「魅力的なまちになるために」
2020年2月6日(木)に小平市役所で記者会見が開かれ、小平市の2020年度予算案が公表されました。
一般会計では690億8600万円を計上しています。これは、前年度費4.1%増で、過去最大規模です。
学童クラブ室新設や花小金井南中学校への地域開放型体育館の工事費などの予算計上が大きく、投資的経費が前年度比39.4%増、額にして約12億円の増となっています。
なお、家計の貯金に例えられる財政調整基金は見込み残高が約19億円となっています。
小林市長は「小平市が魅力的なまちになるための予算編成を意識しました」などとコメントしていました。
動画(47秒)
注目の事業は!?
庁舎非常時用電源設備
災害時の備えとして、市庁舎に72時間の稼動時間を確保する非常用電源設備を設置する予定です。
学童クラブ新設
八小学童クラブ、十二小学童クラブの建設工事を予定。さらに、2021年度に新規クラブを開設予定です。
子育て世代包括支援センターの開設
妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援のため、子育て世代包括支援センターを「健康センター」に開設予定。産後ケア事業なども開始します。
高齢者見守りをふるさと納税で
高齢者の見守りサービスをふるさと納税の返礼品に追加するというユニークな計画も。
教育のICT化
クラスの全員が1人1台端末を使用できるように、市内全19校に計380台のパソコンを追加配備します。プログラミング教育必修化に伴う整備となります。
コミュニティ・スクールの拡充
地域と一体で学校運営を行うコミュニティ・スクールを小平市では導入してきていますが、これまでの小学校9校に加え、五小、九小、十小の3校にも導入する計画です。
さらに、二小と十二小の導入に向けて取り組みも始めます。
オリ・パラ、子ども観戦
公立小学校5年生から中学3年生までの児童・生徒に、オリンピック・パラリンピックの観戦機会を提供します。
なお、記者会見時点では、観戦競技は決まっていない、とのことでした。
公共マネジメント推進
計画されている中央公民館、健康福祉事務センター、福祉会館の複合化などが、継続して取り組まれます。
3月議会で審議も、一部日程変更
この予算案は3月の定例議会で審議される予定です。
ただし、新型コロナウイルスの影響で議会の日程に変更が生じています。
詳しくは市の広報をご参照ください。
同市では、3月26日まで、議会傍聴の自粛を求める異例のアナウンスも行っています。
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/gikai/