(※編集部注:2019年の大型連休は終了していますが、防犯情報として記事掲載を継続しています)
例年にも増して長い連休となる今年のゴールデンウイーク。出かける人、地元で過ごす人と、それぞれだろう。出かける人には「防犯情報」を、地元派には、地域のイベント情報をまとめてみた。素敵な休日のご参考に。
空き巣の動向は?
まずは防犯情報から。
西東京市と東久留米市を管轄する田無警察署に尋ねたところ、何と最近は、比較的に空き巣が多いとか。
「去年は65件、今年は3月末までにすでに26件が発生しています。去年の同時期に比べ、14件多く、注意が必要です」と同署。
住宅では、集合住宅よりも、圧倒的に一戸建ての住宅が狙われている。場所は、幹線道路から一歩入ったところが多いとか。
「人目につきにくく、犯人が逃げやすいからでしょう。一件起きると、その周辺で集中して起きるのも特徴です」(同)
犯行の手口は、窓ガラスを三角に割って入るといったような荒っぽいもの。現金や財布、貴金属などの盗難が主である。
こうした空き巣を防ぐには、
①雨戸を閉める
②通常の錠だけではなく、補助錠をつけて二重に施錠する
③防犯カメラや人に反応するセンサーライトを取り付ける
④不審な人物を見かけたら110番する
⑤キョロキョロしている人を見かけたら、勇気を出して「こんにちは」「何かお探しですか?」と声をかける
――などが有効だという。
連休前にできることは限られそうだが、ご近所に出かける予定を伝えておくことなどは有効かもしれない。ふらっと見回ってもらうだけでも防犯効果はある。
「空き巣は、人が地域に関心を持っていないところに出没する傾向があります。近所づきあいや、挨拶、情報交換などを積極的にやってください」と同署はアドバイスする。
また、自転車の盗難も多いとのこと。昨年は822件、今年もすでに142件が起きており、同署では、施錠の徹底を呼びかけている。
「去年の場合、550件が無施錠なんです。未然に防ぐには、まず施錠し、さらに自前のチェーンキーをつけることが有効です」(同)
自転車の防犯登録も忘れずに。
ちなみに、最近、「遊んでいる女児に、『肩をもんで』といった声をかける、不審な男性の報告もあります」とのこと。
どうか皆さん、警戒を怠りなく。
地元イベントは?
さて、次は地元で大型連休を過ごす方向けに。
「多摩六都科学館」ではただ今、春の特別企画展「文房具展」を開催中。万年筆や消せるボールペンなどの仕組みを、科学の視点で紹介する。
5月6日(月・祝)まで。なお、19日(金)と22日(月)から26日(金)までは閉場(22日は休館)。
蛇足ながら、同館は7日に来場者が累計で400万人を超えた。1994年3月1日の開館から、25年での達成。
入館料500円(4歳~高校生200円)。詳しくは同館(042・469・6100)へ。
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小平市にある「平櫛田中彫刻美術館」では、近代彫刻の巨匠・平櫛田中の「収集」活動をテーマにした企画展を開催中。初公開となる新収蔵作品も。火曜休館だが、30日は開館する。入館料300円(小中学生は150円)。詳しくは同館(042・341・0098)へ。
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同じく小平市の「鈴木遺跡資料館」では、文化財特別展「鈴木遺跡と江戸東京」を開催中。同遺跡発掘のきっかけとなった水車の紹介などがある。5月22日までの水・土・日・祝日に開催。
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「GAS MUSEUM がす資料館」(小平市大沼町4の31の25)では、「没後130年『井上安治』展」。6月23日(日)まで。月曜休館(29日と5月6日は開館し、翌7日は休館)。詳しくは同館(042・342・1715)へ。
地域医療は?
地域の中核病院である公立昭和病院は、30日(火)・5月1日(水)・2日(木)は通常診療を行う。なお、できるだけ予約受診を。
その他のゴールデンウイーク中の診療は、救急診療のみ。詳しくは同院(042・461・0052)へ。
(「タウン通信」392号より転載)
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