「ゆうやけ」の日常を見てね! 障がい児たちのドキュメンタリー
小平市で3つの放課後等デイサービスを実施する「ゆうやけ子どもクラブ」の日常が、ドキュメンタリー映画となって公開されています。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)
同クラブは、障がい児のための放課後の居場所として全国でも草分け的な存在で、1978年にボランティア5人によって始まっています。現在は、3カ所で知的障がいや自閉症など計68人の児童と職員40人が在籍しています。
その日常を約2時間で見せるドキュメンタリー映画が、6日までポレポレ東中野(中野区東中野4の4の1)で、13日まで横浜市の「シネマ・ジャック&ベティ」(中区若葉町3の51)で上映されています(※編集部注:上映は終了していますが、記事公開時の原稿のまま、掲載しています)。
監督は、布川事件を追ったドキュメンタリー「ショージとタカオ」で知られる井手洋子さんです。
「クラブ」40周年をきっかけに
今回の映画「ゆうやけ子どもクラブ!」が撮られたのは、昨年の同クラブ40周年イベントがきっかけです。
「ふだんの『ゆうやけ』の姿を映像で見てもらおう」と上映を企画し、つてをたどって井手さんに撮影を依頼したところ、「社会に発信できる、しっかりしたドキュメンタリー映画にしましょう」と逆に提案を受けたそうです。
そうした経緯もあり、父母らも加わる実行委員会では、制作費の寄付を募ることにしたといいます。
最終的には、イベントなどを通じて約280万円が集まりました。その意味では、同作は関係者や地域の人々の願いで作られた作品だといえそうです。
代表の村岡真治さんは「笑ったり泣いたりしている日々の営みを通して、子どもっていいな、人間っていいなと感じてもらえたらうれしい。命が軽く扱われる風潮が一部であるなか、私たちの活動が社会に対して小さな励ましになればと願っています」と話しています。
村岡さんへのインタビューを動画にまとめています。村岡さんからのメッセージに、ぜひ耳を傾けてみてください。
動画(3分32秒)
映画の詳細は井手商店映画部(03・6368・4472)へ。
[リンク]
◎ゆうやけ子どもクラブ https://www.yuyake-kodomo.club/
◎映画「ゆうやけ子どもクラブ」 https://www.yuyake-kodomo-club.com/