庁舎屋上で養蜂を行っている清瀬市で、5月から新庁舎が稼動するのを前に、一足早く、ミツバチの引っ越しが始まっています。
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現庁舎の屋上から、巣箱を運び出す職員たち
新庁舎は現庁舎の隣接地にありますが、直接移動するとミツバチが旧来の場所に戻ってきてしまう恐れがあるため、一旦、遠方で仮住まいさせる必要があるとのことです。
そこで清瀬市では、2月2日に6時間以上をかけ、巣箱8箱・約8万匹を2キロ以上離れた市の資材置き場に一時移動させました。
清瀬市が行っている「定置養蜂」の場合は、本来、巣箱を移動させることはないため、今回の“引っ越し”は手探りでの作業となりました。
市役所正面口から巣箱を運び出す
養蜂を担当する総務課の海老澤雄一さんによると「想定以上に大変だった」とのことで、ミツバチが興奮してしまい、大量に死んでしまった箱もあったとのことです。
3月中旬に、新庁舎屋上への移動を行う予定でおり、海老澤さんは「今回以上に慎重に取り組みたいと思います」と話しています。
なお、現在ではミツバチも落ち着いており、普段と同じように活動しているとのことです。
ミツバチの仮住まい場所となる市の資材置き場に移動完了
◎清瀬のミツバチ 仮住まいへ
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