などに特別番組も放送してきており、1年間で放送したのは17回に達した。

その間に、

  • 清瀬市の市制施行50周年を記念するスペシャル番組
  • 小学生が参加する夏休みスペシャル
  • 小平市にある喫茶店「永田珈琲」からのサテライト放送
  • 正月の2時間番組

といった取り組みもしてきている。

小平市職員の神山伸一さん(左)と清瀬市職員の植田貴俊さん

新成人スペシャル番組を急きょ放送したことも

今年1月には、新型コロナウイルスの影響で成人式が各市で取りやめになったことを受け、急きょ「新成人スペシャル」を放送。わずか3日で企画し、新成人の生の声を地域に届けた。

この放送については、出演した新成人の祖父母が地方でネット回線を通じて聴き、孫の声に涙を流して喜んだというエピソードもあったそうだ。

こうした取り組みについて神山さんは「フットワーク良く、コミュニティラジオらしい放送ができたと思います」と振り返る。

さまざまな縁とタイミングが重なり、番組がスタートした

東久留米のコミュニティラジオで、小平と清瀬の市職員が番組を持つ―—。

少々不思議な取り合わせですが、番組の発足はそれぞれのタイミングが合ったからという。

現在、環境政策課課長の神山さんは、昨年度まで小平市の文化ホール「ルネこだいら」に配属されており、同局に電話で出演し、イベント案内の放送を行うことがあった。

そんな縁から同局の代表・高橋靖さんと交流があり、「番組をやってみない?」と持ちかけられた。

とはいえ、小平市はFMひがしくるめの放送圏外。どうしたものか……と思いを巡らしたときにピンときたのが、清瀬市との連携だった。

「小平市にも清瀬市にもコミュニティFM局はなく、その間の東久留米市にはある。それならば、東久留米を中心に、小平、清瀬を含めた大きな円として捉えれば、エリア内の人の動きを生み出し、地域活性化に役立てるのではないか」

そこで声を掛けたのが、20年ほど前に自治体職員向けの研修で知り合い、交流を持ち続けてきた植田さんだった。

実は植田さんは、現在、秘書広報課の課長。情報もたくさんあるはず―—と連絡を取ったところ、一方の植田さんも、ちょうど新しい情報発信を模索していたところだった。

「FMひがしくるめとの接点は、清瀬市が防災協定を結んだことです。それを機に、もっと深いつながりを持てればと考えていたところでした」

と植田さん。

さらにいえば、FMひがしくるめの側も、今後の聴取エリア拡大を模索していたところだった。もし、小rう平・清瀬の情報を発信できる番組が作れれば、「これから見本になっていく番組」(高橋代表)となる。

このようにそれぞれのタイミングが合致し、番組がスタート。番組内では、行政職員のネットワークを活かして東久留米市の話題も入手し、小平・清瀬・東久留米を中心にした情報発信を行っている。そんな思いから番組名を、「北多摩」と「旬」にちなんだ「ほくほくラジオ」と命名した。

市民として自由に情報発信

ところで、二人はどういう立場で番組にかかわっているのだろうか?

質問したところ、「市職員ではあるけれど、一市民として参加している」との返答だった。

「当然ですが、私たちは無償ボランティアで参加しています。市にはきちんと申請をし、活動を認めてもらっていますが、市を代表して来ているわけではありません。職員のネットワークや情報を生かしながら、自由にやっています。市職員にも多数ゲスト参加してもらっているので、市の職員を身近に感じてもらえる機会になったらいいですね」

と神山さん。

対して植田さんは、

「番組には渋谷金太郎市長にもご登場いただいており、市からは好意的に見てもらっています。広報誌では書ききれないことも多いですし、特定の市民団体などを紹介するのは難しい。その点、この番組があるおかげで情報発信の幅が広がりました」

と話す。

「温度が感じられる放送を続けたい」

1周年を迎えるに当たっては、それぞれこう振り返ってくれた。

「いろいろな人にご登場いただき、バラエティある番組をお届けできたと自負しています。ラジオはリスナーとパーソナリティーの距離感が近いメディアだと思っています。寄せられたメッセージはできる限り番組内で読んでいますし、意外に双方向です。温度が感じられるような番組を続けていきたいですね」(神山さん)

「だいぶ慣れてきて、情報を伝える楽しさを感じているところです。市の公式な活動では伝えきれないような、埋もれていた情報を掘り起こしていけたらと思っています」(植田さん)

こうした二人に対して、同局の高橋代表は「正月特番もお任せしましたし、信頼しています」と話す。

「現在、小平市・清瀬市への聴取エリア拡大に向けて申請の準備をしており、こうした先行例があると進めやすい。この番組があることはウチの局にとってとても大きいです」(高橋代表)

