7年前から市役所屋上で養蜂を行っている清瀬市で、8万匹のミツバチが引っ越し準備を進めている。
同市は、老朽化した現市庁舎の隣に新庁舎を建設しており、5月から稼動予定でいる。

ミツバチも、新庁舎の屋上に移される予定だが、直接移動すると旧来の場所に戻ってしまう習性があるため、一旦、現在地の記憶を消す必要があるという。そこで2キロ以上離れた市の資材置き場で“仮住まい”をさせ、1カ月ほどしてから新庁舎に移す。
1箱は40~50キロの重さがあり、職員8人がかりで8箱を移す。スタート以来養蜂を担当する総務課の海老澤雄一さんは「手探りで養蜂を行ってきた思い出深い場所。離れるのは寂しさもあるが、新庁舎ではさらなる生産増を目指したい。まずは引っ越しを無事にできるよう努めます」と話している。