船場未生さんは、竹中直人、緒形直人、段田安則らの名優を輩出した劇団青年座研究所の卒業生で、舞台を中心に活動する女優です。
今週末27日(金)・28日(土)には、芝居の道を志すきっかけとなった「平和を祈る演劇祭」に出演し、舞台『父と暮せば』(=井上ひさし作)で主演を務めます。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)
人生が変わった小学1年の舞台経験
歌などの表現活動を行う母の影響で、幼い頃から劇団四季などの舞台に触れていた船場さん。
“観る側”から“演じる側”になったのは、小学1年生の頃のことでした。
「平和を祈る演劇祭」の実行委員長である大森晶子さんから、親子で出演しないかと誘われたのがきっかけです。
初めての舞台は朗読劇。
照明を浴びるなかでの朗読は、「客席から見ていた舞台に自分が立っているんだと思うとワクワクした」といいます。
以来、小学校に通う6年にわたって同演劇祭に出演し続けました。共演した町の人々が、終演後の拍手が、歓声が、未来の女優の才を育てていきました。
小5のミュージカル経験を経て、本格的に劇団に
小学5年生当時、同演劇祭で知り合った演出家・ナガノユキノさんが手掛ける舞台で、初めてミュージカル作品に出演。
「なんて楽しいんだろう」
と、さらなるステージを求めて児童劇団に入団するようになりました。
高校卒業後は、友人が大学や専門学校に入学する中、劇団青年座研究所に合格し、入所。周りと違う道を進むことに不安がなかったわけではありませんが、胸に抱いていたのは「板の上で生きていきたい」という、焦がれるような思いでした。
「好きなことをしなさい」の母の言葉に背中を押され
背中を押したのは、厳しくも常に応援してくれる母の言葉でした。
「好きなことをしなさい。私もそうしてきたしね」
――2016年の春、研究所を卒業して女優となりました。
この夏、7歳の時に初ステージを踏んだ舞台に、女優として舞い戻ります。
二つ返事で出演を決めた
『父と暮せば』は「平和を祈る演劇祭」で何度も上演されており、船場さんにとっても、長年、「いつか私も演じてみたい」と思い続けていた憧れの作品。話を持ち掛けられた時には、二つ返事で引き受けたといいます。
「自分の原点である演劇祭に、女優として立てることがうれしいです。私の新たな出発点だと思っています。
舞台の魅力は、観客との距離が近く、役者のエネルギーがダイレクトに伝わること。少しでも何かを感じてもらうきっかけになれば。
さまざまな作品に出演して、作品のすばらしさを伝えていける女優になっていきたいです」
◆ふなば・みお 1995年生まれ、西東京市出身。劇団青年座研究所40期卒。現在は劇団朋友に所属。
「父と暮らせば」公演
船場さん出演の舞台『父と暮せば』は、27日(金)・28日(金)に保谷こもれびホールで開かれる「平和を祈る演劇祭」にて上演(27日=午後5時40分~、28日=午後3時30分~開演。開場は30分前)。ほかにも、朗読劇「水色の空が消えた日~ヒロシマ・ナガサキ」、一人芝居「ムヒカさんとニワトリ」、船場さんの母が出演する音楽ライブ「Beyond Nine」の公演があります。チケットは1000円(2日間全演目共通/高校生以下500円)。同実行委員会主催。詳しくは大森さん(0422・55・0168)へ。
(※編集部注 イベントは終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)