西東京・東久留米・小平の各市議会で新年度予算案が審議されている。
どの自治体も、過去最大の予算規模(一般会計)。賃上げなどを背景に市税増収を見込むが、一方で、福祉関係など民生費の増大が著しく、財政面で工夫を凝らしながらの予算編成となっている。(以下、一般会計のみ)
西東京市
昨年度比10・3%増の886億6600万円。「次世代につなぐまちづくり」を基本方針に、特に市債残高の抑制を進めている。主な事業に▼広報プロモーション課の新設など組織改正、▼田無駅南口交通広場整備、▼保谷庁舎敷地活用、▼学童クラブの過密化対策、など。

東久留米市
昨年度比6・1%増の507億6000万円。「未来志向の公共施設マネジメント」などを基本方針に、DXなどを進める。主な事業に、▼ボール遊びのできる公園工事、▼市立小中学校の教育ICT環境の整備、▼竹林公園整備工事、など。

小平市
昨年度比8・8%増の902億8600万円。「つながり、共に創るまち」の実現を目指し、防災の強化やバリア解消などを進める。主な事業に、▼災害対応力の強化、▼居住支援の推進、▼電子図書館の構築、など。
