西武新宿線「田無駅」北口から徒歩15分ほどのところにある東京大学の「田無演習林」は、東京大学の研究機関ではあるものの、市民にとっては、緑を身近に感じる貴重な場所となっています。
約9.1ヘクタールの同演習林には、アカマツ、コナラ、クヌギなど武蔵野らしい樹木を始め、針葉樹70種、広葉樹230種があり、さらに外国産マツ見本林、ブナ科見本林などが広がっています。
平日は、一般公開されており、散策が可能です。また、紅葉の時期など、年に数回、休日の公開も行われています。
過去に何度も、演習林内でオオタカの営巣も確認されており、都市部とは思えない自然に触れられます。
演習林ではそのほか、「子ども樹木博士」認定会など、年に数回、公開学習なども実施しています。
なお、あくまで研究機関のため、見学には食事禁止等の幾つかのルールがあります。また、スズメバチ等を考慮し、服装にも注意が必要です。
見学前に、公式ホームページで確認するようにしてください。
昭和4年から田無に
このような田無演習林は、現在地に、1929年(昭和4年)に開かれました。
現在では、都市における森林の環境特性や生態系、森林生物、地域社会と都市林の関わり方、都市樹木の環境ストレス、樹木医学などの研究・教育の場となっています。
なお、正式な名称は、東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林田無演習林、です。
データ
田無演習林
◎042-461-1528
◎西東京市緑町1-1-8
◎ホームページ