西東京市の丸山浩一市長が8月27日に記者会見を行い、施策の進捗状況などを説明した。
31日から開かれる9月議会に向けては、「西東京市子ども条例」の制定や後期基本計画の策定についてなどを示した。
このうち、「子ども条例」は、子どもの権利擁護委員を3人まで任命することなどを明示している。
(西東京市子ども条例の要綱はこちらから)
また、学校関係では、公立小・中学校の教育環境の充実が図られ、この夏に全小学校のエアコン整備が完了したことも報告された(建て替え予定の中原小学校は除く)。
さらに、全中学校では、部活動指導員が1人ずつ配置されることとなった。
新入学学用品費の入学前支給も導入。これにより、経済的理由で就学援助が必要な世帯の子に、ランドセルや制服などが支給されるようになる。これまでは入学後の支給だったが、来年の入学生からは2月頃に受け取れるようになる見込み。
このほか、ひばりヶ丘駅周辺が「路上喫煙・ポイ捨て防止地区」に指定されることも発表された。
受動喫煙を防止するための事業で、今回の指定により、西東京市にある鉄道5駅(田無・保谷・西武柳沢・東伏見・ひばりヶ丘)の全駅周辺が「防止地区」となった。
記者からの質疑応答では、田無小学校校庭から発見された旧日本軍のものと見られる銃剣について、一部の資料保管を除き、処分が終わったことも報告された。
なお、保護者から「まだ埋まっているのでは」の不安の声も多く、今後、別の埋蔵物がないかの調査を検討していくという。
また、各省庁で障害者雇用において不適切な水増し申請が行われていたことにからみ、西東京市ではどうかの質問も飛んだが、市幹部から「法にそって適切に行っていると考えている」との回答があった。
9月議会は、8月31日から10月1日までの予定。