清瀬市は厳密には本紙の配布エリアではないのだが、北多摩エリアの圏域が同じという考えで、ウェブや動画では取材の対象先としている。
そんな清瀬市で先日、立て続けに記者会見があった。
同市では3月29日㈰に任期満了に伴う市長選挙を予定している。それに向けて現職の澁谷桂司市長が立候補を表明し、続いて、副議長の原田ひろみ市議が対抗馬に名乗り出た。その両者の様子を動画で紹介しているので、特に清瀬の関係者にはご覧いただきたい。
興味深かったのは、両者の見解が見事に真っ二つに分かれたところだ。
具体的には職員の働き方の問題なのだが、澁谷市長が「やりがいの持てる職場にするため、働き方改革を進めてきた」と胸を張るのに対し、原田市議は「課長級が5人も辞めており、過去にない状況。職員がやる気を失っている」と指摘する。ちなみに原田市議は6期23年を務めるベテラン。
職員のことは外に情報が出て来ず、実際にどういう状況があるのか掴めないのだが、変化があってそれに対する反応が起こっているというのは確かなのだろう。くしくも澁谷市長は自ら、「何もしなければ波風が立たないが、それでは何も進まない」といった話をしていた。変化を起こしてきた自覚はあるということだ。
何かをすれば、ポジティブにもネガティブにも反応はある。特に清瀬市はこの2年、図書館の削減問題や中央公園への豪華客車「夢空間」の設置などで、幾つかの変化を起こしてきた。動きの感じられる面白い市だと思うが、スピーディー過ぎると感じる人がいても不思議ではない。
今回の選挙はそうした市政へのイエス・ノーを問うもので、この近隣では久しぶりに争点の見える分かりやすい選挙のように感じる。勝敗だけでなく、票差にも注目したい。最終的に別の立候補者が出るかもしれないが、できればこのまま一騎討ちでの結果を見たいなぁ。

