西東京市ほか、多摩地域の郷土史を調査研究している「西東京郷土史研究会」が、5号目の研究紀要を発行した。
日の出町所在の古文書「三宅茂家文書 千人同心 諸用留」の一部の解読文を掲載するほか、会員がそれぞれ取り組んできた研究テーマの論文が発表されている。
力作ぞろいの中の一作、「尉殿権現(田無神社)と武蔵國に分布するジョウ殿社―陰陽道と古代測量術で考察する―」は、田無神社の遷座の年代や方位を陰陽道から探った、岩田朱実さんによる論考。岩田さんには、遷座前の宮山が現在の田無第二中学校のプールの場所だったことを探り当てた功績があり、具体的な論拠の数々が興味深い。
同書は、同市図書館に寄贈されているが、1500円で入手も可能。詳細は同会(ud2kuno@gmail.com)へ。
