小平市にキャンパスがある白梅学園清修中高一貫部の鉄道模型デザイン班が、このほど、再開発が計画されている同市役所周辺の「中央エリア」の完成イメージ模型を制作し、市に寄贈した。
実際に設計を請け負う隈研吾建築都市設計事務所が作成した建築模型を使用したもので、いわば、プロとのコラボ作品。
同班は世界トップレベルの実力を持っており、作品では、小林洋子市長と隈研吾さんが語らう姿も作っている。

小平市「中央えリア」整備でプロとコラボ 作品は市に寄贈
制作された「中央エリア」の鉄道模型は、実際の完成予定の150分の1のサイズ。中央公民館・健康福祉事務センター・福祉会館の3つの施設を複合化した建物と、人々の集う周辺エリアがデザインされている。
今回の作品では、建築物の部分は設計を請け負う隈研吾建築都市設計事務所が制作したものを用い、その周辺の風景を同班の約15人のメンバーがアイデアを出し合いながら、制作した。完成作品では、西武多摩湖線が南北に走り、車や人が行き交う光景が模型化されている。
ユニークなのは、建築物前の広場で語らう同市・小林洋子市長と建築家・隈研吾さんの姿があること。同班メンバーは実際に同事務所を訪ね、隈さんにも作品を見てもらっているが、そのときに隈さんが着ていた服装を再現しているという。
作品は3月24日(2026年)に同市に寄贈された。受け取った小林市長は「私の姿もあると聞いていて、とても楽しみにしていた。明るく、完成をイメージできる作品をありがとうございます」と生徒たちをねぎらっていた。


大人に混ざって、世界一に
今回の企画は、市から同班に持ち掛けられたもの。同班は、鉄道模型制作において、全国屈指の実力で知られている。
2025年には、2年連続で「全国高等学校鉄道模型コンテスト」のモジュール部門・1畳レイアウト部門の2部門で最優秀賞を獲得し、日本代表として出場した「ヨーロピアン Nスケールコンベンション」(ドイツ開催)でも、最優秀賞に輝いた。13カ国・24チーム中、同班以外全て大人のチームというなかでの快挙だった。
このような好成績を収めている理由を、同班顧問の中澤亜紀さんは「女子ならではの視点、感性が大きい。おままごとをしてきた延長で鉄道模型の制作を楽しんでおり、今回も、『ここにベビーカーを置きたい』などと、ストーリーのある作品に仕上がっている」と話す。
作品は5月18日㈪から2週間程度、市役所ロビーで展示される予定。
なお、制作の様子や生徒たちと隈さんの対談などが、動画で、同市ホームページ等で公開される予定となっている。















