二足歩行と振動療法

この号の発行時(2025年5月7日)には落ち着いているかもしれないが、ここ数日、このエリアでのサルの目撃情報が話題になっている。

動画も見たが、片手が欠損しているため四足歩行が困難らしく、まるで人間のように二足で歩いている。歩道をすまし顔で歩いている姿には笑った。

が、事情を知ると、笑いごとではない。専門家いわく、サルが二足歩行を続けるのは相当に体に負担があるのだそうで、サル本人は必死の思いでさまよっているのだろう。

ところで、そこでふと思い出したのが、西東京市田無町にある「印田整骨院」のことだった。

印田先生とは古いご縁なのだが、先日久々にお会いし、独自の「振動療法」を施してもらった。

「足のかかとが一番大事なんだ」

と力説する先生。肩こりや腰痛、関節の痛みなどは骨格の歪みに起因しがちなわけだが、なぜ歪むかというと左右前後のバランスが崩れることに依る。では、それをどう矯正するかというと、先生は「体を支える『かかと』から施術しないと、根本的な治療にならない」と主張する。

というわけで、施術はかかとの骨を、オリジナルの振動器でコンコンと叩くことから始まる。痛みはまったくない。先生いわく、「骨に振動を与えることで、本来のバランスへと体が自然に戻るように促していく」とのこと。やがて叩く部位はヒザになり、腰骨になり、最終的には頭蓋骨になる。「この順番が重要なんだ」という話で、そのときも相応に納得はしたのだが、今回のサル騒動で、「なるほど、二足歩行というのは、言われてみればすごいことだな」と改めて感じ入った。

ちなみに印田整骨院はリヴィン田無店そば(田無町2-12-10-101)。関節痛などのほか、外反母趾の治療に実績がある。詳細は直接お尋ねを。同院(TEL:050・1869・6464)。

印田整骨院・メールフォーム(タウン通信が仲介)

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谷 隆一

「タウン通信」代表。多摩北部にて、2008年から「タウン通信」を発行。
著書に、『中高生からの選挙入門』(ぺりかん社)、『議会は踊る、されど進む~民主主義の崩壊と再生』(ころから)ほか。
当コラムは、地域情報紙「タウン通信」で掲載した原稿を転載したもの。

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