オリジナルマスクを10人にプレゼント

今回、「ほくほくラジオ」では、番組1周年を記念して、オリジナルマスクを10人にプレゼントする。

このマスクは、清瀬市の市民団体「まちづくり清瀬」のメンバーが、番組への応援として提供してくれたもの。グレーのマスクに、オリジナルロゴが配されている。

応募はメール(854@fm-higashikurume.com)またはファックス(050-5241-3861)で。応募締切は2月19日(金)。

番組の感想を添えてご応募を。応募多数時は抽選。当選者の発送は賞品の発送をもって代えます。

(※すでに応募は終了しています)

プレゼントするロゴ入りオリジナルマスク

番組はスマホでも

なお、現在は東久留米市が聴取エリアとなっているFMひがしくるめだが、スマートフォンのアプリ「FM++」を使えば、全国どこででも聴取可能。

【リンク】

 ◎FM++ [FMひがしくるめ]

 ◎FMひがしくるめ(公式サイト)

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西東京市の市民課がより便利に! 事前予約10/1~

2026-09-17

西東京市の市民課窓口がより便利に!

10月から、来庁の予約ができるようになります。
予約受付は9/24~。

また、マイナンバーカード関連の専用窓口を開設するとのこと。

ちなみに、東久留米市も10月から市民課・保険年金課の窓口事前予約をスタートします!

#西東京市 #東久留米市 #窓口予約 #マイナンバーカード手続き

さくらジュニアオケ演奏会 27日㈰、小平の高齢者施設で、無料

2026-09-16

小平市を拠点に活動する「さくらジュニアオーケストラ」の演奏会が、27日㈰午後2時から、同市の高齢者施設「プラチナ・ヴィラ小平」(鈴木町1の85の1)で開かれる。

子どもの居場所づくりに取り組んでいる「こだいら・自分らしさ学びの広場」が招いて実施するもの。同会では普段、日曜日に同施設を会場に誰でもふらりと寄れる場を設けており、今回、子どもたちに生の音楽に触れてほしいと企画した。

鑑賞無料。詳細は近藤さん(ns500m0803@gmail.com)へ。

➡Instagram「こだいら・自分らしさ学びの広場」

認知症支えて30年 「西東京ゆとりの会」が記念の集い

2026-09-16

認知症の家族会「西東京ゆとりの会」が今月、発足30周年を迎え、9日に記念の集いを開いた。

現在介護中という人から、すでに認知症の家族を亡くされた人まで約30人が参加。市の担当課や地域包括支援センターの職員、山田病院の認知症認定看護師らも駆け付けた。認知症の妻と参加する男性の姿もあった。

集まった会員や関係者たち

同会は、当時の田無保健所の主導で「家族交流会」として発足。認知症という言葉もない時代で支援体制が乏しいなか、精神的に支え合ったり、情報交換の場として役割を果たしてきた。名簿を作り始めた2002年以降で164人が登録している。現在の会員は40人。

発足時から会に関わってきた現会長の田村賀代子さんは「気付けば30年。ここで立ち止まらず、今後も一人でも多くの方をサポートしていきたいです」と話している。

なお、30周年に合わせて記念文集を作成しており、同市の各地域包括支援センターで閲覧できる。

30年、会に関わり、現在は会長を務める田村賀代子さん(左)と谷恭子さん

Nゲージ愛好家、集まれ! 9/26㈯、西東京市柳沢でサークル活動

2026-09-16

広い場所がないと存分にできないNゲージ(鉄道模型)を思いっきり走らせよう!――9月26日㈯正午から午後6時まで、西東京市柳沢の集会所(都営柳沢二丁目第二アパート17号棟 1階)でNゲージの「運転会」が開かれる。車両持ち込み歓迎、見学だけでもOK。

日頃から鉄道をテーマに、情報交換やNゲージ制作・作動を楽しんでいるサークル「柳沢鐡道」のイベント。今回、安定して活動できるようになったコロナ禍後で10回目の節目とのことで、新規参加者も募っている。参加無料。

詳細は同会(hosupi_okumoto@yahoo.co.jp)へ。

➡柳沢鐡道

[この町この人]トランペット奏者・塚本義成さん

2026-09-14

(下部に動画あり)

