
(下部にインタビュー動画あり)
「映画監督になりたい」と何度も口にする映画監督。
すでに何作も映画館で上映され、実は、日本で初めて映画大国・インドネシアで作品をリメイクされたという実績も持つのだが、「依頼が絶えない一目置かれる存在にならなければ」と自分に厳しい。
現在は、今年公開の作品「メモリードア」のPR活動中で、同作品は10月10日㈯に西東京市コール田無(J:COMコール田無)でも上映される。ちなみにこの日は、特別無料上映だ。
映像の世界に入ったのは、「建具工事の家業とは別の仕事をしたい」という思いから。20代、30代はテレビの映像制作に携わり、高視聴率を獲得して認められるなど、やりがいを感じていた。
転機は40歳のとき。ある日ふと「41歳の春だから~♪」というアニメ「天才バカボン」のエンディング曲が頭に鳴った。
「あれっ!? このままじゃ、バカボンのパパになっちゃうよ!」
「生きている証しになるような作品を撮りたい」と焦りを感じ、好きだったテレビの仕事を離れた。映画監督というスタートラインに立つには、こういうものを作れるという「見本」が必要。貯金をはたいて自主作品「PLASTIC CRIME」を制作した。
「『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭』という大きな映画祭で入選し、やれるな、できるぞという自信を持てました」
以来、プロダクションから制作依頼が来るのを待ちつつ、自主制作映画を撮り続けている。実は、「メモリードア」は2019年撮影の作品。コロナ禍の影響で映画館での上映が叶わず、7年の時を待った。
「悪いことばかりじゃなくて、その間に作品を見直し、磨き上げることができました。若年性認知症の設定などから、最近撮った作品と思われるのですが、それは作品に普遍性があるからだと自負しています」
西東京市出身で、ずっと在住。将来はこの地で、出身や在住のクリエーターたちと一緒に何か作りたいと夢見ている。
「そのためにも自分がちゃんとした映画監督にならないと。『誰だ? このおじさん』では、誰もついてきませんからね」
■かとう・よしお 1971年生まれ。自主制作作品「三尺魂」が日本人監督作品で初めてインドネシアでリメイクされている。
コール田無で、10/10に無料上映会
10月10日の上映は午前9時50分から、西東京市コール田無で。
27歳の青年と、若年性認知症を患う47歳の女性との出会いを通して‶今を生きる″ことを描く物語。多数の映画賞受賞作品。
監督トークあり。申込先着160人。詳細は実行委員会(f.624@jcom.homen.ne.jp)へ。



