明けましておめでとうございます。
2020年は九星でいえば七赤金星(しちせききんせい)年、十二支でいえば子(ね)年となります。
七赤金星は、にぎやかで楽しいけれど充実感には欠ける星。そうしたことから、新しい年は表向きのにぎわいはあるものの、なんとなく不安定で、もの足りなさ漂う年になりそうです。
今年、活況を呈してお金が動くのは飲食、レジャー産業でしょう。年金も先細り、景気の先行きもわからない状況で、現金を使える人たちは、なんとなく浮かれて遊びに流れていく、という感じです。オリンピックは盛りあがっても、いろいろな点で不足感が残ります。
一方で、ねずみ年の子(ね)は、十二支の第一番で、物事の最初の一歩をあらわしています。植物にたとえるなら、まだ地中にある種の状態。外からは見えないけれど、土の中からいろいろな養分を吸収して、これから伸びようとしているところです。
今年、しっかりと自分の立ち位置を見定めて、内面の充実をはかる努力をする人にとっては、最初の一歩として幸先のよい年です。でも新しい計画は結果を出そうとして焦ってはいけません。
1月は二十四節気の小寒と続いて、一年中で最も寒いころ。しかし、日脚は日々少しずつ伸びています。定位置の光と影の様子をよく見ていると、それが実感できます。
今月はどの本命星の方も、足腰の不調に要注意。健康な方も、日ごろから自分でできる足のマッサージや散歩など、長く続けられるケアを忘れないようにして下さい。
[九星別運勢]
一白水星
<年運>変化運。周囲の状況にも自分の心境にも変化が生じそう。特に昨年のんびりと遊んでしまった人は、気分一新、頑張ろうとおもっているかも。でも、大改革や大金の投下は控えて、従来の方針を守りたい。婚活中の人には、チャンスの波もやってきそう。
<月運>多忙な新年は、華やいだ席に出ることも多い。ちょっとハデ目のおしゃれで開運。人との出会いも楽しく、耳よりな情報も。
二黒土星
<年運>これまでの努力が一気に求認められて、人によっては受賞の喜びも。一方、隠し事がオープンにされてしまうこともあり、吉凶半々。特に税金や書類関係のトラブル注意。華やかな席に出ることも多い年ながら、対人関係では悩みも多い。争い事は厳禁!
<月運>身内や親しい人たちとすごす新年は楽しく、幸先のよいスタート。でも、宴会でとび出す話、真に受けるには少々オーバー。
三碧木星
<年運>静止の年。いつも活発な三碧だけれど、今年は動き回るより、じっくりと将来の計画などを練るのによい時。一方、内輪の交際には意外なツキがあり、人ともモノともいい出会いがありそう。新しい趣味に着手もよい。異性に関しては、今年の出会いは不可。
<月運>積極策は裏目に出やすい。せっかくのお正月だけれど、得意の弁舌も封印して無難。公私とも、よさそうな話にはのらないで。
四緑木星
<年運>ゆるやかながら、幸運期の幕開け。誕生日を過ぎたころから、徐々に光が見えてくるはず。焦らず、一歩一歩いきましょう。不動産や人と協同で行うことにツキがある。また、失業中の人には就職のチャンスも。選り好みをしないで、まずはやってみること。
<月運>にぎやか・・・というよりは、騒々しい新年。馬鹿げた話についのってしまったり、無駄遣いをしたり。書類、印鑑の扱い慎重に。
五黄土星
<年運>本格的な幸運期の始まり。持ち前のリーダーシップを発揮して、これまでの努力も花開く。一方で、内密にしていたことは露見しやすい。火災も要注意。IT関連には特にツキがあるから、年配の方もIT活用にのりだしてほしい。婚活も一気に呵成にいけるか。
<月運>上司、先輩など目上から押さえつけられるが、ここは負けるが勝ち。遠方から道が開ける。情報キャッチのアンテナを張って。
六白金星
<年運>すべての「縁」がととのう幸運期。対人関係が好調なことから社会的信用が増して、仕事上の取り引きも縁談も、スムーズにいきやすい。独立や新規事業の立ち上げも悪くない。病気やケガで、これまで体調が今イチだった人も、次第に本調子になってくる。
<月運>ヌカに釘。その上、自分もポカミス多発。しっかり初詣でをしたら、のんびり新年を楽しむのがよさそう。
七赤金星
<年運>運気は頂点。当然、強さはあるけれど、ヘタに動くと転げ落ちる危険も。万事、落ち着いて用心深くいきましょう。新機軸を打ち出したり、新しいことに着手は、控えた方が無難。ただし、去年、今年と運がよくないと感じている人は、用心しつつ転職も可。
<月運>目上との関係も良好で、心楽しい新年のスタート。親戚や久しぶり知人と会って、耳よりな情報をゲット。金運も好調。
八白土星
<年運>気分は十分。昨年からの勢が続いて、まだいけそう。とはいえ、今から大金を投下して事業を拡大したり、新しい会を立ち上げたりするのは冒険。これまで積み重ねてきたことを、さらに充実させる方向で、驕らず、低姿勢を心がければ、人望が生きてくる。
<月運>追い風にのって新年はスタート。物事まとまりやすく、交渉事は好調。ただし、相手は少々気分次第。気長に待つことも必要。
九紫火星
<年運>少々気分がゆるんで、財布のヒモもゆるみがち。仕事、本業より遊びモードで多忙。その上、何やら「よさそうな話」の誘惑があったり、自分でもつまらないことを思いついたり・・・。でも、今年の新規着手は不可。悪友の接近にも警戒して、従来の道を守って。
<月運>昨年末の活躍も一段落、ちょっと一息いれたい。のんびり構えていると、周囲がもり立ててくれる。親族との交流も楽しい。
[鑑定家]
野村徳子/九星研究家。著書に『よくわかる気学(東洋占星術)入門』(弘文出版)、『よい名前のつけ方』(同)、『寺院参拝』(国際情報社)、『はすの花 共時性と予兆の秘密』(新風舎文庫)ほか