街で見つけた、気になるあの店
西武沿線のコーヒーファンから熱烈な支持を受けているのが、ひばりヶ丘駅からほど近い場所にある自家焙煎のコーヒー豆専門店「ひばりこーひー」。コーヒー豆の焙煎やブレンドの技術を競う各コンテストで、ファイナリストに選出されてきた新見浩一さんが2009年にオープンしたお店です。
そんな新見さんが、中南米やアフリカなど、自ら世界中のコーヒー農園に足を運んで選んだ“スペシャルティコーヒー(コーヒー豆のグレードで特に品質の高いもの)”の豆を購入できるのが、同店の魅力の一つです。
こだわりを持つ一方で「豆は、こちらで挽いて提供することも可能です。それと、ハンドドリップが面倒な方は、コーヒーメーカーで淹れるのも手軽でいいですよ。それでも十分、おいしい豆を選んでいますから」と、新見さん。気軽なスタンスが、コーヒーファンの間口を広げるポイントになっています。
夏におすすめしたいのは、次の3種。
「ケニア キイ農園」(=写真左/200g¥2,000)
花の香りと、甘く滑らかな味わいが特徴。ピーチやクランベリーのような果実味が、長い余韻をもたらします。
「タンゴ 〜夏のブレンド〜」(=写真中央/250g¥1,500)
夏をイメージした、ひばりこーひーオリジナルブレンドの「タンゴ」。甘くまろやかな味わいと、フルーティな香りを味わえます。
「ソレイユ」(=写真右/5袋入¥1,500、3袋入¥1,000)
水出しコーヒーバッグの「ソレイユ」。1リットルの水に対してバッグ1袋を水に浸し、冷蔵庫で約12時間抽出すれば完成!
※1杯あたり8g前後が目安
ちなみに、各コーヒーは試飲可能です。コーヒーに疎い記者も、お茶代わりに1杯いただきまして、「セブンイレブンのコーヒーで十分おいしいと思っていたんですけど、とてもおいしいです。というか、苦手な酸味が全然気にならないです」と正直に話したところ、「セブンイレブンさんはすごいですよ。コーヒーに限らず、飲食物のレベルのスタンダードを引き上げていますから。そういう意味では、セブンイレブンさんは入り口ですね。でも、コーヒーってジャングルみたいなもので。私は、そのジャングルの案内人ですね。もっと奥を見たい・知りたいという方に、気軽に来ていただければうれしいです」と新見さん。
自分の住む町に、嗜(し)好品であるコーヒーの多様な選択肢があるというのは、とても幸せなことだと思います。特に、スペシャルティコーヒーは味・香りの幅が広く、豆の個性があるので、飲み比べる楽しさもあります。コーヒー好きな方へのギフトにもおすすめですよ。
<店舗情報>
042-425-7301
11:00〜19:00
月曜定休(※祝日の場合は翌火曜日が休業)
<取材記者の一言>
記者の石川です。
日頃、「コーヒーより紅茶派です」と言っている私ですが、ひばりこーひーさんのコーヒー、とってもおいしかったです。何より香りがよくって、取材中にも関わらず、リラックスしながら2杯もいただいてしまいました……!
ちなみに、店内にはこんなアイテムも。ひばりこーひーのスタッフがハンドメイドで仕立てたバッグです。コーヒー豆を出荷する麻袋が、ファッションアイテムになりました。夏は、白いシャツに合いそうですね!
(文・石川裕二)