婚活を成功させるコミュニケーション能力
全国仲人連合会花小金井・吉祥寺主宰 友田多美子さんコラム
いきなりですが、ご自分の声を何色に分けられますか?
えっ、声ってクレヨンのように1色2色と数えるの?
いいえ助数詞として正式に分類されたものにはありません。
が、「声色を真似る」「良い音色(ネイロ)」「気色の悪い声」のように生活の中では声に色を組み合わせた言葉が多くありますので声が変わるのはおなじみです。
アニメや吹き替えで大活躍の声優さんですと一人で30でも40でも変えられるのは当たり前、一般の人でも5から10種類くらいはわけなく使い分けができるそうです。
女児がおままごとのお父さん役で「お父さんが帰ってきたよ、ただ今」としっかり太く低い声を出しているのも知っています。無意識ですが、見事に使い分けていました。
声は体型(背の高さ、体重、肺の大きさなど)、性差、年齢、舌、歯があるかないか、声帯の大きさなども関係して変化したりさせたりできます。話したり歌ったり、ささやき、叱ったりもして生活に取り込んでいます。
意識して声を出そう
声を意識して出してください。会話の印象が明るくなり信頼感が増します。
1秒間に5、5モーラ(文字数と同じと考えます)が聞き取りやすい速さです。かちっと秒針が動く間に「いらっしゃいませ」「お元気で」お疲れ様」「いい天気だ」など基本とするテンポが理想です。
併せて少し声を高めにします、声出しを2音階あげて話し出します。これが難しいならせめて2番目の文字を1音上げてください。「いらっしゃいませ」「おつかれ様」……元気に届きます。家庭でも笑顔と一緒に「おはよう!」からスタートしましょう。そしてお見合いや交際期間でも自分の声を演出してください。
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新年早々62歳と57歳のお二人から婚約の嬉しいご報告をいただきました。
10月末からの交際期間。若い方もシニアの方の婚活もしっかりサポートさせていただきます。
友田 多美子