西東京市出身のアーティスト(歌手)・きゃりーぱみゅぱみゅ(以下、きゃりー)さんと西武鉄道がコラボした――。
西武鉄道では、さる4日(土)、きゃりーさんの代表曲の世界観で車両をデコレートした電車「SEIBU KPP TRAIN」の運行を始めました。
沿線PRにつながるこの企画。出発式の様子を覗いてみました。
(取材・文/ジャーナリスト楽校 in こだいら=廣田亜希子、撮影/吉田知哉)
限定チケットを手に328人が大歓声
「出発しんこー‼」
池袋駅できゃりーさんと「西武鉄道株式会社」取締役会長の後藤高志さんが出発宣言。車両に乗り込みきゃりーさんがアナウンスを始めると、限定チケットを手にしたファンら328人の歓声が上がりました。
10両編成の車両内は、ドアや中づり広告まできゃりーさんのポップでカラフルなイメージでデコレート。記念すべき初運行では、きゃりーさんの代表曲が特別に大音量で流され、きゃりーさん自身が検札に回るサービスも。特別運行に、乗客は興奮しっぱなしでした。
公共交通がタレント名を関する希少企画
「SEIBU KPP TRAIN」と題されたこの企画は、きゃりーさんが沿線の西東京市出身であることから実現したもの。企画名の「KPP」は「きゃりーぱみゅぱみゅ」の名前から取っています。
西武鉄道では、ここのところ、大人気アニメのキャラクターを用いた「『妖怪ウォッチ』ラッピング電車」や、身近なところでは市マスコットキャラクターによる「いこいーなトレイン」(西東京)、「ぶるべー号」(小平)などを次々と打ち出し、斬新な企画で、沿線のPRに力を入れています。
今回の「KPP~」では、きゃりーさんの人気が海外にも及ぶことから、「国内外から西武線沿線に足を運んでいただけたら」(後藤会長)と期待します。
一方、きゃりーさんは「ゆかりのある西武線が『わたし色』に染まってうれしいです! 『SEIBU KPP TRAIN』で楽しい時間を過ごしてくださいね!」などとコメントしています。
◎西武鉄道