過去最大の大型予算
2020年2月20日(木)に東久留米市役所で記者会見が開かれ、東久留米市の2020年度予算案が公表されました。
一般会計では、438億1700万円を計上しています。これは前年度比3.8%増で過去最大規模になります。
中央図書館の大規模改造、複数の小中学校の改修・改造などで教育費がかさむほか、都市計画道路の整備などに伴い土木費が増えているのが予算規模を大きくした要因となっています。
なお、予算額としてはそれほど大きくありませんが、今年が市制施行50周年に当たるとのことで、記念事業が予定されています。
家計の貯金に例えられる財政調整基金は、見込み残高が23億2918万円となっています。
並木克巳市長は「東京2020オリンピック・パラリンピック、本市の市制施行50周年という節目であり、市の次の長期総合計画を定めていく年でもある。次の10年の方向性を意識しながら、市民一人ひとりが快適な環境で生き生きと暮らせる東久留米市を前進させたい」と話しています。
動画(40秒)
注目の事業は!?
デマンド型交通「くるぶー」
交通弱者の市内の移動を支えようと、デマンド型交通「くるぶー」を運行させます。こちらは新年度に先行して、3月16日から運行予定です。
多くの他市で運行されているコミュニティバスと異なり、利用したいときに電話で予約をして、自宅ないし指定の乗降場から乗車できるのが特徴です。
乗車料は1人1回500円。2人以上で乗車の場合は1人300円になります(例えば大人2人で乗車時は、合計額600円)。小学生以下は無料です。
この利用には事前登録が必要で、対象者も限定されています。
対象は市内在住の70才以上、妊婦、0〜3歳児に限られます。ただし、登録者と同一世帯の人は同乗することが可能です。
中央図書館大規模改造
老朽化が進んでいることもあり、施設の安全性確保を第一に、さらに新たなサービスのための改造を実施するとのことです。工事に伴う長期休館中の対応については、他公共施設等の利用を含め、検討中です。
なお、図書館運営については、2021年度から、市内4館とも指定管理者を導入し、一体的に運営する方針を打ち出しています。
市制施行50周年
市制施行50周年に合わせ、記念事業を予定しています。市のプロモーション動画の制作や、デザインマンホール蓋の作成などを予定しています。
行政の効率化
業務等の効率化を図るため、ペーパーレスなどを実現する「文書管理システム」の導入や、ICT利活用に取り組んでいます。
また、東村山市、小平市とともに3市で「自治体クラウド」を導入し、共同利用を行う予定でいます。
3月議会で審議も、日程変更
この予算案は、3月の定例議会で審議されます。
新型コロナウイルスの影響で、議会日程に変更が生じています。詳しくは広報をご参照ください。
http://www.city.higashikurume.lg.jp/gikai/annai/1004035/1014602/1014604.html