9月24日からの「結核予防週間」にあわせ、かつて多くの結核療養所があった清瀬市が、予防思想の普及啓発などを目的とする「文庫本ブックカバー」を無料配布している。ブックカバーには、かつての結核療養所群の航空写真を使用。不治の病と恐れられた結核が身近にあったことが感じられるデザインとなっている。
清瀬市にはかつて多くの結核療養所があり、現在も、結核研究の中核を担う「公益財団法人結核予防会結核研究所」が施設を構えている。
そうしたことから同市では、結核予防に関して、これまでも積極的に情報発信を行ってきている。
ちなみに、過去の病気と思われがちな結核だが、現在でも1日に50人が新たに感染しているという。
ブックカバーは、清瀬市内の飯田書店のほか、三省堂書店の12店舗で配布。5万枚を用意しており、在庫が亡くなり次第、終了となる。
三省堂の配布店舗は、神保町本店、池袋本店、有楽町本店、東京駅一番街、アトレ秋葉原店、東京ソラマチ店、品川駅店、品川駅南店、下北沢店、経堂店、成城店、大宮店。
【リンク】公益財団法人結核予防会結核研究所
【リンク】三省堂書店