2026-09-14
(下部に動画あり)
美空ひばり、八代亜紀、吉幾三、サラ・ブライトマンらのバックバンドを務めたほか、ミュージカルのオーケストラなどで活躍してきたトランペット奏者。
60代になった今は、観客を目の前にした小ステージや時には招かれた家で、自分の演奏を届けることに注力している。
10月11日㈰には、15年ほど前から暮らす地元・西東京市の保谷こもれびホールで、自ら率いる「アンサンブル・ドリーム」による「オータム コンサート」を開く。
3歳でピアノを習い始め、文字の前に楽譜を覚えた。トランペットとの出会いは小学5年生の時。学校で楽団結成があり、その選考時に一発目で音が出た。
中高と吹奏楽部に所属し、当時、吹奏楽に実績のあった国立音大へ。正統なクラシックを学ぶ傍ら、ジャズに傾倒し、幅広い音楽に触れた。これが良かった。
「プロは、現場で初めて楽譜を見せられ、顔を合わせたばかりのメンバーとセッションすることがほとんどです。『楽譜も読めて、アンサンブルも理解している』ということで、よく声を掛けていただきました」
弱冠25歳にして、大御所・美空ひばりの専属バンドにも参加。トランペットはバンドの真ん中に位置したため、当時の美空ひばりの歌唱映像には、たいてい自身の演奏姿が映っている。
「直接話せる立場ではなかったですが、コミュニケーションなんて不要なくらい歌唱力がすごかった。リハーサルもなく、本番一発なんですが、バンドが自然と引っ張られていくのです。世界屈指の歌手のバンドも務めましたが、私の中ではひばりさんが一番ですね」
昭和歌謡、ミュージカルとさまざまなバックバンドを務め、なかなか家に帰れないほど全国をツアーで巡った。
現在は、そんなハードな第一線から引き、自分の音楽を届ける活動に切り替えている。
「美空ひばりやレ・ミゼラブルなど『誰か』を見にくる方に向けて演奏をしてきましたが、これからは塚本義成のトランペットを聴きたいという方に吹きたいのです」
実際、直接感想を言われることが多く、これまでなかった経験に、やりがいを新たにしている。
■つかもと・よしなり 岐阜県出身、1985年 国立音楽大学卒業。88年から美空ひばり専属プレイヤーとして東京ドーム不死鳥コンサートなどに参加。現在は、「夢音宅配便」と題した懐かしの名曲コンサートをイベントやホームパーティーなどで披露する活動を行っている。
➡夢音宅配便~懐かしの名曲コンサート
#タウン通信 #トランペット #塚本義成 #こもれびホール