小平市立小平第八小学校の5年生たちがガチャガチャの商品を作ったよ!――11月25日㈫(2025年)、小平市内に「街ガチャ」と呼ばれる玩具販売機が登場した。
企画したのは児童たち。
地域の名所などを紹介するキーホルダーを作成し、「たくさん取材して作りました。ぜひガチャを回してください!」と呼びかけている。
(動画「ニュースの現場」でレポート)
12種類、1回300円 11/25に登場
作成されたキーホルダーは、同校近くにある国指定史跡の鈴木遺跡の資料館や、多摩六都科学館、同市に練習拠点のあるFC東京、さらに、卵料理の店「eggg(えぐー)」や「ドリヤン洋菓子店」など、全12種類。児童が描いたデザイン画をほぼそのまま商品化している。
販売機となるガチャガチャ(※注)は、11月25日(火)に▼「eggg」(鈴木町1-472-13)、▼「ドリヤン洋菓子店」(鷹の台駅前)の2カ所、翌26日(水)に▼小平ふるさと村に設置。その後、来年2月か3月頃をめどに、新小平駅にも設置予定でいる。
1回300円で、商品は指定できず、ランダムに出てくる。
「総合的な学習の時間」で1年かけて
児童たちはこの企画に、「総合的な学習の時間」を使って、春から取り組んできた。小平の魅力を伝えることをテーマに、その手段として、「街ガチャ」に着目。「街ガチャ」は地域にちなんだデザインのキーホルダーなどを商品とするガチャガチャのことで、全国で55カ所以上の実例がある。
児童たちはそうしたガチャガチャの可能性や地域に何があるかなどを、「日本ガチャガチャ協会」や「こだいら観光まちづくり協会」などから学んだ。夢中になった児童たちは、放課後に独自に取材に出かけるなど、積極的に取り組んだという。
「地域を知っていく過程で、それぞれの分野のプロに接し、その思いや生き方にも触れられた。また、地域のどこに設置するのが有効かとか、PRの仕方など、まさに『総合的な学習』になったと手応えを感じている」
と中心になって指導した鈴木勝一朗教諭は話す。また、同校の松本雅史校長は「一番大事なことは、『小平の魅力を伝える』という目的を外さないこと。そこは徹底させました」と振り返る。
なお、販売・管理は民間業者が担う。設置は当面、半年間を予定し、その後の継続については販売状況で判断する。
小学生が関わる「街ガチャ」は全国初
商品が梱包されたカプセルには、小平の魅力を紹介するリーフレットも同封されており、児童の一人は「文面などもぼくたちで考えました。ぜひ読んでほしいし、QRで読み取れるアンケートにも協力してほしいです」と呼びかけている。
小学生が関わる「街ガチャ」は全国初の事例とのこと。
※注 ガチャガチャは商標登録された名称で、販売機には複数の呼称がありますが、今回は記事の通りとしました
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◎eggg



















