お彼岸も「終活」を考える機会です

仏事のよろず相談所

奥野式典 奥山太郎さんコラム

 

先月のこの欄で、「お盆に『終活』を話し合ってみては?」とご提案したところ、予想以上のご相談をいただきました。

「何を話せばいいの?」「何か資料をもらえる?」「どこまで具体的にするべきかしら?」といったお声が多かったです。

また、「家族と話して具体的になった」と、お盆明けにお見積もりを取りに来る方もいらっしゃいました。

こうした事前相談は以前はご家族からが一般的でしたが、最近は、ご自分のケースを前提に、80代、90代の方が見えることも多いです。

 

「終活」を家族と話し合うメリット

「終活」をご家族と話し合っておくメリットは、何といっても、ご家族の負担を減らせることにあります。

いざ必要となったときにご家族が迷わずにいられるので、特にすぐに実施となるご葬儀については、事前の話し合いが「納得いくお別れ」につながります。

ご葬儀は最後の大切なお別れの場ですから、「気が進まない」「想像したくない」などと避けずに、一度はしっかりと考えてみていただきたいです。最低限、「誰を呼ぶか」「どのくらいの規模か」ぐらいの希望は、ご家族に伝えるようにしましょう。

 

生前予約している人がすべきこと

なお、すでに生前予約をされている方は、そのことを必ずご家族に伝えてください。

「もしものときはこの業者に電話を」と伝えるだけでご家族の負担はぐっと減ります。

今月中旬はお彼岸です。仏事の行事であるお彼岸も、「終活」を話し合う良い機会です。

どんなことを話し合えばいいのか不安な方は、お気軽にご相談ください。

ベテランスタッフが対応しますのでご相談はご予約をお願いします。 

 

プロフィール

奥山 太郎

葬儀社「奥野式典」の葬儀担当者。同社は三鷹市に本社を置き、東久留米市西部地域センター目の前に「お葬儀相談センター」を開いている。1日葬から一般葬・社葬まで、さまざまな葬儀に対応。特に、生花祭壇に定評があり、過去の実例は相談センターで公開もしている。事前相談は、奥山さんほかベテランスタッフが対応するので予約のうえ来訪を。公式ホームページ:http://www.okunoshikiten.jp/

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