在宅での看取り

在宅診療NOW

まつばらホームクリニック 松原清二院長のコラム

 

ご自宅で終末期を迎えたいという方は7割程度、実際に家で最期を迎える方は1割程度という事実があります。

理由としてはご家族の方が心配で気持ちが押しつぶされそうになって、途中で病院搬送を希望されたり、緩和医療が追いつかずご本人の苦痛が取れないことが一因としてあります。

 

支援次第で在宅での看取りはできる

在宅医療を中心に行っている診療所では概ね7割程度は最期までご自宅での医療サービスを提供しています。

これは、患者さん、ご家族の方のご心情を察し、容態が安定し、ご家族の方が「家で頑張れるんだ」と思えるまで頻回に往診し、場合によっては連日うかがうことが一因ではないかと考えています。

当院では今のところ終末期医療では、9割以上の患者さんがご自宅で最期を迎えられます。

ご本人のお気持ちに応え、またご家族の方が最期までご身内の介護に付き添えたという気持ちで満たされていることが、もっとも大切ではないかと考えています。

 

プロフィール

松原 清二

在宅療養支援診療所「まつばらホームクリニック」院長。東京医科大学卒業後、複数の病院勤務を経て、2015年5月に同院開院。西東京市を中心に、練馬区・東久留米市・武蔵野市・新座市などの一部地域を訪問診療で回っている。総合内科専門医、循環器内科医。日本循環器学会専門医、日本内科学会認定医、認知症専門医、認知症サポート医。公式ホームページ:まつばらホームクリニック

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