新型コロナウイルスに伴う移動自粛で地域の史跡などに関心が向くなか、西東京市の郷土史家・近辻喜一さんが本文12ページの冊子「西東京の歴史を歩く」を私費で発行しました。
市教育委員会が発行する「文化財マップ」に対応した解説本で、マップと冊子を持って出掛けたくなる作りとなっています。
発行した冊子と、西東京市教育委員会発行の文化財マップを手にする近辻喜一さん
「文化財マップ」では、「下保谷村の祈りと屋敷林」「田無・上保谷のルーツ」など6つの歴史散策コースが作られていますが、この冊子では、それぞれのコースに対応して史跡を解説しています。
例えば、「下保谷村の~」のコースでは、保谷駅、下保谷四丁目特別緑地保全地区、福泉寺、そっこう台墓地、天神社、旧名主蓮見家、坊ケ谷戸墓地、南入経塚跡を各項目100字程度で紹介しています。
「史跡は文献で知識を得るだけでは不十分。実際に出掛けて、自分の目で見ることが大事です。ぜひこの冊子を手に、地域を知ってください」と近辻さん。
なお、地域紙に興味を持った人に向けてのブックガイドも収録しています。
冊子は、200円で頒布しています。
詳しくは近辻さん(042・461・0534 benkc@jcom.home.ne.jp)へ。
2020/8/27
地元散策の絶好のガイドブック 西東京市の郷土史家が私費で発行
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2020/7/27
小川寺 (小平市)
小平の歴史を探るときに、外すことができないのが「小川寺」です。 青梅街道に面して堂々たる二天門を見せる小川寺は、地名の元ともなった開拓者・小川九郎兵衛(おがわ・くろべえ)によって開山されています。 ———が、寺院は「おがわでら」ではなく、「しょうせんじ」と読みます。 臨済宗円覚寺派の寺院で、薬師如来を本尊としています。 詳細は下記にまとめていますが、まずは1分ほどの動画で小川寺の雰囲気を感じてみてください! 動画(59秒) 村の開拓とともに開山 小川九郎兵衛が村の開拓に着手したのは明暦2年( ...
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2020/5/24
福泉寺(西東京市下保谷)
保谷駅北口からまっすぐ北に延びる通りを行くと、5分ほどで到着するのが「保谷山 福泉寺」です。 福泉寺は、「下保谷村」で信仰された日蓮宗の寺。天正14年(1587年)創建とも伝えられ、「三十番神社」と呼ばれた現・天神社の別当も務めていました。 古刹らしく、境内には題目塔や馬頭観世音などが複数保存されています。 市指定文化財「三十番神神像」 現在、福泉寺は、地域の信仰を伝える「木彫採色三十番神神像」を保存することでも注目されています。 市の指定文化財でもある三十番神神像は、女神を含む33体の神像 ...
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