わが町の“公務員ランナー”

2020年1月8日

小平市・大橋秀星さん 昨秋「水戸黄門漫遊マラソン」大会新で優勝

いよいよオリンピック・パラリンピックが東京で開かれる今年。大会への関心が高まるなか、紹介したいアスリートが地元に一人います。

小平市職員の大橋秀星さんは、職務の傍ら各地のマラソン大会に出場する“公務員ランナー”。オリンピックイヤーの今年は、「スポーツと地域の懸け橋になりたい」といっそう張り切っています。

小平市職員の大橋秀星さん。市役所前で

実業団を経て、市職員に

環境部水と緑と公園課に所属する大橋さんは、毎日、就業前後に練習をし、年に数回、マラソンの大会に出場しています。

昨年10月には、茨木県水戸市で開催された「水戸黄門漫遊マラソン」のフルマラソンの部で、2時間19分52秒の大会新記録で優勝を飾りました。  

続いて出場した12月の福岡国際マラソンでは、順位こそ24位でしたが、自己新となる2時間17分25秒を記録。29歳での自己新記録に、「今のマラソン選手のピークは30代半ば。いずれは2時間10分を切りたい」と目標を高く持っています。

中学から本格的に競技を始めたという大橋さんは、専修大学に進学し、箱根駅伝を3度力走しています。そのうち2度は、学生選抜での出場でした。卒業後はJR東日本に進み、実業団チームで3年を過ごしています。 

その際、八王子支社が拠点だった関係で小平市近郊に住み、「小金井公園やグリーンロード、玉川上水など、小平は走れる所が多い。ここをマラソンの町にしたい」と土地にほれ込んだそうです。

水戸漫遊マラソンでゴールテープを切る大橋さん

大会では「小平市」とプリントのユニホームで市をPR

大橋さんは、そんな思いもあって、3年前に中途採用試験を受けて同市に入職しました。

出場するマラソン大会では、「小平市」とプリントされた緑のユニホームを着用し、市のPRに一役買っています。沿道からは、「小平市頑張れ!」の声がかかることもあるそうです。  

「良い成績ならメディアでも取り上げられるし、小平市をアピールする絶好の機会です。自分にしかできないPRなので、マラソンを頑張って小平市に恩返ししたいです」

と大橋さんは話します。

市のスポーツイベントにも参加

また、大橋さんは、市が主催するスポーツイベントなどにも参加し、走り方教室での指導なども行っています。

今年はオリンピック・パラリンピックがあることもあり、「スポーツを始めたいという方も増えるはず。自分なりにそんな方たちへのサポートができれば」と話しています。  

なお、蛇足ながら、フルマラソン大会翌日も通常通り勤務しているとのこと。

「職務にマラソンの悪影響は出ません」

ときっぱり。

小平市陸上競技協会に所属しています。

 ◇  

18日(土)と25日(土)には、20歳以上の同市在住・在勤・在学者対象の「ランニング教室」(元気村おがわ東)にも参加。要予約。詳しくは同市文化スポーツ課(042・346・9612)へ。

(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)

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