美空ひばり、八代亜紀、吉幾三、サラ・ブライトマンらのバックバンドを務めたほか、ミュージカルのオーケストラなどで活躍してきたトランペット奏者。

60代になった今は、観客を目の前にした小ステージや時には招かれた家で、自分の演奏を届けることに注力している。

10月11日㈰には、15年ほど前から暮らす地元・西東京市の保谷こもれびホールで、自ら率いる「アンサンブル・ドリーム」による「オータム コンサート」を開く。



3歳でピアノを習い始め、文字の前に楽譜を覚えた。トランペットとの出会いは小学5年生の時。学校で楽団結成があり、その選考時に一発目で音が出た。

中高と吹奏楽部に所属し、当時、吹奏楽に実績のあった国立音大へ。正統なクラシックを学ぶ傍ら、ジャズに傾倒し、幅広い音楽に触れた。これが良かった。

「プロは、現場で初めて楽譜を見せられ、顔を合わせたばかりのメンバーとセッションすることがほとんどです。『楽譜も読めて、アンサンブルも理解している』ということで、よく声を掛けていただきました」

弱冠25歳にして、大御所・美空ひばりの専属バンドにも参加。トランペットはバンドの真ん中に位置したため、当時の美空ひばりの歌唱映像には、たいてい自身の演奏姿が映っている。

「直接話せる立場ではなかったですが、コミュニケーションなんて不要なくらい歌唱力がすごかった。リハーサルもなく、本番一発なんですが、バンドが自然と引っ張られていくのです。世界屈指の歌手のバンドも務めましたが、私の中ではひばりさんが一番ですね」

昭和歌謡、ミュージカルとさまざまなバックバンドを務め、なかなか家に帰れないほど全国をツアーで巡った。

現在は、そんなハードな第一線から引き、自分の音楽を届ける活動に切り替えている。

「美空ひばりやレ・ミゼラブルなど『誰か』を見にくる方に向けて演奏をしてきましたが、これからは塚本義成のトランペットを聴きたいという方に吹きたいのです」

実際、直接感想を言われることが多く、これまでなかった経験に、やりがいを新たにしている。

■つかもと・よしなり 岐阜県出身、1985年 国立音楽大学卒業。88年から美空ひばり専属プレイヤーとして東京ドーム不死鳥コンサートなどに参加。現在は、「夢音宅配便」と題した懐かしの名曲コンサートをイベントやホームパーティーなどで披露する活動を行っている。

➡夢音宅配便~懐かしの名曲コンサート
    

#タウン通信 #トランペット #塚本義成 #こもれびホール

練馬に、逸品イチゴのジェラートやパフェを提供する店がオープン

2026-09-14

本日オープン!

練馬区三原台に、自社農園で収穫したイチゴを使用した
・ジェラート
・パフェ
・スムージー
・グルテンフリーの米粉バウムクーヘン
などを提供する
「Ichigo Tokyo(イチゴ トーキョー)」が9/14(月)にオープン。

同園のイチゴは、今春のフランス・マクロン大統領を迎えた晩餐会にも並んだという逸品。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000190472.html

#イチゴ トーキョー #カトウグリーンファーム #加藤農園

武蔵野大学建築デザイン学科の学生が、最優秀賞受賞! 10月下旬にワークショップ実現へ

2026-09-14

祝・最優秀賞!

西東京市にキャンパスのある武蔵野大学工学部建築デザイン学科・伊藤泰彦教授ゼミの学生が、「子どものまち・いえワークショップ提案コンペ」(日本建築学会)で最優秀賞受賞!!

段ボールの家を被ってまちを歩き、子どもたちが自分の居場所を見つける体験を提案するというユニークな企画。
題して「家どかり(やどかり)」。

10月下旬に、受賞した提案を実現するワークショップを開催するそうで、現在、商店街などに掛け合っているところだとか。

これは面白いワークショップになりそうですね!

#家どかり #武蔵野大学

9/20、清瀬聖母教会でコンサート

2026-09-14

フルート奏者の桂綾子さんからご案内いただきました!

9/20(日)、清瀬聖母教会礼拝堂で、フルートやオルガン、リコーダー演奏など。

「音楽と絵画と物語による 聖フランチェスコ 没後800年記念公演」。

午後2時から、入場無料。

詳細は同教会へ。
TEL:042-493-7472

#清瀬聖母教会 #教会コンサート 

ゲーム感覚で、東大和市の魅力を体感! 10/12、ロゲイニング

2026-09-14

狭山丘陵に設定されたチェックポイントを制限時間内に巡ろうという「狭山丘陵ロゲイニング」が、10/12㈪㈷に開催されます。

東大和市の主催で、先着順380人。参加は無料。

詳細は同市ホームページご参照を。
https://www.city.higashiyamato.lg.jp/bunkasports/event/1003707/1011086.html

#東大和 #狭山旧臘ロゲイニング #ロゲイニング

田無ジャズ研究会主催、増渕英紀の酔いどれトーク

2026-09-14

田無ジャズ研究会から、9/26に西東京市柳沢公民館で「増渕英紀の酔いどれトーク・ショー」のご案内をいただきました!

