小学生の頃に地域で競い合ったサッカー仲間たちともう一度プレーしたい――10月12日(日)、東久留米市の上の原グラウンドにかつてのサッカー小僧たちが集まる。企画・主催するのは、大学3年生の竹中一青さん。当日は観戦も歓迎だ。

「コミュニティが財産」と一人の青年が企画 東久留米で
「5歳でサッカーを始め、十数年間、本気で取り組んできましたが、得られたものの一番はコミュニティだと思っています。かつての恩師たちに再会し、仲間たちと旧交を温められれば」
と主催する竹中さん。中学時代は地域のサッカークラブ(ひばりFC)、高校では全国大会出場歴もある強豪校の東久留米総合高等学校でプレーした竹中さんは、現在は指導者として、かつて所属した少年サッカーチーム「東久留米ウィンズ」に関わっている。
今回の企画は、サッカー指導の一環で参加した保護者向けのイベントを通して思い付いた。
「うまい下手を問わず、一緒に試合をしようというサッカーイベントなのですが、競技を通して、みんなが親しくなっていくのに驚きました。思えば、自分自身もサッカーでたくさんの友人を得られたので、久しく会っていないチームメートと再会の場を作れればと思ったのです」
と竹中さん。
地元の5チームで総当たり
指導チームのコネクションや友人のツテを頼って参加者を募集し、想定を上回る50人規模の大会となった。
当日は▼東久留米ウィンズ、▼フリッパーズ、▼キッカーズ、▼TTK、▼NEOの5チームに所属していたメンバーや指導者たちが参加する。
それにしても、一人で企画し実現にこぎつけた行動力がすごい。その秘けつを尋ねたところ、こんな答えが返ってきた。
「小学生の頃にサッカーチームでよく『チャレンジしろ』と言われました。それが自分の根底にあるのだと思います」
試合は午後1時から5時まで、5チーム総当たりのリーグ戦で実施する。観戦無料。詳細は竹中さん(soccerit2735@gmail.com)へ。