清瀬の政権交代

近隣の清瀬市で市長交代があり、日本共産党所属の市長誕生ということもあって、全国的な話題になっている。本紙はウェブサイト・SNSでは北多摩エリア全域を対象にしており、この間、市長記者会見などにも参加させていただいた。その様子はユーチューブ動画でも紹介しており、たくさんの人に見てもらっている。コメントも多く、関心の高さを肌で感じている。

さて、肝心の市政のほうだが、スタート早々にミソがついた。新市長となった原田博美市長が、公約で掲げていた旧中央図書館の再開を断念。判断に至る経緯をめぐっては、「できないと分かっていたことを公約にして、人々の関心を引いた」といった批判とともに、「前市長から適切な情報提供がなかった」と擁護する声もあり、市民(世間)の間で見解が真っ二つに割れている。

批判の理由の一つは、原田市長が6期にわたって市議会議員を務めてきたことで、最終的には副議長にも就いていた経歴からすると、「(再開の)前提条件が大きく崩れていたのを市長就任後に知った」という言い分は、やはり見立てが甘かったというそしりを免れ得ない。

ただ、意外にあっさりと、記者会見ではその甘さへの反省の弁も述べており、いろんな見方があるだろうが、その決定への責任を負う覚悟は見せたように思う。他責に聞こえるような言い訳を繰り返すより、非を認めたうえで、前向きな議論に切り替えていくのは賢明と感じた。

期待が高い分、ハードルが上がっており、しかもこのマイナススタートで、状況はかなり厳しい。これからどんな舵取りを見せるのか、しばらく清瀬市から目が離せない。


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