音楽評論家の増渕さんが、世界の音楽を語りつくすというプログラム。
入場料500円。19時~。

お問い合わせは同会へ。
ec4439@yahoo.co.jp

#増渕英紀 #田無ジャズ研究会 

職業能力大の今村遼さん、技能五輪に出場!

2026-09-11

小平市ゆかりの日本代表選手!

職業能力開発総合大学校の今村遼さん(電子情報工学専攻)が、「技能五輪国際大会・ソフトウェアテスト職種」の日本代表に!

中国・上海で22日に開会となる大会で、実務に即したソフトウェアのテスト能力を競い合うとのこと。
この競技は今大会新設のものです。

(小平市・プレスリリースより)

#技能五輪 #今村遼 #職業能力大 #職業能力開発総合大学校

[アーカイブ]世界最北にマイホーム グリーンランドに暮らす 大島育雄さん

2026-09-09

※編集部より 大島育雄さんの訃報に際し、2009年1月に掲載した記事を改めて公開します。東久留米市出身、清瀬市育ちとのことで、帰国時にインタビューさせていただきました。ご冥福をお祈りします。


世界最北の村、グリーンランド・シオラパルク村(北緯77度47分、西経70度46分、北極点まで約1300キロ)に暮らして35年。

隣町まで60キロ、海に面したわずか60人強の村で、クジラやセイウチ、アザラシ、鳥などを獲る猟師として生きる。

現地の女性と一男一女をもうけ、今は孫が7人。北極点に立った最初の日本人の一人でもある。

グリーンランドに行ったのは、日本大学に在籍中、山岳部に所属したのがきっかけ。同部はかねてグリーンランド冒険に力を入れており、文献の整理などでその研究にかかわった。20代前半で生き方を迷い、「アフリカでもどこでもいい。とにかく外国に行きたい」と思いを募らせたとき、グリーンランドを選んだのは自然のことだった。

初めての海外旅行で不安もあったが、心強い仲間もいた。世界的な冒険家、植村直己さんだ。犬ぞりの練習地に世界最北の村を選んだ植村さんとは、1972年11月から、3カ月ほど一緒に暮らした。

犬ぞりで頻繁に出かけていく植村さんを横目にしながら、興味は村の人々に向いた。痛感したのは、自分の生活技術の足りなさ。自分よりも子どものほうが生活力があることに愕然とした。

「まがりなりにも大学を卒業し、日本では一人前のはずなのに、生きるためにするべきことが何もできない。食料や衣類のことを子どもに教わる始末です。それまで生きてきた自分の25年って何なのだろうと考えこみましたね」

1年の滞在をへて帰国するも、イヌイット(エスキモー)を取材したいというテレビ局の同行依頼もあって、3カ月後に再びシオラパルク村へ。そして、そのままグリーンランドに暮らすことになった。

74年8月、27歳のときに現地の女性と結婚。78年には、日大隊に雇われる格好で北極点遠征に参加し、世界で4番目の北極点到達者となった。もっとも「行った、というだけのこと。経験にはなったけど、あまり感動はなかったね」。興味はやっぱり、冒険よりも暮らしのほうに向く。

移住してからの35年で、村の暮らしはずいぶん変わった。欧米強国の”圧力”で、自給自足に近かったイヌイットの伝統的な慣習や食生活は、便利さと引換に失われつつある。かつては口にできなかった豚肉や米、春巻き、野菜などが買えるようになり、発電所ができ、入浴の習慣がなかった村にシャワー施設が常設されるようになった。暮らしやすくなった半面、金稼ぎに追われるようにも……。

収入源となる猟も、欧米強国の理屈を押し付けられて、自由を奪われている。トラバサミ(仕掛けを踏んだキツネなどの足を挟むワナ)は「かわいそう」という理由で使用禁止。クジラはIWC(国際捕鯨委員会)から捕獲できる頭数を制限されている。

「結局は強い者のエゴがまかり通る。エゴっていうのは、裕福になると生まれるもの。貧しいときは、生きることだけで必死だから。しかも、そういうエゴのしわ寄せは、いちばん弱いところに来る。4年ぶりに日本に帰ってきたら、ニュースでやっているのは社員のクビばかりでしょ。ここも同じだな、と思いましたよ」

猟の規制に対して反対運動を試みたこともあるが、最近は自分のするべきことを淡々とやろうと考え方を変えた。

「世界の端っこから大声あげたって届かないもの。お手上げっていうんで、今はのんびりやることにしています」

◆おおしま・いくお
1947年東久留米市の農家に生まれ、後に清瀬市に転居。72年からグリーンランド移住。著書に『エスキモーになった日本人』(文藝春秋)がある。

(※編集部注 2009年1月7日発行「タウン通信」より)

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