武術家の功績を称える 道場跡地に「合気公園」

3月23日(2024年)、小平市上水南町2丁目に「合気公園」が開園し、記念式典が開かれた。

写真左から、武術家・佐川幸義さんの顕彰碑を囲む大東流合気佐門会理事長・木村達雄さん、小林洋子市長、松岡篤市議会議長、「旧佐川邸の公園化を考える会」の岡江伸子さん (写真提供:小平市)

同公園は、この地に暮らしていた故佐川敬行さんによる土地・現金などの寄付をもとに活用されるもの。その遺言に基づき、敬行さんの父で武術家の故佐川幸義さんの功績を称える顕彰碑も設置された。

幸義さんは合気柔術の達人で、1955(昭和30)年にこの場所に大東流合気柔術総本部道場(佐川道場)を開き、1998(平成10)年に95歳で亡くなるまで、合気柔術の発展に貢献した。

かつての道場の面影を残す公園

整備計画には近隣住民も参加

そのような経緯から、公園整備には同道場の門人や近隣住民も検討に関わった。

当初、市は土地の一部を売却し、その財源で公園整備を進める計画をしていたが、「なるべく土地を残してほしい」といった要望を受けたことから、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施するという経過もあった。ちなみに、これにより、約1614万円の寄付を得ている。

公園は約1077平方メートルの広さで、既存の樹木が多く残されている。

場所は大仙寺近く。上水南町2の1の28。

【リンク】

小平市合気公園

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