10/24、田無神社ゴールに
認知症への理解を求めて、今年も市民が町を走る――国内最大級の認知症啓発イベント「RUN伴(らんとも)」が、10月24日㈯に西東京市で実施される。
主催するのは、地域の医療・介護関係者や高齢者サポート事業者らでつくる実行委員会。市民の手による「いつまでも安心できるまちづくり」の取り組みで、現在、当日の参加者も募集されている。

市内事業者らが集まり、市民で企画・運営
RUN伴は、全国レベルでは2011年に始まった取り組み。西東京市エリアでは19年に初開催され、昨年も実施された。東久留米市コースも設けられた昨年は、約200人が参加。同市の富田竜馬市長、西東京市の池澤隆史市長も走り、話題を呼んだ。
特徴的なのは、全員が統一したオレンジ色のTシャツを着て走る点。オレンジ色は認知症への理解と支援を求めるシンボルカラーで、大勢が走ることで注目が集まる効果がある。
また、市内の福祉施設や介護事業所などを中継点に、さまざまな市民がタスキをつなぐことで、相互に活動を知り、文字通りつながることもできる。
さらに、支援者だけでなく、認知症のご本人が走るのも「RUN伴」ならではだ。ランニングイベントとはいえ、歩いたり休んだりと、それぞれ自分のペースで参加ができる。毎回、イベントを通して、「初めて認知症のご本人と接点ができて、自分が持っていたイメージが間違っていたことが分かった」「認知症の方がすぐ身近なところにいるのを実感した」などの声が寄せられているという。

関係者が一堂に集うことに意味がある
「認知症の方を支えていくには、医療・介護・福祉関係者だけではなく、地域の方々のサポートも重要です。そのためにも、地域全体で認知症への理解を深められたらと願っています」
と話すのは、主催する「Happy終活サポートセンターはーとふるケア」代表で、自身の家族が認知症を患った経験を持つ田中友子さん。
田中さんによると、このイベントは、単に啓発するだけでなく、認知症支援のための地域の基盤づくりにもなるという。
「医療・介護・福祉関係者、さらには行政の職員や地元企業、高齢者サポート会社などさまざまな方たちが一堂に集うことで、まさしく顔の見える関係ができます。実際に、過去の参加者の間で、認知症の方を支える連携ができた例も生まれています。普段は忙しくされている方たちですが、気軽に情報交換できる貴重な場になっているといえるでしょう」

介護、医療、終活、福祉関係者らが集結
このような町ぐるみのイベントのため一見、市や医師会などの主催と思われがちだが、実は主催しているのは市民有志。
地域密着で高齢者のサポートを多彩に行ってきている「Happy終活サポートセンターはーとふるケア」を中心に、市内のデイサービス、居宅介護支援事業所、訪問看護事業所、遺品整理事業者、医療・福祉分野の採用支援会社の代表者など、多彩なメンバーが名を連ねている。
また、地元企業が多数協賛しており、それによって運営費の一部が賄われる。協賛事業所・企業は現在も募集中。申込は8月21日まで。
10/24に向け、参加者募集中
当日走りたいという参加者を募集している。申込は9月4日㈮まで。
今回のコースは西東京市エリアのみで、田無・保谷の2コースを設定予定。2カ所からスタートし、ゴールの田無神社を目指す。もちろん、市外からの参加もOK。
参加費は1000円。後日、オレンジ色のTシャツが渡される(10月15日㈭の説明会=同市西原町=で手渡し予定。参加できない場合は10月16日から23日の間に田無町まで引き取り)。
なお、小雨は決行するが、雨天・荒天時は中止。その場合、参加費の返金はないので、ご注意を。
「認知症を知るきっかけは、楽しく歩くことから。地域のみなさん、一緒に笑顔で歩きましょう! ぜひ気軽にご参加を!」
と実行委員長の中坪良太郎さんは参加を呼びかけている。
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